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高校生は蛇になる  作者: sterl
四章 魔王生活
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23話 暴動魔王 決着

 ドラゴンが吠え、湖を跳び越えてくる。

翼も無いのに凄いな。


 ドラゴンは俺の目の前に着地した。

そして、そのまま爪で切り裂こうとしてくる。

俺はあえてそれを受けることにした。


 爪が俺の鱗に当たり、大きな音を撒き散らす。

しかし、爪が鱗を貫通することはなかった。

それどころか、傷をつけることすら出来なかった。

それもそのはず、俺とこいつとではステータスの差があまりにも大きすぎる。


 ドラゴンは、自分の攻撃が効かなかったことに驚きを隠せないようだ。

その隙に、俺は黒炎魔法の詠唱を始める。

使う魔法は、黒炎最上級魔法《デッドリーブラストファイヤ》と言い、命を焼き付くす魔法だ。

なぜこの魔法を選んだかと言うと、こいつが暴動魔王の能力を発動させる前に、速攻で倒した方がいいと思ったからだ。


 俺の周りに赤黒い魔方陣が展開される。

だが、このドラゴンには知性があまり無いらしく、ブレスを吐く、噛みつく、蹴るなど、俺に通用する攻撃を探しているようだ。


 しかし、魔方陣が7割程完成したとき、それは起きた。

ドラゴンの目が赤く光り、禍々しい瘴気を放ち始めた。

その瘴気に触れた草木は、瞬く間に枯れている。

まるで生気を吸いとられているかのようだ。

おそらく邪神ノ暴走を発動したのだろう。

しかし、そんな瘴気でも俺の鱗を破ることは出来ない。

そもそも闇の属性を持った瘴気では、俺の蛇皇帝の魔装には通用しない。


 しかし、そんなことはドラゴンにとっては関係ないらしい。

また爪などによる攻撃を始めた。

しかも、先ほどまでとは違い、その攻撃は確実に俺の鱗を剥がしていく。


 そして俺に少しずつダメージが通り始めたとき、魔方陣が完成した。


 魔方陣がより大きな輝きを放つ。

そして、辺りを黒色の炎が包み込んだ。


 耐性持ってないと自分が死ぬなこれ。

 そう思いつつ、炎が消えるのを待った。

そして、炎が消えた。

 ドラゴンは死んではいなかったが、全身黒焦げの焼きドラゴンに成っていた。

思っていたよりも威力が強かったが、それに耐えるドラゴンも凄かった。


 ドラゴンから出ていたわずかな瘴気が消え、地面に倒れた。


『暴動魔王クラフィスの討伐を確認。暴動魔王が技能魔王に吸収されました』


 どうやらドラゴンは死んだようだ。

フィートを迎えに行くか。



 こうして魔王同士の戦いは、技能魔王の勝利で終わったのであった。


 カヴァタにとってはただ黒炎魔法を使いたかったから使っただけだったのだが……。

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