6/23
彼女じゃないんだからね
努力はしてみるもんだ。
僕は、自分の家の自分の部屋で、箱庭を作っていた。
自分で言うのもなんだが、妙な世界、ができあがった。
ピンポーン。
約束の時間だ。
ヨーコが玄関にいた。
午後。
僕はカオリとデートしていた。
「ヨーコと付き合ってるの?」
「友達だよ」
カオリと別れたあと、ヨーコが待っている場所に行った。
笑顔でヨーコが待っていた。
「元気?」
「うん。ケンと一緒にいられるからね」
「付き合ってるわけじゃないんだよ?」
「わかってるよ」
ヨーコが笑った。
僕らは手をつないで街を歩いた。




