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悲しい気分
ヨーコと夕暮れの街を歩く。
「友達って、こと?」
僕は素直に疑問をぶつけてみることにした。
「そうかな…」
「いいの?」
「えっ?」
「僕、彼女いるわけだけど…」
「うん。いい」
僕らは手をつないで、なんとなく歩いた。
次の日、カオリは機嫌がよかった。
「どうしたの?」
「いいこと、あったんだ」
「どんな?」
「なんだかおいしかったの。朝ごはんが」
「母さん、特別なものでも作ってくれたの?」
「いつもとおんなじよ」
笑顔でカオリが答えた。
なんだか、悲しい気分になった。




