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彼女たち
高校。
カオリが声をかけてきた。
「ねえ、今日、どこか遊びにいかない?」
「えっ?だって、僕、フられたんだろ?」
「遊ぶくらいいいじゃない?イヤ?」
「…いいよ」
放課後。カオリと街をぶらつく。
「なんだか面白くなさそうね?」
「別に…」
先の方に、手を振る女の子がいた。
「ヨーコ…」
ファストフード。
僕ら三人は、テーブルを囲んだ。
「もう彼女、できちゃったんだ…」
「でも、ケン。もう自由なんだし…。あなたの方が変じゃない?」
…僕は、会話を進める二人の間で、頭を抱えるしかなかった。




