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彼女が消える時  作者: xjw
14/23

妄想

 高校からの帰り道を歩いていた。

 両横には、カオリとヨーコが浮いている。

 なあ、その状態、なんとかなんないのかよ!

「楽しいんだもん。この状態」

 カオリが言った。

「ケンもやればいいのに」

 僕はやだよ。


 ふと思った。

 僕はおかしいんだろうか?

 もともと、カオリもヨーコも存在してなくて、一人で妄想にふけってるんじゃないか?

 実際、誰も彼女たちのことを知らない。

「確かにそうかもね」

「私たちに構わない方がいいかも」


 …。

 両横を見る。

 カオリとヨーコが見える。

 …妄想、なんだろうか?


 僕は、ずっと彼女がいなくて、一人で妄想にふけってたんじゃないか?

「そーかもしんない」

 二人が笑った。


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