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とある昼休憩。

作者: 木の実
掲載日:2010/12/19

とある昼休憩。

友人のいない僕は一人隅で弁当を食べながらクラスメイトの観察をする。

女子の中で派手なかんじのグループが今日は騒がしい。見てみると、一人泣いている子がいる。彼氏と別れてしまったとかなんとか。そんな話を泣きながら周りに訴える。周りの友人たちは、同情して励まし、慰め、つられて泣く子さえいた。

なんとも気持ちの悪い光景だ。

女の子というものが分からない。

その行為にいったいなんの意味があるのだろう。


ふと。

そのグループの女子の中の一人と目が合う。

彼女は少しだけ。

誰にも気づかれないように。

僕だけにしか分からないように。


笑った。


そして両手で自分の顔を覆って。すぐに手を顔から離した。

その顔はとても悲しげで。

まるで人を気遣っているような。

そんな顔で。

再び泣いている友人を慰めた。


なんていうか。

女の子は大変だ。

そう、思った。

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