第44話 うんち花火!地雷糞と銀鎧サブロウ初披露、ヨシキ家賃取り立て、ニック尻マシンガン、眠れる黒猫ブゴブゴ&エンプリート200m落下!
エンプリートが意識を取り戻し始めた。「んん…ミコ?マオゼウ?」
「やっと目が覚めたかエンプリートさん」ミコが言った。「飛べる?」
エンプリートは気絶から回復したばかりでまだ混乱していた。周りを見ながら「何だあの大きな穴は?」
バチッ!バチバチッ!ミコが作った穴の周りで電気の火花が散った。
雪の粒が空から降り、冷たい風がニックの拠点の中に入り始めていた。
出口へ向かう廊下で、ヨシキは停電で立ち止まっていた。
パチパチッ。廊下を照らす蛍光灯が電力不足のように点滅していた。
パッ!一瞬消えた照明が再び点いた。
突然ニックがヨシキの前に現れた。
「やっと出てきたな、おい滞納してるアパートの家賃払えよ!」ヨシキがニックに怒って取り立てた。
「はあああ?俺はお前とアパートの契約なんてしたことねぇよ」ニックはヨシキの姿が変わっていることに気づかずに答えた。
「俺はヨシキだ、ごちゃごちゃ言わずにとぼけるな、今払えば生かしてやる」
「は?あのでぶのバアか?ふざけんなよ、あのでぶの老婆がこんな綺麗な女になるわけねぇだろ」
「悪いけどお前には興味ねぇよ、俺は2次元の女にしか興味ねぇんだ」
ヨシキがニックへ歩み寄ろうとした時、「おっと!何だこれ」停電した時に何か柔らかい茶色い物を踏んだ。
「はははは!地雷を踏んだな!」ニックが大声で笑った。
ヨシキは片方の眉を上げて困惑した。「は?これ糞じゃねぇか?」
「そうさ、それは爆発する糞だ、はははは」
「ことわざにもあるだろ、『本を表紙で判断するな』、糞を舐めるなよ!」ニックの顔には悔しさが見えた。
ヨシキはニックの警告を無視し、数百の糞地雷で要塞化されたニックに向かって走った。
ニックはポケットからUVライトを取り出した。彼は数百の糞をUV光で照らした。
「うんち花火!」
ドンッ!ドドンッ!ドドドンッ!UVに当たったニックの糞が連鎖爆発した。
ニックの糞の爆発の色とりどりは、夜の祭りの花火のようだった。綺麗だが臭いは…。
出口へ向かう廊下を濃い煙が満たした。まだ真っ直ぐに立っているシルエットがあった。
ヨシキはあの糞爆弾の爆発を食らったのにまだ立っていた。
煙が薄くなると、ヨシキはサブロウにもらった新しい戦闘鎧を着ていることが分かった。
銀色に輝き、軽く、強く、体にフィットしていた。今のスリムなヨシキにぴったりだった。
「サブロウ、結構いい鎧作るじゃねぇか」作る時間がギリギリだったので初めて試したヨシキが褒めた。
「ありえねぇ!俺が作った糞爆弾が全く効いてねぇ」
タッタッタッタッ!ニックの後ろで足音がした。ゴンドとチームがヨシキを助けるために戻ってきたのだ。
「ははっ!」ニックに卑劣なアイデアが浮かんだ。ニックは尻を突き出し、ゴンドのチームの方へ尻を向けた。
ポンッ!ポンッ!ポンッ!ポンッ!数十のニックの糞がゴンドのチームへ向かって飛んだ。
ヨシキが叫んだ。「危ないゴンドさん、あの糞に気をつけて!」
遅かった。ニックはすぐにその糞をUVライトで照らし、全て爆発した。ゴンドさんとチームは負傷した。
ニックはヨシキが相手にならないと知って逃げた。
「ちっ、くそっ!ニックへの借金取り立てを延期しなきゃならねぇ」ヨシキは彼ら全員を抱えて出口へ向かった。
「もしもしロジャリ先生、ストレージはあとどれくらいでここに着きますか?ゴンドさんとチームが怪我をして、すぐに治療が必要です」
「多分あと5分くらいだ」
ニックは地下へ走って行った。「ははは見てろよ偽ヨシキ、仕返ししてやる」
ドンドン!「おい起きろ怠け猫!お前の親父が俺に仕えろって言ったのを覚えてるだろ?」ニックは黒いシルエットの猫と呼ぶ存在を起こした。
赤い目が輝き、口はまだ眠そうにあくびをした。
エンプリートはミコとマオゼウを乗せ、ミコの攻撃でできた直径20mの大きな穴からニックの拠点の外へ飛んで行った。
エンプリートは10.8ノットでゆっくり飛んでいた。遠くでニックの拠点の穴の方からキラキラした一点の光が見えた。
ヒュッ!
ヒュウウウッ!ズバァッ!エンプリートの翼が水の形をした弾丸に貫通された。
エンプリートはバランスを失った。「ぐあっ俺の翼が!」
「きゃああああ」ミコ、マオゼウ、エンプリートは同時に叫びながら200mの高さから落下した。
44話更新しました。最後まで読んでいただきありがとうございます!
本日は簡潔なあとがきで失礼します。
実は今日、少し体調を崩してしまいまして……。そのため、今回の話はいつもよりクオリティが落ちてしまったかもしれません。申し訳ありません(笑)
明日は45話を更新予定です。いよいよ第1巻も完結間近となっております!
明日は体調を整えて、もっと良いものを書けるように頑張りますので、引き続きよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!




