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エピローグ

誰もいない夜の海岸。

ここの波打ち際を素足で歩いていた人影はない。

素足をくすぐる並みの感触を楽しむかのように、羽があるかのように、ステップでも踏んでいるかのように軽い足取りで歩いていた少女の顔を、誰も知らない。


岩に囲まれた小さな入り江。その奥にかつてあった洞窟。

20年ごとに、そこから流れ出る「呪い」。

そして、その「呪い」への犠牲となる、金の髪と金の瞳の持ち主。

それは、最後に、金と銀の犠牲を持って閉じられたのだった。


洞窟が…入り口が崩れ落ちたことで、島は大騒ぎになったが、これでもう20年ごとに見張り役の家系の人物が犠牲にならずにすむということで、皆は密かに喜んでいた


その「呪い」を封じ込めた最後の金の髪と瞳の持ち主はどうなったのか…

今回の見張り役は誰だったのだろう…

あえてそういう話はされなかった。

ただ、今回限りで洞窟のことも見張り役のことも、ただの伝説やおとぎ話に変わるのだろう…


そういえば、今年、一人の少女が本土の青年と恋に落ち、彼女の両親の許可をもらい移り住んだらしい。



彼女は青年の実家のアラス家の庇護を受け、聖騎士となるべく精進しているアラス家三男の隣で幸せそうに微笑んでいる。



・・・・・


「レウリオのお父様にご挨拶って話だったはずなのに、何故そのま移住することに…」

「次兄が歴史研究していて、話を聞きたいんだとさ」

「だからといって、そのまま私が住み着くのはどうかと思うんだけど……」

渋るサナにレウリオはしれっと

「娶る相手連れて行くって言ったら、部屋と家どっちが欲しい?と聞かれたから、とりあえず部屋って答えたためだな」

「それ私、何も聞かれてない……」

「ああ、君にはまだ言ってないからな、今言ったから良いだろ」

と笑う。

ああ、もう…と頭を抱える羽目になっているが、まあこれからもこんな感じなのだろう。




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