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公爵令嬢の矜持  作者: 大介
第3章 王立学園3年生

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閑話 クラウス 初恋に暴走する男

エイリーと会う機会を増やす。

俺がこの学園にいる理由はエイリーと会うだけだ。


今年の学園の終わりは国に帰って兄貴と作戦を練るべきか?

でもエイリーに会えなくなるのは辛いな。


生徒会役員の件もアンジェに邪魔されたし。

あいつもそろそろ恋する年頃だろうに空気を読めっての…。


それにしても第1回討論会やっちまったか?

少し熱が入ってしまった。


まぁ、この国を滅ぼすのは確定だ。

食糧難で滅ぼすのは公爵家の流儀に反するからな。


俺とエイリーの未来の為だ。

何とか良い案を考えよう。


それにしても、休憩中に教師が持ってきたお茶を飲んだエイリーが倒れた。

その場で教師を殺さなかったのはアンジェが殺さなかったからだ。


恐らく、アンジェには考えがあるのだろうが良く我慢したな。

少し変わったか?


倒れたエイリーを俺に任せたのはアンジェにしては良い判断だ。

エイリーに毒を盛らせなかったのは流石としか言いようが無い。


これだから公爵家は怖い。

アンジェは特に悪意や害意に敏感だ。


不意打ちはまず無理だろう。


それに公爵家の武力はシップ王国、フート王国の両国の中で最強だ。

クレアが鍛え過ぎているという点もあるが、皆、公爵家が好きだからだろう忠誠心が異様に高い。

自分の命が尽きるまで絶対に最期まで戦い抜く。


敵対したくない相手だな。

契約もあるし絶対に敵対しないけどな。


エイリーをおぶった。

あー、背中に俺の全神経が集まっているようだ。

良い匂いが鼻をくすぐる。


アンジェから安心だと聞いてから、この幸せな時間が続けば良いのにと思った。


部屋に戻ってからアンジェは早速動き出すみたいだが…。

まさか俺とエイリーにお茶を勧めるだと?


エイリーを襲われた怒りで遂におかしくなったかと心配になるほどだがナイス判断だ!

まぁ、俺が近くにいる方がエイリーが安全だという考えだろうけどな。


ここは紳士的に対応しよう。

「エイリー大丈夫か?極度の緊張で疲れていると思うからゆっくり休め」

「ありがとうございます、クラウス様」


やはり元気が無い。

この国を滅ぼす理由が1つ増えたな。

「アンジェが無茶をしないか心配なのですが…」


無茶か…。

子供の頃から無茶しかしてないな。


「エイリーがここにいるんだ、絶対に無茶はしない。アンジェはエイリーを一番に考えているから必ずここに戻ってくる」

「ありがとうございます。クラウス様の言葉で安心しました」


ああ、エイリーの笑顔が素敵すぎる。

もう毎年、絵師を読んで姿絵を残すべきじゃないのか…?

年々、綺麗になっていく。


絶対残して飾るべきだ。(俺の部屋に)


ああ、もうアンジェが戻って来た。

もっとゆっくり捜査して来いよ。


本当に、こういう時は優秀すぎるんだよ。

俺達の未来にもその優秀さで協力しろ。


結局アンジェは教頭を粛正しただけだった。

やはり変わったか?


エイリーに浄化されているに違いない。

その気持ちは良く分かる。


この国の貴族はなぜ浄化されない?

腐りすぎると効果が薄いのか?


それにしてもだ。

アンジェのやつ面会謝絶にしやがった。

俺の生きがいに会えない授業なんて受けても仕方が無いだろうが。


本当に気が利かないな。


まぁいい。

俺は2人の未来の為に、この国の滅亡計画を考えるか。


第2回討論会でようやく会えた。

久しぶりに会ったら後ろから光が指しているようだった。


眩しい。

女神に会ったのかと思ったぜ。


それにしても、この討論会は面白いな。

使える情報が沸いて出てくるようだ。


思いついた悪巧みを実行できるか従僕に確認する。

「アヒム、王妃に極秘の手紙を出す事は可能か?」

「この国なら多少お金を握らせれば可能かと」


それくらいなら後で兄貴に謝れば許してもらえるだろう。

「フート王国が掴んだ極秘情報として手紙を出して欲しい。内容は多くの貴族が団結して孤児を第2王子として表舞台に立てるつもりらしいと」


アヒムは困った顔をしている。

「それって噂をさらに拡大していませんか?」


俺は笑った。

「大丈夫だ、恐らく第2王子がいるという噂を出したのもその貴族達に違いない。1つの家では限界があるから、ある程度の家は関わっているはずだ。完全な嘘じゃないしどうせ滅ぼすんだ。問題ないだろ?」

「まぁ、問題ありませんが私まで怒られないようにして下さいね」


「それは大丈夫だ。どうせ俺だけ怒られる。頼んだぞ」

「かしこまりました」


エイリーとの未来の為に俺は走り続ける。

邪魔する小石は弾き飛ばすぜ。

彼は走り続けます。なぜなら恋を知ってしまったからです。

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