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公爵令嬢の矜持  作者: 大介
第2章 王立学園2年生

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閑話 ブレンダ お嬢様との出会い

私の育った場所はとても貧しい村だった。

ベティとはお隣さんだ。


どうしてこんなに貧しいのか母に聞くと領主である貴族への納税が大変らしい。

一生懸命畑を耕しても食べ物をほとんど持っていかれる。

家族3人なんとか生きて行けるだけの量しか残らなかった。


貴族なんて皆いなくなれば良いのに。

いつも偉そうにしてて、私達の食べ物を奪うだけ。

だけど何もしてくれない。


何で私たちは貴族に食べ物を持っていかれるか母に尋ねたら殺されるからだって。

街の中央で殺されている人は納税が足りない人達なんだって。


じゃあ、その貴族を殺しちゃえば良いのにと思った。

きっと私がおかしいのは目の前で人の死を見過ぎたせいだと思う。


14歳になった頃ベティと私の存在をしった奴隷商人が貴族に何か言ったらしい。

突然、納税する量が増えて食べていけなくなり私達の両親は貴族に殺された。


私達は必死に奴隷商人から逃げた。


世間話をするようにベティに聞いた。

「ねぇベティ、逃げ続ける何て大変だから殺しちゃおうよ」


ベティは何か考えているのか、少し間を置いてから

「そうね、お金も持っていると思うし殺そう」


追手の男を殺すのは簡単。

男達は私達を捕まえようとするときに犯そうとするから。

わざと1人に追い詰められたように演出する必要があるけどたくさん殺したから慣れた。


捕まった振りして股間に包丁を刺す。

その後、悶絶している所を首に包丁を刺す。


何回か危ない目にもあったけどみんな殺した。

追われている女は弱いと思っているから反撃されるなんて考えてもいない。


それよりベティは綺麗な髪をしているのに何故か黒く染めてる。

「ベティ、何で髪の毛染めてるの?」


ベティは呆れたように私に言った。

「私の髪は目立つでしょ。指名手配されてもバレないように染めてるの」


ベティはそう言って髪を黒く染めた後、奴隷商人を殺した。

殺した後に「これで私達も指名手配犯だ」と呟いた。


私はいつもの調子で言った。

「指名手配する奴もみんな殺しちゃえば良いじゃん」


ベティはまた呆れたように私に言った。

「そうしたら多くの貴族を殺す事になるよ」


貴族を殺す事になるなら大助かりじゃない。

「ベティ、貴族を殺せば生活が楽になるから良いじゃない」


ベティは少しうんざりしたように答えた。

「ならないわよ。別の貴族がやってきて同じ事をするだけ」


やっぱり貴族はろくなもんじゃないや。

でも生活を楽にする為には貴族を殺さないと駄目なんだよね。

「ベティ、この生活を続ける?」


ベティはかなり悩んでいるようだ。

「どうせいつか逆に殺されるんだから、いっそのこと貴族を殺して大金を奪おう」


どうせ殺すんだから親を殺した貴族を殺そう。

私たちはチャンスが来るまで木陰で隠れているつもりだった。


木陰で隠れていると綺麗な馬車と大勢の騎士が止まった。

そして、すごい威圧感を持った剣を携えた女性と5歳位の女の子が馬車から降りてきた。

(ベティ、流石にあんなに小さな女の子は殺せないよ)

(分かってるわよ。少し様子を見ましょう)


木陰に身を潜めていると、女の子が何もいないと思われる場所に声をかけた。

「そこに2人いるでしょ?出て来なさい」


私達は心臓がバクバクだったと思う。

その後、女性が「早く出て来なさい。さもなくば斬り捨てます」と告げた。


私は本能で理解したんだと思う。

「ベティ、もう無理だね」


ベティも思う所があったのだろう。

「無理だね。とても勝ち目が無いし逃げられ無い」


私達は木陰から姿を現した。

すると女性が声をかけてきた。

「2人で何をしようとしていたのかしら?」


私はバカだから素直に答えた。

「ここに住んでいる貴族を殺しに来た」

(ブレンダのバカー)


やっぱり指名手配でもされていたのだろうか?

女性が「最近、奴隷商人を殺しているのも貴方達?」と告げた。


私は本当にバカだから素直に答えた。

「追手の男も含めて何人も殺したよ。数は覚えてないや」

(ブレンダの大バカー)


女性は「そうか」と告げた後「せっかくだから貴方達もそこで見ていなさい」と言われ、何があるのだろうか不安だったが言われた通りにした。


私は女の子から目が離せなくなっていた(天使みたいだ)


もう1人、普通の侍女みたいな人が馬車から降りてきて貴族の館に入っていき執事に話をしていた。

するとブクブクに太った気持ち悪い男が慌てて走ってきて女の子の前に跪いた。

「ここでは何ですので、屋敷の中でお話をしませんか?」


すると女の子は「必要ありません」と、いつの間にか手に持っていた短剣で男の首を切り裂いた。

その後、騎士たちが屋敷の中にいた住人を全て捕らえた。


中には奴隷だった人もいたみたいで何かを話していた。

何を言っているのかな?


皆と話し終えたのだろう。

女の子はこちらに歩いてきて予想外の事を告げた。


「貴方達、私の侍女になりませんか?」

「はい、なります」

(ブレンダー、即答しすぎー)


女の子は笑うと「大変だと思うけど、努力して下さいね」と言った。


「私が鍛えて立派な侍女にしてあげましょう」

剣を携えた女性に言われたけど私は嬉しさでいっぱいだった。


「ベティ、あの子の侍女になれるよ。ラッキーだったね」


私の言葉を聞いてベティはため息を吐いた。

「あんたの性格がうらやましいよ。まぁラッキーだとは思うけどね」


女の子の名前はアンジェリカといって、貴族で一番偉い公爵家の令嬢だった。

私の嫌いな貴族だったけど、公爵家の人達は好きになった。


剣を携えた女性はクレアという物凄い強い人で、毎日ボコボコにされた。

アンジェリカ様も一緒に訓練しているから楽しかったけどね。


私達は別メニューで侍女としての仕事を覚える事になったけど、アンジェリカ様の為なら頑張れた。

「ブレンダ、美味しいお茶をお願いね」

「お任せ下さい」(天使のお願い)


いつもの何気無いやり取りが私の最高の幸せです。

ブレンダの完全な一目惚れです。

アンジェリカ様のいつもと違う一面も出せたと思います。

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