鉄2
え。まじで、やばい。
そう若々しい言葉がどんどん頭の中から出てきていた。私。
そんなパニック状態の私などどうでもいいかの如く、話を続ける社長。
「僕の後任として社長になってくれる人を紹介する。入りたまえ。」
ガチャ
そこに入ってきたのは、言い表すならこの世の芸術..オタク女子なら100度見必須。
眼鏡黒髪サラサライケのメン男。
略してメガイケ。
私は一目見てこう思った
あーむかつく。
「藤本 奏汰です。皆さんとは明るく仲良く実績のある会社を作っていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。」
「では、発表は以上だ。みんな仕事に戻りたまえ。晴風くん!」
結「はい。」
「藤本くんに社内を案内してやってくれ。よろしく。僕は色々と書類があるから。」
私は物凄く顔に出やすいタイプだ。とっさに嫌な顔をしないように口を押さえて頷いた。
「ではこちらへどうぞ。」
案内は着々と進んでいった。元々新入社員にも同じようなことをしていたので慣れていた。
ここで、最後だ。
私は屋上を案内した。
結「ここは、屋上です。昼食など皆さんよくここにくるみたいですよ。風邪も気持ち良いので今度是非。」
「へぇー。いいですね!晴風さんもよく来るんですか?」
結「いえ、来ません。」
「ええ、じゃあなんで案内したんですか?屋上なんて、仕事で使わないし。。」
結「皆さんいつも来ているみたいですし、私は社内を案内しろと言われたので。一応。」
「じゃあ!ここで、今度二人で飯どうでッ」
結「結構です。」
「まだいいおわってない、まあ。いいか。これからは仕事の仲間として仲良くしていくわけだし。なんかあったら言ってくださいね。」
結「別に頼ることはないと思います。私に頼らないように頑張って下さい。社長。」
そう捨て台詞のように冷たい言葉を吐いて引き離すように階段をかけ降りていった。
転んで擦りむいたがこれを勲章と呼ぶことにした。
2話読んで下さりありがとうございます。
新しい靴が欲しいです。
次回もよろしくお願いします