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「この首輪にどんな機能が隠されているかは知らないけど、アリシアがそんな変態的だとは思わなかったよ。」
「私に対してそんな発言をするだなんて、まだ奴隷としての自覚が足りないっていうの?」
「僕は別にそんな性癖は無いから少しは自重してくれないかな。」
「私にだって弱者をいたぶる趣味は無いわよ。私じゃ嫌だっていうの?」
「ん?」
何かかなり変な感覚を抱いたのだが、まさかこいつは・・。
「アリシア、いくらチャレンジ精神旺盛だからって人を性奴隷にするのはよくない。」
蹴られた。
生足による綺麗なキックだったので、かなりほほえまし事になっている。
「一体どういう見方したら性奴隷になるのよこのアホ!」
「くっ・・。」
パンツが白だったのは今発言していいのだろうか。
「いや。ミーアといいモニカといい、人に対する扱いが酷すぎるんじゃないか?」
「ふーん。そんなに私にキスされた事が気に食わないの?ミーアの方がいいっていうわけ?」
「そうじゃない。」
我ながら、もしこの場合アリシア側に立って居たら気持ち悪いとは思うが。
しかし、この場合は意地だ。
「大体、ミーアだってどこまで本気か分からないだろ。あいつだって獣人なんだから、アリシアの言う通り実の兄貴とやばいことしていたかもしれないぜ?」
「そ、それは・・。」
アリシアが黙ってしまったが、そもそもミーアに対して別にそこまで疑念は払っていない。
「あの猫耳だって少しは欲情したりするものね。自分の家族に似た人間を5人や6人は襲うかもしれないけど。」
「いや、本当に襲ってしまった事例とかは聞きたくないんだけどさ。」
「そんな事例は聞いてないけど。もしもって事もあるし、もしかしてナガト・・私と一線超えたいの?」
「何でそういう話になるんだ・・?」
こんな夜中に一体女の子とどういう話をしているのか、訳が分からなくなってきた。
実はアリシアもかなり疲れていて、今現在物凄く恥ずかしい言動を平気でするようになっているのかもしれない。
「別に私は男性経験とかないもの。殴った数は多いけれど、恋愛経験はゼロよ。」
殴った数は一体どれぐらいなんだろうか。
確かに、そういう人は恋愛などすぐにはできないかもしれない。
「えっと。ん?でもエクレールだって性知識ゼロだろ?」
「わ、私とあの馬鹿を一緒にしないでくれる!?」
駄目らしい。
「そう。つまり、そこでエクレールを持ち出すのは彼女みたいな女の子が好きだってことなの?」
「あいつに砲撃されたくないから今以上は言わないけど、そもそもそんな接点は一度も無いよ。」
大体、エクレールの場合やはりアリシアの方が僕よりも認識が強いだろうし。
「ナガト、恋愛とかしたことあるの?」
「そんな怖いことできるわけないだろ?こう見えて臆病だから、そういうのは無しなんだ。」
「そう。じゃぁ、私の場合はどうしたらいいのかしら。ナガトに対して裸は見せるし、強引に押し倒してキスしたでしょう?」
「アリシアはミーアの事が嫌いなのか?」
「さぁ。好きか嫌いかなんて、そんな事は考えてなかったけど。ある意味、貴方が取られるのが嫌だったからかもね。」
「そうか。じゃぁ、僕はこれで失礼す」
突然アリシアにおすわりさせられた。強制的に地面にこすりつけられるような動作になるから、毎回痛すぎる。
「勝手に帰らないでくれる?これから先どうするかをまだ話してないじゃない。」
「明日にしないか?」
「その明日に貴方を訓練しておかないと、今までの貴方の失礼な言動を矯正する必要だってあるだろうし。」
「えっと。つまりアリシアは一体僕にどう思っているんだ?」
「うーん・・犬?」
「犬・・。」
つまり、アリシアはそういう意味ではやはり変態だったと感じられる。




