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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約7年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

地獄百景 第5話 薬毒地獄

作者:倉本保志
Kは、近辺から、漂う異臭にレトロな懐かしさを覚えていた。まだ、子供のころ住んでいた街の臭い・・・
そこには、レトロとはかけ離れた、ごく最近の大惨事の元凶にかかわる罪人の拷問が、行われている。
前の拷問場と同じように最初は、その様子を、あまり気分よく見ていなかったKであるが、なぜだか
そこに妙にはまり込んでいる自分がいることに気づいてしまう。
罪人に対して沸き起こる憎悪、かつての地獄で、このような心境になったことはない。
「一体これはどういうことなのか・・・」
「まさか、身内がこの罪人のした、罪にかかわっているというのか・・・
心を翻弄されるKではあったが、その罪人がいったい誰なのか、知りえることはなかった。
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