表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/19

部屋の中で……

年頃の男女が二人きりになります。

 しばらくすると部屋についた。

 部屋は父さんと母さんで一部屋、俺と美咲は別で一部屋ずつ出された。

 美咲は起きる気配もなかったので、騎士の方がベッドに寝かせたと言っていた。


「それでは、何かございましたら私かあちらのフェルトにお申し付けください」


 彼女たちは礼をすると部屋の外へと出た。

 離れていった様子もないし、気配がうっすらと感じ取れる。扉の向こうで立っているのだろう。


 逃げないようにするための見張りでないことを、祈るばかりだ。


 さて、さっそくなにが出来るのか確認しないとな。


 俺はそう考えて、ノーパソとスマホを取り出した時だった。


コンコン


 部屋の扉が叩かれる音がした。


「はい」


 今鞄から出したものを戻しながら、返事をする。


「ソフィアと申します。中に入ってもよろしいでしょうか」


 女性、いや、少女の声がした。


「大丈夫ですよ」

「失礼します」


 そう言って中に入ってきたのは、十五を過ぎたくらいかと思われる少女だった。


 というか美少女だった。


 およそ150センチくらいの身長にスレンダーな体系、髪はブロンドで腰のあたりまで伸びている。服装は落ち着いているが、俺のような素人でも一目でいいものだとわかる服だった。


 もしやこんな少女に色仕掛けでもさせる気じゃあるまいな。


 そんな考えが浮かんだ。


「改めまして、私はソフィア・メラリア・ギリングです。気楽にソフィとお呼びください」

「ギリングってことは……」


 西洋風の名付け方なら、ラストネームはファミリーネームつまり苗字だったはずだ。


「はい。この国の王、ベル・ジェイン・ギリングの娘です。この国の王女ではありますが、継承権もかなり低いため、普通に接していただけると助かります」


 やはりか。それに、継承権が低いという事は、おおよそどこかの貴族に嫁がされるのだろう。もしくは有力な人物を拘束するために使うか、といったところか。


 俺は警戒を強めた。


「そういうなら、話し方は崩させてもらうが、どうしてここに来た?」


 彼女は少し残念そうに微笑んだ。


「そんなに警戒しないでください。命令で来ているわけではありません」

「だったらなぜだ」


 スマホのロックを解除して、録音機能を起動させるとともに、鞄から万能ナイフとタオルを取り出した。

皆さんこんにちはyoshikeiです。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。


ん? エロい描写が入るとでも思った?

異世界に来て初日でそこまで行くわけが……


今後ともよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ