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家族で出かけることになりました

ここからが本編です(今までのは一体……)

 先週の金曜日に買った小説を読み返していると、


「お兄ちゃん、そろそろ出るって」


 妹がそういった。


「ああ、わかった」


 そう返事をして椅子から立ち上がる。

 今日は家族で外出することになっている。

 場所は普通のショッピングモールだが、いろいろな店が入っているため、退屈することが少ない。

 俺は外出用の鞄を持つと、部屋を出た。


 余談だが、この外出用の鞄にはいろいろなものが入っている。

 非常食からモバイルバッテリー、ノーパソ、充電器、懐中電灯や万能ナイフ等どこに行く気だと思われるかもしれないが、なにかあった時のために備えることは重要だと思いこんな大荷物を背負って歩いている。

 そのおかげか、最近は運動部にも負けない体力がついてきたようにも思う。

 玄関前にはちょうど家を出るところだったようで、家族全員が集まることになった。


 四人も集まると少し窮屈だったが、すぐに移動するから大丈夫だろう。

 母さんが玄関のドアを開ける。ガチャ、と音が鳴った。


 俺はその音に少しばかり違和感を覚えたが、さすがに気にしすぎだろうと思い、すぐに意識から除外した。

 家の外は日が強く、中から見るのは少しつらい。だが、今日はいつもより少しだけ、日が強いようだ。

 そんなことを考えながらドアをくぐると、


  俺たちは見知らぬ場所にいた。

 

 周りを見ると、全身甲冑やメイド、ローブを着た人。

 そして俺たちのいる場所から一段上に、両隣に人を立たせ、無駄に豪華な装飾の施された衣装に身を包んでいる威厳のありそうなオッサンが座っていた。


 とっさに歩いてきた方向を見るが、この部屋の扉があるだけで、俺たちのもといた場所に戻ることは出来なさそうだ。


 建物は、いかにもイギリスなどに建っている城と、同じような作りに見えた。

 後ろには私服に身を包んだ父さんと母さん、美咲がボケっとして立っている。

 俺は脳をフル回転させ、状況の整理をする。


 出てきた答えは、家族全員での「異世界召喚」だった。


こういう場合って、一番偉そうな人が国王で「この世界を救ってくれ」とか言い出すパターンが多いよな


 最近は複数人で召喚されると、誰かが外れ職だったり、一人の勇者に巻き込まれたとかの展開がある。

 だが、それは勇者がいる場合だ。ランダムで召喚している可能性を否定することはできないし、ただの労働力として召喚することだってあり得るかもしれない。


 もしくはこれが宇宙人や未来人、超能力者の可能性だって、完全に否定することは不可能だ。

 だが、突然の集団転移。現代と比べいかにも技術レベルが低そうな空間、身なり。ローブを纏った人の持っている杖。

 それらを考えると、異世界召喚という線が一番濃厚だった。


 ドアを開けた時の音、いつもより強かった日の光。それらの違和感が解消され、完全に繋がった。


  あのドアが異世界と繋げられたってことか。

みなさんこんにちはyoshikeiです。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。


さて、やっと異世界に転移しました。

本編に入るまでが長すぎですね。すみません


今後ともよろしくお願いします


次回はこの後すぐ!

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