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壊してしまった物は直さないと

 俺は鞄から何種類かのビー玉、財布から一円玉を取り出した。


 勝手に硬貨を変形させることは法律で禁止されているが、ここは異世界だ。日本の法律は通用しないだろうし、そもそもこれが使えるとは思えない。


「それはもしや銀の?」

「いやいや、そんな大層な物じゃない」

「では、鉛や鉄でしょうか」

「いや、これはアルミだよ。アルミニウム。知らないのか?」

「ええ。聞いたことのない金属です」


 実際アルミニウムが金属として知られたのは1800年代の事だから、知らないとしても無理はない。


「軽くて錆びにくい銀って思えばいいよ。俺たちの世界でも軽銀なんて名前もあったくらいだから」

「それってかなりすごいじゃないですか!」

「いやいや、強度が足りないんだよ。かなり柔らかいんだ。だから、武器には使えないと思う」

「十分です。庶民の食器は大半が木製ですし、調理器具も……」

「あ、それもやめたほうが良い」


 実はアルミニウムは融点が六百度と低いため、調理中に有害物質が出てくるらしいのだ。海外ではアルミ鍋などはすでに規制されている。

 直に加熱する必要のないフォークやスプーンならまだしも、鍋にするのはやめたほうが良い。という事を伝えた。


「簡単に加工できる反面、体に悪いものが出てしまうなんて……」

「まあ、ネックレスとかなら問題ないと思うよ。有害物質が出るほど高温になることはないだろうから。ちなみに、金属アレルギーとかはないよな?」

「?金属アレルギー??」


 彼女は首を傾げた。


「えっと、金属に触れている場所が湿疹を起こすこと、か?」

「あ、はい。それなら大丈夫です」

「ならよし」


 俺はどんな形にしようかと少し考えると、


『フォームチェンジ』


 魔術を発動させた。

みなさんこんにちはyoshikeiです。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。


はい。壊したネックレスを直す回です。

ちなみに、実際に日本の法律で"硬貨を勝手に作り替えることは禁止"されています。

また、アルミ鍋などは直接加熱すると人体に有害な物質を出すという事で、本当に海外では規制がかかっています。

アルミは軽く、加工しやすく、熱伝導もいいため、調理器具としては優秀だったのですが、有害物質を出すので使えない。とても残念ですね。


今後ともよろしくお願いします。


そろそろ投稿スピードを落とします

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