第一章 始まり
僕は知った、この世に神様などいないことをー。
春 天希14歳ー。
天希 「いってきまーす。」
鞄を持ち元気に走り出した。朝いつも通りに葵坂を上って、交差点を右に回って、そのまま真っ直ぐ行けば学校がある、どこからどう見ても普通の中学生だ。だが僕は他とは違う、あるものが僕の普通を邪魔しているのだ、そうこうしているうちに中学校が見えてきた、校門に近づいたとき、見覚えがある少女を見つけた、
天希 「おーい‼燈鞠ー」
燈鞠 「あっ天希おはよう♪」
彼女の名前は燈鞠、俺の幼馴染だ、幼稚園の頃からずっと一緒で、もはや兄弟といっても過言ではない。
ちなみに俺の親と彼女の親はとっても仲良しで、よくキャンプやら海やら一緒にいった。
天希 「おはようじゃねーよ、お前早くDVD返せよ」
燈鞠 「ごめんてば、見る暇なくてまだ見てないの」
天希 「ったく、早く見て返せよなー」
と言いかけた時、頭痛が走った、『なっ‼こっこんな時に‼』と思ってる間にも頭痛で頭が破壊されそうになっていた、『やばい、入れ替わっちまう‼』そんなとき声が聞こえた。
燈鞠 「だいじょう?天希」 っと体に触れられかけてとっさに、
天希 「ふっふれるな‼」
燈鞠 「触れるなとは何よ~!?ちょっと顔色悪いわよ‼保健室に行ったほうがー。」
天希 「いいからは、早く行け!じゃないと俺が俺でなくなる!」
天希 「う、うわぁぁぁぁ!!」