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闇のサンタ
クリスマスイブの夕方
街を歩いているとケーキを買おうと必死になる人々やフライドチキンを買おうと必死になっている人々が殺気だって道を歩いている
実に殺伐とした雰囲気だ
クリスマスとはこんなだったか?
既に事前に買ってあるから今買う必要もない
詩月と彩唯月に渡すプレゼントも購入済み
ツリーは組み立てて家の中で点灯している
「あ」
「え?」
サンタクロースの格好をした女子に声をかけられた
小鳥遊月音だ
「どうも」
「ああ、こんばんは」
サンタクロースの格好だが色は赤と白ではなく黒と赤だ。
「サンタ…かな?、それは」
「不幸を届けるブラックサンタよ」
なるほど、よく分からないが通常の幸せプレゼントを届けるサンタとは違うバージョンなんだろう
「メリークリスマス!」
「ああ、メリークリスマス」
いや、まだ早いが
「コーヒーでも飲む?」
「はい」
そしてコーヒーショップへ
甘いコーヒーを飲みながらケーキもまた食べる月音
「ごちそうさまでした」
「ああ、また」
満足気な表情の月音に別れを告げて家に帰った




