バンザイするパンダ
「おじさん、じゃーん」
「お、宝くじ」
宝くじの券を広げて詩月がニヤニヤする
どうやらまた当たったようだ
「今度は幾ら当たったんだ?」
「1000万」
「おいぃぃ!?」
番号を調べて確かに1000万当たっている
ここまで来るともうじき1億とか当ててきそうだ
「本当に凄いな詩月は」
「褒めて褒めて、もっと褒めて」
褒めながら頭を撫でると詩月は喜ぶ
何か本当に父親になった気分だ
登の年齢なら詩月ぐらいの娘がいても不思議ではない
「庭にレッサーパンダがいます」
「え?、何で?」
彩唯月に引っ張られ庭にいくとバンザイしているちっこいのがいた
「レッサーパンダ?」
「レッサーパンダです」
名前は知っているが実物は初めて見た
「なんでバンザイしているんだ?」
「威嚇ですね」
「ああ、そう」
威嚇らしいが可愛らしい風貌で全く迫力がない
「なんでここに?、また動物園から逃げたのかな?」
「それらしい情報はないよ」
スマホ片手に詩月が言う
「そう言えばジャイアントパンダの親戚だっけ?」
彩唯月に聞く
「パンダと付いていますがレッサーパンダは食肉目レッサーパンダ科でジャイアントパンダは食肉目クマ科で近縁ではないですね」
「あ、そう…」
「ちなみにパンダというとレッサーパンダが最初にパンダと呼ばれていましたが、後に発見されたジャイアントパンダがパンダの名称で親しまれるようになったようです」
「へー」
レッサーパンダは威嚇をやめて近寄ってきた
というかこれはまた警察を呼ぶしかない
そろそろまたこいつかという目で見られるかもだが




