詩月の特訓
浅見詩月11歳
少し前から登の家に住み着いている
料理は得意だが掃除や整理整頓が下手
部屋の中は散らかり放題だったが杠葉彩唯月か来てからは掃除は彩唯月が引き受けている
今では詩月の部屋もキチンと掃除され整理整頓もされている
しかし詩月の力ではないため掃除の特訓である
「だるい〜」
「だめだ」
「ちょっと休憩〜」
「だめだ」
少しすれば休憩を挟みたがる詩月に登は鬼監督ぶりを見せる
料理は何か器用に色々と作れるのだが掃除は下手だ
そして食器類の洗い物も苦手であり食べ終えた後は彩唯月がやっている
別にそれでも役割分担的に回っているのだが、自分の部屋ぐらいは自分で片付けるべきである
今やらせているのは自分の部屋の片付けや洗濯した自分の服や下着を畳んで仕舞うという特訓
何せ洗った衣服も隅っこに畳まず山盛りにして放置してあるからだ
「自分の部屋ぐらい片付けられないとダメだぞ」
「うー、私が片付けをやるとロクな事が起こらないんだよねー」
「そんな訳あるか」
とにかくブツブツ言う詩月を叱咤激励し片付けてさせる
何とか見事に片付いた
「やればできるじゃないか」
「うー」
フラフラになりながらも部屋の片付けをやり終えた詩月
満更でもなさそうだ
「お疲れ様です」
彩唯月がジュースを持って部屋にきた
「ありがとー」
疲れ切った詩月は勢いよくジュースを飲み干す
「見事に片付きましたねー」
「ああ、詩月もやればできるんだ」
「ふふん」
勝ち誇ったような詩月の顔
その瞬間地震がきた
「うわ!」
「きゃ!」
「ひ!」
相当な揺れだ
とにかく机やテーブルの下に避難する
やがて収まった
「あーあ」
せっかく片付けたのに本棚の本から収納ボックスから倒れてメチャクチャだ
「やっばり私が掃除するとロクな事が起こらないのよねー」
という訳で詩月の部屋は彩唯月が引き続き掃除する事になった




