生徒会役員様達とのティータイム
お読み下さりありがとうございます。寒くなってきましたね。
ん?あれ?なんだか見た光景だな。
あそこにキラキラ光って見えるのはもしかして…
「レオナルド様?」その後ろにプラムも立っている。
「やぁ、カイリ。」
「何故?」
ここ平民棟なんですけど。
「いや、殿下がどうもこちらの棟に興味があらせられるそうなのでプラムと私と殿下だけで来てしまいました。ご迷惑おかけします。」
シエンは今日もメガネが光っている。
「はぁ。」忙しくないのかな?
その時平民棟のカフェの入口からゾロゾロと3人入ってきた。
「おーい、カイリ!待たせたな!」とナギサはこちらに手を振っている。
「少し遅れま…!?」とこちらを向いてレオナルド様を見て目を見開いて固まってしまったのはゾーイ。
「…」トンボはちょこんと開いた手をこちらに向けて控えめに挨拶している。
まぁ驚くよね。
「あれ?貴族科?」というナギサの声にいち早く反応したゾーイが慌てて視線をナギサに向けて「ばっ(か)!」と小さく叫ぶとすかさずトンボがナギサの口を手で塞いだ。塞がってない左手をこちらに向けてサムズアップしている。
入口に固まって3人でごにょごにょ話しているとシエン様が動いた。
「そちらはカイリ君の御学友の方々でしょうか。もしやお邪魔いたしましたか?」とこちらと向こうを交互に見ている。
実は先日教室でゾーイと話している時に王都にある可愛い雑貨屋やオシャレなカフェの話題になり、それなら今度冬休み始めにチームのみんなで遊ぼうと話していた。事が片付いて無いと行けないけども…
それから直ぐナギサが試験勉強を手伝って!と涙目で寄って来たのでそれなら1度色々話して決めようという流れになり、今日カフェで待ち合わせしていたのだ。チームワークは大事なのでトンボも一緒だ。
「はい。少し今後の予定を詰める予定でして…」
「なんだよ、予定を詰める予定って…」とナギサが突っ込んでくる。
「ふふっ、私も言ってて変だと思った。」
「それは失礼いたしました。皆さんこちらへどうぞ」と3人をレオナルド様が座っている席へと案内する。 カイリ君も、と椅子を指されると座るしかない。
プラムは相変わらずレオナルド様の斜め後ろに立って周囲を警戒している。
私も固まってしまった3人に手招きしてこちらへと促した。
「初めまして。私はこの学校の生徒会長を務めているレオナルドだ。今日は邪魔して済まないね。」
「私は副会長のシエンと申します。こちらはプラムです」とすかさずシエンが続ける。
3人もそれぞれ自己紹介をして席に座る。
え、みんなでこのテーブルってなんなの?
(どーいうことですの、カイリ、説明して下さい!)(カイリ、俺難しい喋り方分かんない)(…)トンボは面白そうだと目を爛爛としてこちらを見ている。サムズアップは忘れない。
「あの、私たち今日は試験勉強の予定組むのと冬休みについて話そうと思ってですね」ととりあえずシエン様とレオナルド様に伝えてみる。
「なるほど。試験勉強と言うと学期末ですね?カイリ君が教えてくれるのなら心配要らないですね。」
「いやぁ、ほんとにカイリにはいつもお世話になってまして…」とナギサも相槌をうつ。
そこから時々レオナルド様や、シエン様と交えながら穏やかな時間が過ぎていった。
結構馴染んでるな。どちらの3人も。
「では、そういう事で宜しいですか?」
「もちろんですわ。楽しみにしております。」
おや、会話が終わってしまった。
邪魔したな、と生徒会の皆様が席を立たれてからゾーイに聞いた。
「で、何が楽しみなの?」
「は?お前聞いてなかったのかよ!」
トンボもコクコク頷いている。
「また来週こちらのカフェで意見交換しましょうと言う流れになったでしょ?」
「あ、はい。(え、そうなの!?)た、楽しみだねぇ。」
「うぉー、それまで試験頑張らないとやばいわ。マジで俺頑張るからカイリよろしくな!」パンと両手を合わせてこちらを拝むナギサの隣でトンボも同じポーズを取ってる。
トンボはなかなか良い点数だったような…?
「ほんとにこの学校選んでよかった…レオナルド様とお近づき出来るなんて!カイリに感謝ですわ!」と少し商売根性がチラ見しているゾーイも私の手をガシッと握りしめている。
「うし!頑張ろう!」
そうして怒涛の1週間が過ぎ、また生徒会ご一行とお会いする日とあいまった。




