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Linの日誌  作者: 私
13/36

2025/04/24am09:03

今日は始業が遅いのでこの時間です。

正直、もう働きたくないなーとか思ったり。


おはようございます。

今朝の夢をお話しします。


3つ見ました。どれもカテゴリー的には怒られる話でした。


ひとつめ、

黒服のお仕事。

赤と黒の内装と豪華なシャンデリア、目前にはガタイのいいスーツをピシッと着た男性。

素早くそれでいて丁寧な手捌きでドリンクや使用されるであろう物品を卓上に配置したり補充している。

それに比べ、私の動きは緩慢で、モタモタしている。

それを見かねて、彼はため息をひとつ付く。

”なあ、分かるか?”

”考えて動くんだ”

”次の動きを予測して”

できたら苦労しない。

が、きっとこれは成長の機会だと私は自身に言い聞かせる。

まるで水の中で動いているような心地の中作業は進められた。


ふたつめ、

うどん屋?寿司屋?での支払い。

LINEで友人から

”ここおすすめだよ!”

”今食べてるの”

”いいでしょ”

とメッセージが来た。

とりあえずはGoogleマップで調べ、現地へ直行。

店の外装は白をメインに、正面玄関は横伸びたに長方形。扉は横にスライドさせるタイプらしい。

出入り口を囲むように濃いサファイアを彷彿とさせる青色がに散りばめられていた。

店内に入ると寿司が回転レールを回っていた。

コロナ禍以前の風景で、皿の上に寿司が乗り、その上には何も被さっていない。

ふとその風景を見た瞬間”懐かしいな”と感じた。

なぜそう感じたのかは私にはわからない。

店員さんがやってきて席に案内され、考えは食事へ切り替わった。

いつの間にか着席し、食事も終わった。

会計しようと立ち上がるが、支払い項目を見て驚いた。


PayPay、Tポイントカード、現金のみと記載されている。

Visaや他のクレジットカード、電子マネーでの支払いは行なっていないという。

仕方なくスマホを操作し、メルカリに残っている残高をPayPayに移す操作をする。

ふと視線を感じ、手元のスマホから視線をあげると60歳ぐらいのおじいちゃんがこちらを睨んでいた。

”?なんですか?”と問いかけると、

”みんな並んでる”

どうやら私が食事を終えたのに居座り続けているのが迷惑らしい。

別に好き好んで座ってるわけじゃない。

”店内混んでるんですか?”

”満席だよ、4〜5組待ってる”

それは悪いことをしてしまったな、と思いつつスマホの操作を終わらせる。

急いで立ち上がり、会計に向かうが混んでいる。

仕方なくお手洗いに向かう。

私はここでなぜかGoogleマップの口コミを開いていた。


みっつめ

立体駐車場。

空は暗く、夜から深夜にかけての時間帯だと思われる。

駐車場はそれなりに広く、空が見える。しかし中は翡翠のような薄い緑っぽい光で満たされている。

事務員が居そうな部屋が駐車場の中央にあって、扉は開けっぱなし。

部屋の中の棚、上段には人の頭ぐらいのブラウン管テレビが煌々と輝いて何か呟いている。

私は客なのか警備員なのかはわからないが、そのブラウン管の画面を見つめ、惚けて突っ立っていた。


すると20代ぐらいの、見た目がボロボロの浮浪者が話しかけてくる。

私と彼の間に見えない壁でもあるのが、1mの距離を置いてそれ以上は近寄ってこない。

彼の容姿は一言で言うと汚かった。

髭は乱雑に伸び、姿勢は猫背。左右の肩の高さが合っていない。身長は猫背のせいで165cmだろうか。

日本人っぽいようで、ただ態度仕草はまるで獣だった。

口を開けば歯並びの悪い口内が見え、何本かは抜けているらしい。

もうどれほどの日数歯を磨いていないのだろうか、不衛生だった。

何かやたら滅多に話しているが何を言っているのかわからない。

でも罵倒しているような何かを訴えようとしているような話口調だった。

彼は私の目前でひたすら口をぱくぱくさせている。

私には何も聞こえない。

けれどその勢いは増す。

しかし、私には何一つ伝わらない。

男は諦めない様子だったが、私は眠くなる。

意味がわからない上に言葉は私に届かないからだ。

そのうち、私は思考が途切れた。


おわり。

で、まーその。

ぼんやり生きてぼんやり死にたいのかなって。

でもね、苦しまずに生きるのって生物として、どうなのかなって。

できる限り痛みを辛みを受け入れて、喰らって、でも”負けられないここで死んでられない”と奮起するまでがワンセット、というか。

つまりはですね、RPGなんです。


例えば、世界が滅亡する!勇者よ魔王を倒し〜みたいなゲームあるとするじゃないですか。

わたしたちはその世界の勇者なんです。

勇者なので、草むらに出向いてスライム倒したり、謎の商人に話しかけてアイテム売ったり情報聞いたり、村人Aさんのクエスト受けて達成して仲良くなって、次の村人Bを紹介してもらってよりよい給金のクエスト受けたり。

で、たまには余ったお金で装備買い揃えたり、欲しい素材のクエストをギルドに要請して壁に貼ってもらったり。

ただただ突っ立って呆然としていても、ゲームは進行しません。

ただただプレイ時間が伸びるだけで、スキルポイントが増えたり、特殊な技が使えるわけではないのです。


このRPGが分かりにくければ人生ゲームでも良いんです。

みんな進んでいるマスはある年齢程度は同じです。例えば10代なら学校という範囲のマスにいて、そこからダイスを振ってイベントを発生させます。

部活に入った。ダイスを振ります。あいさつをしました。ダイスを振ります。のような感じで。

加えて、私たちの取る行動次第で出目が変わってきます。

というのも、あいさつする時に、

”笑顔で” ”ハキハキと聞こえやすく” ”前向き” ”分かりやすい説明”

を気をつけて発声することで加点が得られます。

逆を行うと減点されます。


みたいなゲームがなんと、ルールブックなしで現在進行中です。

なんてクソゲーなんでしょうか。

しかし安心してください。

なんとこの世には攻略本がたくさん出版されています。

好きな本を購入し、読み耽りましょう!ただし、偽物や質の悪い本も乱雑に溢れかえっています。

それでは良い人生を。

私は生き抜ける気がしません。

また次回。

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