第一発目 明坂 九天
薄暗い場所の中、一発の銃声が鳴り響いた。
竜雲と叫んだ緑髪の男性は、身の丈程の銃、「M200」のトリガーを引いた男性、明坂 九天は、暗闇を見て。
「終わった」
ぽつりと呟いた。
そうして、死地から帰還する。
……………
………
…
基地に戻ってきた明坂 九天に、
「おっかえり〜!!」
と言い近寄ってくる少女、紫髪に童顔。(30歳越え(殴)明坂 紫羽だ。
妻である、自慢だが妻だ。
この基地不知火戦線の副長官の立場にいる。
紫羽は、自分の武器であるM4A1を背中に装備し数十年前、画面に横スクロールのステージが映っているゲームをしている。
「紫羽〜、俺にもやらせてくれ〜」
「うん!いいよ〜」
と、会話をして一緒に赤い服を着た配管工のおっさんを操作する。
「今日の戦闘、生命力かなり使っちゃったんだよ。敵が超大型だったんだよなぁ。」
敵は機獣と言う名称で、小型、中型、大型、超大型、戦線型と言う枠付けがされている。小型で大人一人、中型が大人三人、大型が大人十人超大型が精鋭百人でも足りない程、戦線型は、銃神が戦闘機を使ってようやく相手になる程。
「ほんと?一人で大丈夫だったの?」
「まぁ俺は銃神の一人ですからね!っあで!」
調子に乗った九天が紫羽に叩かれる。
そして銃神だが、日本に三人しかいない銃やレシプロ機を使うプロである。
「やっぱ九天の隊はあと三人ぐらい追加したほうがいいかなぁ?M200だけじゃ心許ないでしょ?」
「いや?無駄に人員割いても俺の弾丸に当たるだけだろ?囲まれた時は全力でぶっ放すしか無いし。」
「そーなんだよなぁ。来星君も九天と一緒に経験したんだよなぁ。」
と、今は閣議でいない親友を思い出す。
「大翔も政治で忙しいだろうからなぁ、今度労ってやるかぁ。」
そうしてゲーム漬けの夜は過ぎていく
……………
………
…
「ヤベェ、遅刻だ。」
冷静に時計を見た九天は、部屋で一人、そう呟いた。
2話目です。
九天はめっちゃ強いです。
一人で超大型を倒せます。
因みに超大型が十五メートルぐらいです。
戦線型はゴジラぐらいです




