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たまたま起こることを偶然という

メッセージ、感想などなどお待ちしております。

皆様から励まされると、単純な俺の作業スピードが当社比3倍ほどになります。今回もお付き合いくださいませ。

入学式が終わりすでに1ヶ月ほど経っている。


今は昼休みで、いつものようにツナサンドとコーヒーを従え


一人屋上でぼーっとしてる


他の奴らは教室で飯を食うが、俺はどうもあの雰囲気が好きになれん


あ?根暗って聴こえたんだが?気のせいか・・・。


スタスタ―。


誰も来るはずが無い階段から足音が聞こえてくる。


隆樹がまた襲いに来たのか?


この間みたいにはいかないぜ?迎撃してあげましょうとも。


ガチャ―。


出鼻に一発!って・・・?あら?


「ひゃっ!!」


なんでだ?あいついつから女装が趣味になったんだ?


てかあいつが女装するとこんなにかわいくなるのか。これはこれで・・・


いやいや、違うっしょ!


俺の急な襲撃にぺたんとすわり、若干涙目でこちらを見上げていたのは・・・


「生徒会長!?」


「うぅ〜。急に殴ろうとするなんてひどいよ〜!」


「わっ、悪い!てっきり隆樹が来たかと思って!けっ、怪我してねぇか?」


「大丈夫♪こう見えても運動神経はいいほうなんだよ〜?」


いや、知ってます。というか、テニスでインターハイ2連覇したら知らないはずもないだろ?


「そうだ!はいこれ!」


パンパンと汚れを払って立ち上がった委員長は小さな紙袋を手渡してきた


「この前のお礼♪本当にありがとうございました!」


ぺこりと頭を下げて、満面の笑顔で礼を言い、小さくバイバイをしたかとおもうと


脱兎のごとく階段を戻っていった。


・・・かわぇぇ。


確かにありゃ人気が出るわけだな。うんうん。


そういや、中身なんだろう。


ペリペリ。小気味よく包装紙を破っていく。


小さい袋の中身はウサギのガラのハンカチだった。


・・・。母さんにでもやるか。


ずっとサボってるわけにもいかないから、教室に戻る。


ん?なんだか痛いほど視線を感じるんだけど?いつもなら全員俺の存在すら気づかないくせに。


席に着こうとした矢先、隆樹が飛んできた。


「慧吾!お前どうやった!なにをした!脅しか?それとも薬か?!」


お願いだ、つばが飛んできてうざったいから離れてくれ。


あと、俺がなにをしたかをはっきり示してしゃべれ。もしくは小学生からやり直せ


とりあえず顔を離してもらうためにボディーブロー一発お見舞いしてあげる。


「なにがだ?俺がなにをした?」


無防備なみぞおちに食らったんだ。返答は3秒くらいの猶予は与えてやろう。


「とぼけるな!昼休みになってすぐ生徒会長が俺にお前の居場所を聞いてきたんだぞ?!」


さすが親友だ。ちゃんと3秒以内に返答を返してくれた。


そういうことか。


このまま誤解されたままだと面倒なことになるな。


入学式からさっきの出来事までを一部始終はなし、理解してくれるまでに授業まるまる1時間使うことになってしまった。


その間中「お前それでも男か!」といわれ続け、授業が聴こえなかった。


まぁもともと聞く気もなかったけどな。







かったるい学校も終わり、今はいつもの喫茶店で本を読んでいる。


今読んでいるのは、幼馴染と恋愛してイロイロでアレコレな小説だ。説明めんどい。


普段はこんなもの読まないが、隆樹が「これで勉強しやがれ!」ってしつこく言ってくるから仕方なく読んでいる


正直内容なんてほとんど覚えてないが。


おっと、コーヒーなくなっちまった。


「お替りお願いします。」


ちょうど近くを店員が通ったのところで呼び止めてみる。


「はい♪かしこまりました♪」


振り向いた店員は。またしても生徒会長だった。


偶然ってのはごくまれにしか起こらないから偶然っていうんだろ?


なんでこうもよく生徒会長と会うんだ?


「お待たせしました♪ねぇ、私も横座っていい?」


ふぅ〜と息を吐き隣のイスに座る。おい、まだ許可だしてねぇよ


「貴柳君って、よくこのお店に来の?」


「あぁ。まぁな。」


いてぇ。男性客からの視線が刺さってんだが?


いかんいかん。なるべく話さないでおこう。


そうやってまた本に目を落とす。


「ねぇ。ハンカチ気に入ってくれた・・・かな?」


あのかわいらしいハンカチを気に入れというほうがなかなか難しいだろ。


どんなセンスしてんだよ


「別に礼なんかいらなかったんだけどな。」


「えぇ〜!だってそんな訳にはいかないじゃない!」


あぁ〜どうする!?話が続いてしまうぞ!しかもどんどん視線の鋭さましてるし!!


そういえば何で店員が客の横に座って話ししてんだよ!


「仕事はどうした?いかなくていいのか?」


これで話をやめてくれるだろう。いくらなんでも業務中にサボれるほど生徒会長様は不真面目じゃないはずだ。


「大丈夫だよ♪さっきのコーヒーのお替りであがりだったんだ♪」


・・・もうなにも言うまい。




その後も生徒会長は楽しそうに横で話、俺は回りからの刺し殺されんばかりの視線に耐える羽目になった。


「ねぇ、貴柳君。」


ん?なんだか急に生徒会長の顔がまじめになった気がするんだが


「私が小さい頃に貴柳君とした約束・・・覚えてる?」


なんかかなり唐突だな。誰かさんよ?


もっと無い文才絞ってうまくつなごうとか思わないのか?


もちろん約束なんてもの俺はしらん。


第一生徒会長とまともに話したのは入学式だけだ。どうやって約束しろという。


「悪いが、約束ってなんのことだ?」


「忘れたの!?ケイちゃんが私を一生守るっていったこと・・・!忘れちゃったの!?」


いや、ちょっと落ち着け!頼むから!


急に叫んで立ち上がったら俺がなんかしたみたいに見えるだろ!


「ちょっ!落ち着いてくれ!」


「ひどい!もうケイちゃんのことなんて知らない!」


言うが早いか、これまた脱兎のごとく走り去っていく。


俺もお前のことなんぞ知らん!


しかも誰がケイちゃんだ!そんな柄じゃねぇだろ絶対に!


なんなんだ一体・・・。


ため息しかでてこねぇよ。


それからの1時間、男性客からの銃弾のような視線にさらされたのはいうまでもない。

作者「・・・。」

葦「どうしたん?」


作者「zzz・・・」


ベシッ!!!


葦「起きろカス!」


作者「!?なんだよ!」

葦「何でどうどうと寝てるんだよ!」


作者「いや、徹夜で執筆してたんだよ〜」

葦「頑張るのはいいが、せめてあとがきくらいがんばれよ・・・。」


作者「いやぁ申し訳ない。さて、今回もまだまだストーリーが進みませんね。本当に申し訳ないです」


葦「他の作者様をみならえ。」

作者「ごっ、ごめん。ということで、引き続き頑張って執筆いたしますので、」


作者&葦「応援よろしくおねがいします!」

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