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見上げる空は青かった

サクラの花びらが舞ってる。


下からは、新学期にワクワクしている学生達。


なにが楽しみなんだろうね〜。あぁダルィ。


なんでこう学校っていうものはダルいのかねぇ


目の前には青い空と白い雲。


固いコンクリートで舗装された屋上に一人寝そべっている


自己紹介なんて面倒なものしたくはねぇけど


しないとイロイロと都合があるからしとくか


俺は貴柳慧吾たかやなぎケイゴ


17歳で職業は高校三年。


どこにでもいるやる気皆無の高校生だ。


趣味も部活も特にない。


強いていうなら寝ることだろうな。


さぁ、俺はちゃんと仕事したんだ


もう少し寝かせろ・・・


まぶたを閉じて寝ようとした刹那


ガチャ・・・。


「ケイゴ〜!うりゃ!!」


ゴスッ!


なんか腹に落ちてきた!?


「・・・っ!タカキか・・・」


鈍く痛む俺の腹の上に堂々と座る親友


江副隆樹えぞえタカキ俺の唯一の親友だ。


いつも明るく、皆からも人気がある。


しかも世に言うイケメンで、さらに頭もいいとあると、女子からの人気もすごい。


いいから先行けって?俺に言うな!目の前で酒片手に書いてる奴に言え!


「ケイゴ?宇宙との交信中悪いが、そろそろ体育館いかねぇと入学式遅れるぞ?」


「あぁ〜もうそんな時間か。サンキュ。行こうか」


俺とタカキは連れ添って屋上を出る。






「え〜・・・でありまして・・・」


なんで校長の話はいつも長いんだ?ダルイ。


式典やらなにやらのときに必ず校長が話すが、内容なんてどれも一緒なんだ


もういっそのこと式典すらやらんでいいだろう・・・。


「次は生徒会長からのお話です」


放送部に促され、壇上に生徒会長、深堂桜子みどうサクラコがあがる


階段を登りこちらを向いた瞬間、これまで粛々とした空気が流れていた新入生の間からざわめきがおこる


深道桜子。相良高校生徒会会長だ。


この学校に通ってる奴なら知らない奴はいないんじゃねぇか?


容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能。


絵に描いたような完璧美少女。


おまけに性格までいい。


下級生のなかには深道さん目当てで入学した奴までいるほどだ


そういう話題に無関心な俺でさえ知っているくらいだからな。


「皆さん、ようこそ相良高校へ・・・」


みんな校長のときとは目の色変えて話しに聞き入ってやがる


少しは同情してやるか。





入学式も終わり俺はいつもどおり寄り道の真っ最中だ。


いつものように喫茶「麒麟」の窓際で本を読んでいる。


おもしろくねぇなぁ〜


ふと外を見ると、誰か女の子がガラの悪そうなのに絡まれている


あぁ〜、ああいう力ずくでってのが一番むかつくんだよなぁ


代金をさっさと支払い、絡まれているところに急ぐ


「結構ですっていってるじゃないですか・・・」


手首をつかまれ、強引に引っ張られてる女の子。


男3人で女1人囲むとか、同じ性別なのが悲しくなってくるわ


「ええやないか?一人だったら危ないやんか〜?なっ、俺らが守ったるから〜」


なにから守る気だコイツら。明らかに嫌がってんだろ。


「てめぇ俺の彼女に手出してんじゃねぇぞコラ」


なんかこういうとこラブコメっぽいよな。いや、ラブコメなんだけどな?


まぁほら、テンプレってやつ?


「あぁ?んだよてめぇ!」


斜め下からガン飛ばしてきやがった。


どうしよう。あと10秒待っても止めなかった粛清してやろう。


ごめん。やっぱり10秒待つのがだるい。


〜20秒後〜


口ほどにもないってこういうことなんだろうな


全員1発で沈んだよ。もちっと我慢してくれるとついでに俺の鬱憤晴らせたのに


「あの・・・」


そういや、絡まれてた人忘れてた。


振り向いたそこには我が高校の生徒会長がいた。


「あっ・・・。」


「えと・・・ありがとうございました。」


うわぁ・・・やべぇ。間近で見るとやっぱめちゃくちゃカワイイ。


不謹慎だが、ないてるところ見るとさらにかわいく見えてくる


「自分の容姿考えろ。次からは友達と行動するんだな。あと、涙拭いとけ」


ハンカチを渡し足早に立ち去る。後ろから何かいってる声が聴こえるけどまぁ気にするな。


こういうとき普通の主人公なら仲良くなって〜ってな事になるだろうけど。


俺にはそんなご都合関係ないね。ダルイし。


カワイイとは思うけど、別に親しくしたいなんて思わないんだなぁ


隆樹にはいつも「それでも男か!」っていわれるけど。


人付き合いなんてダルいだけだ。


いまさら寄り道ってのもだるいし、今日は帰るか。





作者「どうも作者です!」

葦「どうもアシスタントの葦です。」

作者「ハツコイ!の執筆を始めてしまいました〜」

葦「・・・ねぇ」

作者「ん?なんだい葦?」

葦「前作のこの画面の向こう側はどうなってんのさ!?」

作者「あぁ〜あれ?固いし面白くなさそうだからヤメ♪」


葦「ヤメ♪じゃねぇよ!読んでくださった読者様に失礼やないか!」

作者「だってどうやっても書けんとだもん!」

葦「お前なぁ・・・」


作者「やかじゃないや!ハツコイ!は頑張ってかくけん許して!」


作者「ということで、この画面の向こう側 はしばらく書かないという方向になります!読んでいただいた皆様申し訳ありません。その代わり、ハツコイ!の方はない文才をフル動因でがんばりますので」


作者&葦「「応援よろしくおねがいします!」」


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