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20XX年の掲示板  作者: 音澤 煙管
3/7

第3章 待ち合わせ





仕事が終わり、電車を乗り継いで帰るシゲ。電車を降り、自宅最寄り駅構内広場を通過する、ここにも掲示板がズラズラとある。改札口を出る、家までは自転車だ。今日は気分も良くペダルを踏む脚もとても軽快だった。

家近くのコンビニで夕飯をチャチャッと買い自宅の借家を目指す、アパートの様な集合住宅は不向きなので安いがだいぶ古めの借家住まいを選んだシゲ。

家は古いがネット回線完備だったので文句無く生活して居る、スマホが使えなくなってから自宅と会社でしかネットは出来ないのでお城気分になる。

帰宅早々パソコンの電源を点ける。

今日の様なために、会社の外部からのメールは自宅アドレスへ転送して居る、今日みたいな日のOSが起ち上がるまでのワクワク感は一入だ。

調達してきた夕飯を食べ始める準備をしながら、メールソフトを開く。


「さっき返事したばかりだからなー‥まだ来ないよな?」

シゲは会社から送った返事を諦めながらもメール更新をクリックした‥すると、


"1通の新しい受信メールがあります"

「おーマジかッ?!

掲示板の子かな?どれどれ‥」

シゲは喜んでメール内容を開こうと件名をクリックする。


"件名: 明日よろしく♡

内容: お返事をありがとう、明日の夕方で良かったら駅の掲示板で待ってます!会えるのを楽しみにしていますね♡では明日。"


「ヤァリーッ!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ←シゲ

即効デートじゃん!明日は吉日やぁー

メシ喰って早く寝よ寝よーっと‥」


メールチェックを済ませパソコンの電源を切ると、夕飯もそこそこに鼻唄を歌いながらシャワーを浴びる、

この日は早寝する事にしたシゲ。



翌日の事、いつもの様に会社で働くシゲ、もう直ぐ終業時間となる。

"キーン、コーンカーン、コーン

カーンコーン、キーンコーン‥"


「ゴーッ!!お疲れ様でしたーッ!」

ベルと同時にシゲの声が部署内に響きバタバタと急いで帰る。

目指すは駅だが、今日の駅はいつもとはちと違う目的の駅、会社の階段を下り足早に駅へ向かうシゲ、

やがて、駅前のロータリーに着く。

「この歩道を渡ってドアの向こうは掲示板の広場だ!

ドキドキってもんじゃないっすねー

とにかく落ち着いて、入り口近くの自販機でコーヒーでも買おう‥。」


緊張感と興奮を和らげようと、缶コーヒーを買って飲むシゲ、待ち合わせの時間より早く着いたので落ち着こうと暫し近くにあるベンチを見つけ腰を掛ける事にした‥。





つづく



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