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プロローグ 夢の場所で
また、ここに来た。
来てしまった。
どうやってかは分からない。
いつも気がつくとやって来ている。
けど、まぁそれでいいんだ。
この場所が大好きなんだ。
もう何度も来てはいるのだけれど、
ずっと昔に、来たような気がするんだ。
それはまるで、夢のような話なんだけれどね。
きっと、この場所のことを知っていたんだ。
この場所に来ることは必然だったんだ。
それが分かるよ。
夢のような場所だけど、これはきっと嘘じゃあないんだ。
行きたいと願えば行ける、夢の場所。
生きたいと願えば、逝ける。
ね。




