表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

プロローグ

どうも皆さま、はじめまして。鬱魅斗黒と申します。凡才凡人の15歳です。今回、書かせてもらっているのは「とある神器学園のゴッドスレイヤー」という作品です。この物語は特に取柄のない平凡な少年が主人公です。彼がこれからどう成長していくか、どう人生を足掻いていくかを皆さまとともに見届けられることを幸い願い申し上げます。皆さまのコメントや評価で取り組みのはげみになります。コメントや評価、よろしくお願いします。略し方については「とあスレ」と考えております。何か意見などありましたらコメント欄にお願いします。それでは「とある神器学園のゴッドスレイヤー」スタートです!












 






                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

ん?


あれ、ここどこだ?


何でこんなところに寝てるんだ?


なんだろう、頭がボーっとする……


意識がどっかに飛んでいきそうな………


あれ?体に力が入らない……


ん? 血?


ああ、そうだった


オレ、殺されたんだっけ………


とてもあっけない人生だった。別に人より勉強ができたわけでもなければ運動神経もさほどいいわけでもない。なんの取柄もない平凡の人生が幕を閉じろうとしていた。そんなじ自分は、先ほどまで生きていた時の記憶をたどる。


「おーい、レイヤまぁたボーっとしてる」

「え、あぁなんだお前か」

何かたそがれているようなアカツキレイヤにおそらく暇人であろうライキヒョウガが話しかけてきた。

「なぁ、それよりもさぁ聞きたいか、聞きたいよね、聞きたいよなぁ!」

いつものようにレイヤの意見を聞かず勝手に話を進めるヒョウガ。

「今日転入生が来るらしいぜ、このクラスに」

「へぇー、まぁどうでもいいけど」

フッ、転入生か、だれが来ようがオレは別にそいうのは・・・・

「あ、来た来た」


前言撤回


桃色の髪に紫紺の瞳、その美貌と言ったらもう・・・

「なぁレイヤ、すっげー美人だよなあ、めちゃくちゃかわいいし」

「べ、べ、別に一目ぼれとかしてないから」

「あれー?じゃあ何でそんな鼻をフンフン膨らましてるのかなぁ?」

「し、し、してないし!!」

すると突然、レイヤの頭の中でフラッシュバックが起きた。


なんだろう……ここは……


ん?誰だ、あの人は………?


転入生に似ているような……?

「……ヤ………イヤ!………………レイヤ!!おーい!!まぁたボーっとしてる。お前大丈夫か!?」

「う、うん、だ、大丈夫」

ヒョウガに声をかけられフラッシュバックから覚醒した。





なんだったんだろう、今のは




オレは昔、あの子と会ったことが会ったことがあるのか





「さ、転校生ちゃん自己紹介してね」

担任がそう告げると転校生はハイと返事をして教卓の前に立った。


「城島巫花といいます。前にもこの町に住んでました。これからはこのクラスでお世話になります。エリカって呼んでください。よろしくお願いします!」

「はいっ、自己紹介おつかれー。えート城島ちゃんはあそこ。レイヤの隣の席ね。レイヤー。わからないことあったらちゃんと教えてやれよー」

「えーと・・・レイヤくん、よろしくね」

「え、あ、うんよろしく…」

「ねぇ、突然なんだけどさ…私たちってどこかで会ったことがあるかなぁ?」



は?この子今なんて言った?



じゃあ、やっぱりオレはこの子と会ったことがあるのか?



だけど、やっぱり思い出せない……なぜだろう………


「うーん…ちょっとわかんないかなぁ…」

「あ、なんかゴメンね。変なこと聞いちゃったね。忘れていいからね。」




やっぱりあっちの方にも記憶がかすかに残っているのか……?




くそ……駄目だ………思い出せない………


「ん?どうかした?」

不思議そうにエリカがこちらの顔の様子を覗ってくる。

「いや、なに……も………」

また突然フラッシュバックが。



エリカっぽい子がオレに一生懸命話しかけている……?




一体何があったんだ………?




あ、行っちゃった………




「もしもーし、大丈夫?固まってたよ」

「いやぁ……うん、大丈夫」

心配するエリカにレイヤは戸惑いつつ返事をした。



そして、レイヤの苦悩が一日中続くのだった。





「はぁ……結局何も思い出せなかったなぁ………」

そう、呟きながらレイヤは帰り道を歩いていた

すると、他校の生徒だろうか。

年齢は一緒ぐらいの女の子が声をかけてきた。

「あのう…私この街に引っ越してきたばっかで道に迷っちゃって……ちょっとついてきてもらえませんか…?」

「え?うん、いいけど……」

不自然にも思いながら迷子の女の子についていった。





しかし、家に到着することはなかった。





何度も同じところをグルグルとまわり、まるで出口のない迷路で迷っているようだった。

「おい……ここさっきも通ったぞ……ねぇ、きみ道間違ってるんじゃ………」


「・・・・ウフフ、あなたを探すのにどれだけ時間がかかったか……」

「・・・はぁ?なにを言ってるか全然……意味……が………?」

その女の子は闇色の光に包まれると、まず人間ではありえない姿に変わり果てた。

レイヤはその容姿に、言葉を失った。

「ウフフ・・・驚いた?私はアザゼル。見ての通り悪魔。あなたを殺すためにこの世界にやってきたの」

「こ、殺す!?なんでオレが殺されなきゃいけないんだ!?」

「あなたはシルブァの血を引く者……覚醒されたら困るもの。あなたは悪魔にとって邪魔な存在なのよ…」

「シルブァ!?覚醒!?意味がわかんねぇよ!?」

「私も早く帰りたいの。だから手っ取り早く終わらせたいの」

そういうとアザゼルは魔法陣を召喚させ、その魔法陣から槍のようなものを手に取った。

「冥府をさまよう魂よ……地獄の業火まといて敵を貫け……」

アザゼルの闇の炎をまとった槍がレイヤめがけて襲いかかってきた。

間一髪で避けたレイヤはそのまま必死でその場を去った。


「無駄なことを………」







どれくらい走っただろうか。


とにかく必死で逃げ続け森の中に入り木々の中に紛れ込ませていた。

「もうここまで逃げればいいだろう……」


息が荒く、心臓が何かを訴えかけるように脈動する。


まるで、死に際を伝えるかのように。


何かが違う、何かがおかしい。


自分の体の異変に気付き、確かめようとする。


自分の手を一色に染め上げる鮮血。


そして、矛先を真っ赤に染めた槍がレイヤの体を貫通させていた。


今まで感じたことのない激痛が体中を走る。


血反吐を吐き、苦痛を言葉に変えようとするも、言葉にならずただの叫びになる。

「ウフフ……残念。逃げても無駄なのよ。ここは私が創り出した空間だから」

アザゼルはレイヤから槍を引き抜いた。

「ぐぇお………うぐ………なん……で……」

槍をレイヤの方に向け最後にアザゼルはこう告げた。


「それじゃあ。さようなら……」

そして再び、アザゼルの槍がレイヤの体に突き刺さり、赤一色の血しぶきがレイヤの最後を飾るように舞い上がった。





そうして今、冒頭に至る

レイヤは幽かな意識の中、自分の中の記憶をむさぼり足掻くように、思い返していた。

「ハハ……オレもう……死ぬのか………」



そんな時だった。



心の中でレイヤに問いかけるような声が、響いた。





「生きたいか………」


おそらく、次の投稿には時間がかかります。ご了承ください。それでは次の投稿にてお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ