ストレスフリーになりたい
大阪弁の指摘、ありがとうございます。
隙をみて、ちょいちょい直しますね。
言われて私は小学校の自分を思い出す。
気に入らない子の教科書破く。
文房具壊す
体操着汚す
上履き隠す。
あ、一通りやったわ。
不特定多数にやったからその三人にやったという意識は無いけど。
でも、小学生ってこんなもんでしょ?
特に誰も何も言わなかったし。
「それこそ、北帝だからじゃね?」
後藤先生が鋭い指摘をする。
その可能性は高い。
そして、注意されないから結果我儘高飛車なゲーム通りの悪役令嬢が出来上がったと。
なんか、良美のルーツを知ったような気がしたわ。
「とりあえず、その三人には後程謝罪をしておくわ。」
宣言通り、謝罪をした。
自宅に招き、謝罪文をしたためた。
「まさか、こんな事になるなんて」
「こっちはあの子使って北帝にちくっと嫌がらせ出来たらラッキーくらいの気持ちだったのに。」
「まさか、自宅に呼ばれるとわ。」
三人は口々に言う。
なんでも、小松さんは入学当初から北帝に対して当たりが強く浮いていたと。
口を開けば悪口悪口…。
でも、それだけ。
学年に広がるようなものじゃなかった。
風向きが変わったのは、三人と小松さんがしりあったから。
この三人は内部生。
外部受験した小松さんより知り合いが多かった。
この三人が小松さんの悪口に同調する事によって一気に拡散した。
この三人は図らずも小松さんの影に隠れてしまい端から見ると、小松さんが一人で悪口を広めたように見えてしまった。
三人はそこまで計算したわけじゃなかった。
もし、計算ずくなら学食で姿を見せないだろうしね。
まあ、最悪のタイミングで最悪のメンバーが顔を合わせて、何も考えず悪口言った結果が一学年丸ごと反北帝派となった…と。
悪役エピソードも残念ながらそれなりにある私の悪口は一度火がつけば面白いように燃え上がっただろう。
人為的に鎮火など、最早不可能だ。
三人と小松さんと話し合って、このまま放っておく事にした。
四人にはこれ以上燃料を投下させなければ、人の噂も75日。
いずれは自然鎮火するだろう。
学校問題はこれでほぼ解決だ。
ほぼね。
現時点では私は一年に総スカンという状態。
暫くは私のストレスになるだろう。
あとは、小松さんを丸め込んだ詭弁…
北帝の権力が効くのは北帝グループ関係のみという訳じゃないというのがいつバレるのかという事もちょっと不安だ。
ちょっと考えればわかる。
例え、北帝と関係ない仕事をしていたとしても、取引先や親戚、友人に北帝関係があれば…ね?
ばれたら、大阪弁で突撃されるのかな?
怖い怖い。
まあ、そういう問題はまだあるも、大きな枷はなくなった事で私の心は軽くなった。
あとは、会社での勉強かな。
今日も私だけおやつなかった。
いや、おやつ無くてもいいんだけどね。
なんか、ちくっとくるんだよね。
私がお茶を渡すと嫌そうな顔をする人がいるんだよね。
…主に給湯室で愚痴ってる人。
学校と違ってかつて悪さした因果が巡った訳じゃない。
仕事自体は簡単なものだから、ミスはしてないんだけどな。
まだまだ、私のストレスがなくならない。
今回で、良美ちゃんの学校トラブルはひとまず終了です。次は会社編。
アラン、ドラゴンを絡めていく予定です。