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異形唄  作者: 侍与利
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第五刻、生存者救出作戦?

<琉里視点>

この町はどうなっているんだろう。お父さんは死んだのだろうか?私がゾンビ化しなかったってことは抗体はお母さんの方の遺伝?まぁ私はお母さんの顔なんて知らないけど…死んだのが私を生んだ直後だからね。で、そろそろこのコンビニヤバいよね…カギはかけたけど。ゾンビか…不死身の魔物ねぇ。店内の生存者たちと話しながらそんなことを考えているとふと、外の景色が視界に移った…。ワンワン吠える犬と中学生くらいの女の子…そしてニコニコしながら店内を覗く少年。何か話してるようだが…。

澄礼「脩…助け…るの?」

脩「んー、そうしようか。天下のコンビニ様だってもう壊れそうだしねー。」

確かにここはヤバいが…大丈夫なのか?いや…無理だろう。バカかな…正義感だけで突っ込むただのバカかな?

<脩視点>

取り敢えずドア前の柄の悪そうな太ったオッサンゾンビを相手にしよう。で、近づいた時うっかりiPodの音楽変えちゃった…。暗い歌に。結局タイミング失って5体から逃げる羽目に。

脩「レクイヱムとか…。うわっマズいな…来た来た来た!来やがった!!」

逃げながら奴らをコンビニから遠ざける。そうしないと澄礼とブレイが生存者救出できない。

<ブレイ視点>

はぁ…御主人はどうやら相変わらず肝心な時にしくじったようだ。だがそのお蔭でこの辺りにゾンビはいない。愛犬として任務を全うしよう!

澄礼「えっと…ワンちゃんは見張ってて?」

へ…?僕の任務見張りですか!?まぁいいや…いや、全然よくないけど。だが澄礼さんは早速店内に残っている生存者を救出しに行った。うぅー悲しい。見張り…むなしい。と、そこへとある客人が現れた。犬だから客犬?とか考えながら戦闘態勢をとる。客は俗にいうゾンビ犬ってやつが2匹…。口が裂けて肉が焼け爛れ…耳は腐って落ちたためか片耳。体は黒っぽく変色して所々あばら骨も見え隠れしていたりと…グロい客だなぁ、もう。因みに知り合いではない。知り合いにドーベルマン2匹もいないし。1匹ならいるけど…でもこいつらじゃない。僕は右の奴を№1左の奴を№2とすることにした。ドラクエで言うスライムAとかだ。見分けをつけるのだ。

№2「ヴァァァァ!」

№1「キシャャァァ!!」

はぃ?なにこの犬たち…ゾンビと同じ鳴き声(?)とか気持ち悪!!同じ犬とは思えんな。さっさとやってしまおうか…生憎僕は抗体の持ち主でね、噛みついても噛みつかれても大丈夫なのだよ。さぁ、犬同士…喰うか喰われるか!あ…いや、僕は喰わないけどさ。


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