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告白

作者: 遊ぶ人
掲載日:2026/10/22

高校生の甘酸っぱくも切ない葛藤と、それをバネに未来へ突き進む力強い成長を、親しみやすい青春童話風の物語

 告白


 あるうららかな春の日の放課後、高校生のトウマは、胸のポケットに一通の「ラブレター」を大切に仕舞い込んでいました。相手は、ずっと心の中で想い続けていた天天真爛漫な女の子・ユリカさんです。


 トウマは放課後の静かな教室で、息を深く吸い込んで、勇気を出してその手紙を彼女の机へとそっと残しました。

「僕の真っ直ぐな恋心が、どうか彼女に届きますように……」


 しかし、次の日になっても、その次の日になっても、ユリカさんから返事が届くことはありませんでした。廊下ですれ違っても、彼女はいつも通りの素知らぬ態度。

 トットと鼓動を打っていたトウマの胸の奥は、だんだんと冷たい雨が降り注ぐように寂しさで満たされていきました。

「そっか……返事がないのが、彼女の『お断り』のサインなんだな。僕は振られちゃったんだ」


 その事実に気づいた瞬間、トウマの涙腺からは大粒の涙がぽろぽろとあふれ出しました。その失恋のショックはあまりにも深く、頭のねじが緩んでしまうほどの大きなストレスとなって、トウマの心に深い爪痕を残しました。

「もう次の相手なんて、どうしても探す気になれないよ……」

 それからというもの、トウマは次の恋へ一歩を踏み出せないまま、なんと三年間(3年間)もその切ない想いに一人で悩み続けてしまったのです。


 しかし、トウマは決して間違った方向(暗闇の霧)へは進みませんでした。

 振られたあの日の帰り道、トウマは涙をぐっと拭い、心に深くくぎを刺すように強く誓ったのです。

「この悔しさと涙の苦労を、全部お勉強のエネルギーに変えてやるんだ! 大学に合格したら、新しい安住の地で、思いっきり遊びまくってやるぞー!」


 その日から、トウマは街の「夕焼け塾」へと毎日真面目に通い始めました。

 ノートを開き、筆記用具を握りしめて、夜遅くまで机に向かって「猛勉強」に没頭する毎日。お勉強の進み具合は全問パーフェクトを目指し、どんなに頭が疲れて調子が悪い日でも、「これくらいできて当然だ!」と自分を奮い立たせました。それは彼を支える、最も力強い心のセーフティーネット(お守り)となったのです。


 三年の月日が流れ、迎えた春の朝。

 トウマの机の上には、見事に掴み取った「大学合格(サクラサク)」の美しい通知がキラキラと輝いていました。


「やったぁぁ! ついにやり遂げたぞ!」

 トウマが声を大にして叫ぶと、周りにいたお友達のケンジやキヨコたちからも、「トウマ、お前は本当の強者(つわもの)だな! これからは笑いの絶えない最高の日々だぜ! わっはっはっ!」と豪快で大きな笑い声が湧き起こりました。


 トウマは、温かいジャスミン茶を飲みながら、深く、深く深呼吸をしました。

「すう……はあ……。すう……はあ……」


 あの失恋の涙の苦労があったからこそ、自分はこんなにも強く、立派に成長することができたのだと、トウマは静かに胸を張りました。

 空にはまばゆい朝陽がぽかぽかと輝き、過去を振り返らず、これから始まる新しい未来(遊びまくる楽しいキャンパスライフ)の光の道を、どこまでも優しく、温かく照らし続けるのでした。


乙


頑張りました

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