プロローグ
見た人が100人を超えたので書きました。嘘です見た人が50人くらいの時から書いていました。なんなら100人も見てません。
皆さんの感性に合うことを祈りながら書いていきます。対戦よろしくお願いします。
ここは魔力という力が存在する星、オルキア。
そんな星の大陸にある小さな村に新たな命が産声を上げた。
「う、生まれたか!?シリスは無事か!?」
そんな男の声が響いた。
するとその声の後に、
「えぇ、無事ですから落ち着いてください。」
落ち着いた老婆の声がした。
その声に続いて、
「セト、私は無事ですから、この子を抱いてあげてください。」
ゆったりとした女性の声が男を落ち着かせる。
男が赤子を抱き上げた。
老婆が、
「この子の名前はもう決めておられるんでしょうか?」
「「もちろん」」
二人の男女の声が重なる。
女性の方が、
「この子の名前は、”セイス” よ」
「いい名前でございますね」
老婆は微笑んだ。
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セイスはすくすく育ち4歳になっていた。
髪は白のメッシュが入った黒髪、透き通るようなサファイアの色をした瞳。親から受け継いだ、整った顔立ち。村でも目立つ見た目だ。
6歳になり、村の子供たちとよく剣術の練習をしていた。
「セイス、やっぱりお前がこの村で一番強いな!」
子供全員と試合をし終わった後、オレンジの髪を持つ少年━━レイクがそういった。
セイスは子供らと戦って、1番強くなっていたのだ。
最初はセイスはほかの子供らに負けていた。それも完膚なきまでに。
セイスは負けないため、家の仕事を放り投げてまで剣に打ち込んだ。何度も両親に叱られたが、それでもセイスはやめなかった。とうとう両親はセイスに仕事をさせるのを諦めた。
剣に打ち込み始めて3週間、一人、また一人とセイスはほかの子供らに勝ち始めた。
1か月もすれば村でセイスに勝てる子供はいなくなっていた。
そしてセイスは『剣バカ』と呼ばれるようになった。
どんなコメントでもいいのでお願いします。