第十四話港町で協力者と商会に行った俺は串カツを布教したぞ!
第十四話港町で協力者と商会に行った俺は串カツを布教したぞ!
海の街で串カツ作りの協力者を得た俺はまずこの地域の名産品を聞いた。
「この地域でよく取れるものか? ここと言えばやっぱりエビだな、絶品なんだぜ!」
エビか……良いな、まずはエビフライにしよう。
その方が初めて食べるにはちょうどいい。
あの衣のサクサク具合と中身のプルプルさ……老若男女楽しめるはずだ。
ぐぅぅぅぅ
想像しただけでお腹が空いてきたな。
エビフライを食べる前にまずは協力者に串カツを食べてもらった方が良い。
初めて食べてもらうなら……これだな、ヒレカツを使った串カツだな。
玉ねぎもあることだし……問題があるとすれば噛み切りずらいと思われる可能性があることだ。
「肉を買いに行きたいのだが、良い店を知っているか?」
現地の人である協力者に聞いた。
この地域にしか売っていない食材があればみっけものだしな。
「この辺りで肉を買うなら……そうだなエドラド商会だな」
ぐうぅぅぅぅ
協力者の腹の虫は正直になったこともあり、行ってみることにした。
道中エドラド商会について教えてもらった。
どうやらこの辺りでは食材の取り扱い量では群を抜いているというので、期待出来る。
だけど、量だけでは美味しくは出来ない。
食材の質も吟味する必要がある。
長時間握っていたことの影響で暖かくなった路銀を確認しながら、俺と協力者はエドラド商会の扉に手を伸ばした。
店主の声が鳴り響き、微かに扉が揺れる。
そのことよりも、俺には種類の多さと値段に度肝を抜かれ声に漏れた。
「この野菜もあの野菜も以前の街なら二倍はしたぞ」
店主の声色を良くなり喜びが全身から伝わるほどの幸せオーラを撒き散らしながら話しかけてきた。
「お客さん、欲しいものあったの?」
とりあえず料理でお肉を使いたいと説明した。
「料理と言っても何に使うかで変わりますからね。もう少し詳しく教えていただけませんか?」
俺は協力者を呼び、店主と二人に絵を描いて説明した。
店主は絵と俺を交互に見て驚いた。
「これ魔物じゃないのかい!? まさか魔物使いかい!!」
「違う!! これは串カツという食べ物で……神が授けし神秘の食べ物なんだぞ! 試しに野菜で作るから是非とも食べてくれ、そして入信を……んっんん!! とりあえず美味しい食べ物だということは頭に入れておいてくれ」
俺は玉ねぎに似た何かともも肉に似た何かを買った。
そしてどんな料理でも作れるホットプレートの盾を使い揚げた!!
「うおぉぉぉぉぉ!! 早く揚れぇぇぇぇ!!」
時間を待てなかった俺が叫ぶととてつもない物音と共に女神が降臨した。
意味が分からないということは頭からどこかへぶん投げておいて
「ハロハロ〜、揚げる時間を早めたいって願われたから早めちゃうからしっかり広めてね☆」
協力者と店主は驚きすぎて口だけ動いていないが気にしないようにし、揚げ状態を見ている。
「よっし、今だぁぁぁ!」
揚がり具合は最高だ!
ジュワ
「油を落とすから少し待って」
ブンブン
油を振い落とした俺は店主からお皿を貸してもらった。
「さあ召し上がれ!!」
協力者と店主が食べている間に女神に感謝をしようとしたが、どれだけ見渡しても見つからない。
地面に小さくソースで『帰ってるから何か合っ時に叫んでくれたら行くかもね♪』と書かれていた。
本当にあの女神はよく分からないな……しかしこれに関しては感謝だな。
二人の美味そうな表情は作る側としては最高の褒美だな。
「二人とも美味しいか?」
表情を見ていても言葉で知りたいと思ってしまうのも、俺の悪いところかもな。
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来る時にしますね




