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異世界を救えるなら  作者: オシダサユキ
異世界へ
2/13

薫 香





 「寒い…。」




 今の季節は秋。寒さが本格的になってきたころだ。




 寒い中「信じてないなら確かめにいこうぜ!」


 なんて言うあいつ(湊)はすごいと思う。


 あの行動力、俺は尊敬する。





 しかし深夜だぞ。  誰だよこんな迷惑なうわさをながしたのは…


 


 暗い道をのろのろ歩いていると後ろから例の迷惑ボーイが懐中電灯をこちらに向けながら走ってきた。


 「お、追いついた?」


 なぜ疑問形にした? まあいいか。


 「とにかくいこう!!」


 早く向かいたいのか懐中電灯を振り回しながら走っていった。


 他の通行人にはいい迷惑である。




 俺、間違ってもああしないようにしよ。




 湊を追いかけていると学校についていた。





      ここから先が悪夢の始まりだった…




 学校の校門を抜け、校舎に入ろうとしたときに、


 

 「ねえ、君たちもかい?」


 と声をかけられた。


 「⁉」


 突然話しかけられたから、驚いてしまった。



 話しかけてきたのは顔は可愛らしい女の子。


 でも何故か男子制服を着ている。


 「ねえ、君たちも学校の中へ?」


 「そうだが。」


 「そうなんだ~。」


 「そーなのかー。」


 湊も話に入ってきた。


 「君らも行くならさ、一緒にいかない?」


 「そうしよう」


 俺は即答した。  馬鹿と二人なんてごめんだ。


 




 あれ?じゃあなんで俺、ここまで来たんだっけ?


 まあ、考えないでおこう。


  

 「じゃあ一緒だね。あ、私の名前は かおる かおる

  よくある苗字とよくある名前だよ~。」



 いや、俺が知る限り苗字と名前が同じというのは珍しいと思うぞ。それに、なぜ男子制服を着ているんだ? 


 まあ、聞かないでおくことにする。


 

 「俺は黒上、隣がみなと湊。」


 簡単に自己紹介しておく。



 「じゃあ薫、黒上行こうぜ!」


 会ったばかりの人とすぐ簡単に話せるあいつ(湊)はすごいと思う。


 人と話すのが苦手な俺にとっては、とても羨ましい。



 「じゃあいこっか。」


 香は湊についていった。



 二人とも仲良くなるのがはやいこと。



 俺は二人と共に校舎に向かった。


 


 















 


 




 

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