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異世界を救えるなら  作者: オシダサユキ
異世界へ
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学校の噂

どうも、オシダサユキです!

これからよろしくお願いします。



 突然だが俺のまわりのことを話そう。




 ここは特に何もない町で有名な物も特産物もで特にない。


 強いて言えば、農業が盛んなくらいだ。


 森や田畑が多い。町というより村かもしれない。


 俺は、そんな町で生まれ育った中学生の 黒上くろかみ えい。 特に特徴はない。


 今日もこの何もない町でのんびり暮らしている。




 ・・・はずだった。





 それは学校の帰り道のことだった。


 「学校から家の距離までこんなにあるんだよ~」


 そうぐだぐだ言い出したのは同じクラスで目立つ髪型をしている 鈴木すずき みなと


 湊は小学校から俺に話しかけてくる数少ない奴だ。


 「そういや知ってるか黒上? うちの学校の う・わ・さ! 」


 湊が突然聞いてくる。


 「俺らの学校にうわさなんてあるか?」


 「あるから言ってんだろ?」


 反応したら正論が帰ってきた。どうやら本気にしているらしい。


 「一応聞いてやるよ。まあ本気にしないのはいうまでもないよな?」


 仕方ないから聞いてやることにした。



 「聞いて驚くなよ? 


   どうやら最近学校に不思議なことが起き始めているんだってよ。


   その話がまたおかしなものでさ、

      

      

      『深夜、誰もいない校舎に行って校内をあるいていると

       知らないドアがあってさ、そのドアのさきには…』

                                 


                          って話し」


 「ドアのさきには?」


 期待はしないが聞いてみる。


 「知らない。 ただ見ただけなんだってよ。」


 「そうかい。」


 まあ、噂なんてそんなものか。


 「お前絶対信じてないだろ。」


 「そうだが。」


 当然信じるはずがない。こいつのことだからどうせ行こうと誘ってくることも俺は分かっている。


 「信じてないなら確かめにいこうぜ!」


 「嫌だ。」



 …と、言いたかった。


 いや、正確にはいえなかった。

 

 言う前に、


 「じゃ、夜の1時に集合な!」 


 と、言い残して、分かれ道で俺とは違う道を通って行ってしまった。


 なんてことだ。


 あいつは「学校のうわさ~」なんて聞くとすぐに確かめようとする。


 どうしよう… 。


 行かなかったら次の日、あいつに何を言われるか分からない。


 「行くしかないのか…。」


 俺は仕方なく深夜の学校へ行くことにした。



  


 



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