2-8 会得
エネイト基地から、さらに北西に進むと、遠く南の山脈から流れているカンセン川の岸に出る。水棲の魔物や水場を好む魔物が多く生息するという。
気を付けなければならない魔物は色々いるが、とりあえず川岸まで行く間には、引き続き草原の魔物と出会うことが多いらしい。
草原北部で怖いのは、昨日見掛けた巨大草食恐竜、レーベウスの他に、あの熱岩熊、そしてキーゴという魔物あたりだ。
キーゴは、ネコ科の肉食動物を獰猛にして、羽根を生やしたような見た目である。魔物攻略本のイラストではそうだったし、昨日基地を案内してくれたカーギッドも要注意生物として風貌を教えてくれた。
1匹1匹が侮りがたい上に、飛び上がって空中からどこまでも追跡してくるし、なにより群れで狩りをするのが厄介なのだそうだ。
魔法も使って来る個体がいて、群れに襲われると風、氷、雷などの様々な魔法を警戒しなければならない。
そのキーゴは、草原北部では一定の確率で出合うので、スルーを推奨だそうだ。
ルーキー向きの草原にいていい敵じゃねぇだろ……。レーベウスもそうだけどさ。
1匹1匹なら、熱岩熊を倒せる者なら相手にできるはずなので、しつこく追跡されたら頑張れ、とのこと。
熱岩熊は、縄張りを避けて通るとして、キーゴは予防のしようがないので、諦めて河辺の魔物を見に行く。
ここまで、土や風属性の魔石を持つものが多かったが、水辺なら水属性の魔石も得られるはずだ。
そのまま自分で使うわけではないからあまり関係ないけどな!
この辺りまで来ると、自分で探さなくても魔物と遭遇するようになってきたので、身を隠すようにしてコソコソと移動しながら手ごろな獲物を探す。
サーシャがたまにアローラーを撃ち落としたりするのを見届けながら、ゆっくりと川辺へと近付いていった。
ようやく川らしきものが見えたと思った頃、気配察知で激しく動く物体を察知した。
「何かいるぞ、見てみよう」
慎重に、見つからないように位置取りながら察知した方向へ。すると、闘牛のような逞しい体躯をした牛が、叫びながら何かを突いているところが見えた。何だろう?
「あれが赤牛ですね」
「ほう……あれが」
初めて見る魔物を見付けるたびに同じようなことを言っている気がするが、仕方ない。そう言うしかないんだもん。
新しい魔物を見るたびにゲームで魔物図鑑を埋めていっているような感覚がして楽しくなってきた。
俺はやり込みゲーマーだったのだ。
今回は猶更嬉しい。牛だからだ。
あの赤牛とかいう魔物は、草原で狩れる魔物肉で美味しいものベスト3を争う美味な獲物なのだ。
立派に左右に分かれた角からして、オスだな。メスは群れで行動するが、群れなので狩るのは難しい。オスは群れから離れてかなり自由に移動するため、狙って見付けるのが困難なのだが、見付かればおいしい。
ただしオスよりもメスの方が肉の味という意味で美味しいという。……やっぱり牛か。
オスでも普通の牛肉以上に美味しいとあったから、期待はできる。問題はその牛が戦っている相手だが……。
牛の足元に、よく見ると何だか良く分からない生物がいる。いや、一見すると生き物の死骸を雑にまとめたような感じで1つの生物にはとても見えないのだが、もぞもぞと動いて牛の攻撃を躱すので、あれで生き物なのだと分かる。たしかサンシェントとかいう魔物。
死骸を取り込みながら身体にするらしく、スライムの一種ではないかとの研究もあるとか……どうでもいいな。とにかく見た目がキショい。
雑にまとめた死骸の身体のあちこちには、ギョロッと目玉が剥いている。それが不気味さを際立たせているのだが、そのおかげで死角というものがないらしい。そして取り込むように攻撃してきたり、魔法攻撃を放ったりする。
「汚物は消毒だな」
魔銃を取り出し、威力重視でたっぷり溜めてから放つ。2匹は相争っていたため、こちらへの反応が鈍く、簡単に着弾させることができた。
「ンモ゛モ゛――――ゥ!」
「キシシシッ!」
2匹が鳴き声?を上げて苦しがる。魔導剣に魔力を通し、赤牛の首筋を一閃。ついでに火魔法で死骸をまとめた生物を燃焼させる。燃やせ燃やせ!
どんどん新規の火球を追加し、気付けばサンシェントは黒炭になって消滅していた。悪は滅びた。
「お疲れ様です」
サーシャが弓を構えたまま近付いてくる。俺が一閃した赤牛を続けて射撃し、確実に止めを刺しておいてくれたようだ。出来る従者だ。
「血抜きしておきますね……ふっ」
赤牛を持ち上げようとするが、筋肉質な赤牛の重さに一瞬たじろぐ。
俺も傍に寄って頭を抱えるようにして持つ。
「力仕事は俺もやるぞ。遠慮するな」
「はい」
サーシャと二人がかりで、川に血を流し、ついでに冷却させておく。それが終わったら捌いて解体作業だ。
魔石はもちろん、肉も持って帰る。角も使えるそうなので持って帰る。
皮は……時間と荷物に余力があれば剥ぐか。
最優先はもちろん、肉、である。
物と量によっては買い取れないといわれた基地において、常時ウェルカムなのが肉類である。
これだけは相場か、少し高い位の値段が付けられていた。
牛を捌いて肉を小分けにし、風呂敷で包んで荷物の準備を終える。
と、燃え尽きた汚物を見てみると……うーん。魔石すらないほどに燃やし尽くしてしまったか。ヨーヨー反省。でもキモすぎたから仕方ない。
どーせゴブリンと同程度の無属性魔石しか取れないという話だし、別に良いか。
「思った以上に肉が重いな……皮は捨てておくか」
「処理も難しいですし、そうですね」
魔物と遭遇する頻度が高いだけに、荷物が持ちきれないケースもでてきた。
荷物持ち要員を雇うか? 新しい奴隷でも買うか?
……どちらにせよ、金が足りない。
それに男が増えて、まかり間違って、サーシャを襲うとか、逆に恋仲になったりされたら俺のメンタルが持たん。却下だ却下。
「今日は川辺を見るつもりだったが……一度戻るか」
「そうですね」
昼過ぎに基地まで戻ることができ、夕飯用にと赤牛の肉も高値で買ってくれた。
ついでに食堂で遅めの食事を摂っていく。
さっき捌いたばかりの赤牛のステーキを作ってくれたので、堪能する。
うむ……うむ……牛だな。
「美味しいか?」
「ふぁい、脂がしつこくなくて食べやすいですね」
サーシャには違いが分かるらしい。
「午後はこの辺の近くで狩りをするか」
「はい」
出来ればまた、赤牛のように金になる魔物を狩りたいものだ。食休みを長めに取ってリフレッシュすると、また拠点の外へと出た。
「ん?」
外に出て、近隣を適当に探索していると、遠くの空に大きな鳥のような影が見えた。
ときおりキラキラと輝いては、上下に激しく動いている。
「魔物でしょうか」
「多分な」
魔物狩りや、他の魔物と争っているなら、迂闊に近付いてこちらにターゲットを変更されてもたまらない。
目立たないようにそっと観察していると、どこかに去ったのか、倒されたのか、動きは見えなくなった。
まだ少し警戒しながら歩いていくと、向こうからプレートアーマーを着込んだ一団が近付いてきた。
「むっ」
「どうされますか?」
「……まあ、敵意も感じないし大丈夫だろうとは思うが。人数が多いな」
「10人程はいそうですか」
陣を組み、警戒態勢を敷きながら進んでいる。顔まで目視できるようになるまで近付くと、見知った顔があるのを発見した。
「カーギッドさん」
サーシャが思わず口に出す。
「おや? そなた等は昨日の……この辺りにおったのだな」
川で出る魔物について詳しく訊いていたから、基地周辺にウロウロしているとは思っていなかったのだろう。意外そうに口にした。
「ああ、午前中に獲物があったから、一度戻ってきたんだ」
「左様か」
カーギッドは隊の正面にいて、会話することができたが、それに釣られて全体が止まってしまった。立ち話も迷惑だろう、とすぐに話を切り上げようと考えていると、隣にいた女性の隊員が不服そうな顔で言う。
「副長、誰です」
「昨日基地を案内した魔物狩りだ」
「魔物狩り? 個人傭兵風情が、カーギッド様に口の利き方が……」
「まあ、構わんだろう」
カーギッドはあまり気にしていないようだが、ちょっと口調が砕け過ぎていたらしい。
もう忘れたが、家名やミドルネーム?のようなものも名乗っていたはずなので、貴族かな?と思ってはいたが。当たっていたか。敬語にすべきなのか?
「あー失礼しました。口調を改めるべきでしょうか?」
「気にせんがね。生家がどうでも、今は戦士団の一員でしかない」
「で、ありますか」
どうしたらいいのだろう。なんか妙な喋り方になっちまったぞ。
「えー、で、先ほどこの先で戦っていたのは?」
「ああ、我々だ。キーゴの群れが出てね」
「キーゴの!」
要注意生物として教えられた、猛獣のような見た目の魔物だ。
「今回は被害もなく、無事に撃退できた。安心してよいぞ」
「それは有難い」
戦士団が倒してくれなければ、俺が狙われていたかもしれない。単純に有難い。
「では、先を急ぐのでな」
「あ、はい。どうも」
道を一旦退いて、戦士団が通り過ぎるのを見送った。真ん中に位置する隊員たちが、倒したキーゴらしき魔物の死体を担いでいるのが見える。かなり重そうだ。一人で2体分持っている猛者もいる……。
聞いていた通り、見た目は獰猛なネコ科大型獣といった感じだ。ライオンともトラとも少し違う感じがするが……トラをもうちょっと獰猛にしたような見た目だろうか。
肩に担げているので、大きさは常識的なレベルだろう。ただし、それぞれ、肩甲骨あたりから立派な純白の羽根がある。それを見ると、何となく神聖な動物っぽい。
先に進んでみると、先ほど戦いがあった場所付近に異変があった。
何羽ものアローラーが旋回し、しきりに地上に降下しているのだ。これも慎重に観察してみると、地上に何体も猛獣らしきものが倒れているのが分かった。状況からして、キーゴだろう。
「全部持って帰ったわけじゃないのか」
全ては持ちきれないから、状態が良いものや大きいものだけ持って帰ったのかもしれない。
矢と魔法でアローラー達を追い払っていると、ごちそうの存在に釣られてか、奥から大きめの魔物が現れた。赤と黒の毛皮の熊……熱岩熊である。
大きさは前に出会ったものよりも1回り小さく見える。調べたときに、この辺を縄張りにしている熊は確認されていなかったはずだから、新たに独り立ちした若熊なのだろう。
「小さい個体のようだし、逃げるには遅いな。倒すぞ」
サーシャに声を掛けて、魔銃を取り出す。キーゴの死体を貪り食う熊の胴体に狙いを付け、3射。
ジョブを『剣士』に付け替え、大剣を抜いて走る。
熊は魔銃が腹にクリーンヒットして、血を流しているが、戦意喪失することなく二本足で立った。そこに突き刺さる矢1本。
さらに、俺が走り寄るまでの間に4射して3本の矢が刺さり、うち1本は顔面に刺さるナイスショットだ。
「いいぞ、サーシャ」
ウォーターウォールを発動、ついでにウォーターボールをばら撒くようにして撃つ。
熊が怯んだところに、水の魔力を乗せた剣を正面から突き入れる。そしてすぐに距離を取る。エア・プレッシャーの補助付きだ。このエア・プレッシャーで補助する動作はいい加減に慣れてきて、ほぼ無意識に発動できるようになった。
進歩、だな。
「ゴオオォッ!」
やはり経験が浅い個体だったのか、火球を1つだけ創り出して放ってくるも、ウォーターウォールに当たって消えてしまう。無駄だと知るや踵を返して逃走を図った。
だが、ここに至っては遅すぎる。
一方的に背中から斬り、撃ち、突き、撃つ。
さらに足を斬ったところで筋が断たれたのだろうか、まともに走れなくなって崩れ落ちるように転ぶ。それで勝負ありだ。
苦し紛れで手足を振り回す攻撃を剣で受け流し、返す刀で胴体を滅多斬りにする。顔には何本もサーシャの矢が刺さり、次第に動きが緩慢となっていく。
それから3分もせずに息の根を止めることができた。完全勝利だ。
「よし、ふぅー」
剣でツンツンと突いて確実な死亡を確認しつつ、ため息を吐いた。
勝てた、か。
弱い個体で助かった。
「お疲れ様です」
「また、死体を狙って魔物が現れるかもしれない。手早く解体しようか」
熱岩熊は、真正面から勝負したために皮もボロボロになっていて、もともと小さな個体であることもあってあまり取る所がない。手足とか内臓くらいか。
キーゴは……ほとんどが鳥や熊に齧られているし、どうやら魔石は抜いてあるようだ。羽根は売れるそうなので、綺麗に残っているものだけ取っておく。
ちょっとは金になりそうで嬉しい。
「火球もショボかったし、判断も中途半端な感じだったし……今回の熊は弱かったな」
「……」
「ん? サーシャ?」
解体を終えて、出発の準備をしているサーシャからの返答がない。見ると、顔をしかめて頭を押さえ、フラフラとしている。
「どうしたっ?」
慌てて駆け寄って抱きかかえるようにして腰を支える。顔を覗き込みながら様子を窺うが、意識はあるようで目を開くとパチパチと何かを確かめるようにまばたきしている。
「立ち眩みか? 気分はどうだ」
「はい、いえ、すみません。突然だったもので……」
「突然? なにが? どうした?」
「……あの、落ち着いてください。おそらくですが、スキルが手に入りました」
「スキル? え?」
とりあえずサーシャに言われるがままに、ステータス閲覧を開く。
************人物データ***********
サーシャ(人間族)
ジョブ 弓使い(9↑)
MP 3/5(↑)
・補正
攻撃 G-
防御 N
俊敏 G+(↑)
持久 G+(↑)
魔法 N
魔防 N
・スキル
射撃微強、遠目(new)
・補足情報
ヨーヨーに隷属
***************************
『弓使い』のレベルが上がっている。そして確かに、「遠目」というスキルが生えている……。
「遠目、というスキルがあるな」
「やはり、ですか」
サーシャはほっとした表情でそう言った。
「スキルを会得したという、自覚があったのか?」
「いえ。なんといいますか。突然、周囲を警戒するときに遠くが、こう、拡大されるように見えたので頭が痛くなりました」
「ああ、そういう」
何の警告もなく、いきなり自分の両目にズーム機能が付いたら驚くだろう。
黙ってしまうのも、フラフラしてしまうのも無理からぬことだ。まったく、この世界のシステムって微妙に不便だよな。
俺がいなかったら、身体の異常なのか、スキルの影響なのか判断できなかったはずだ。
「何か病気なのでは、と少し不安でした……」
「そうだよな。せめてスキルを会得したときにログが表示されるとか、そういうシステムがあればいいのに……」
「ステータスの神様は、お忙しいでしょうから。そこまで暇はないでしょう」
ああ、うん。そういう認識なのね。
俺はもう、なんかそういうプログラムみたいに捉えているから、もうちょっと使い手のことを考えろよと思うけど。この世界の一般人にとっては神様のやることというか、神秘的な領域なわけだ。
「しかし『溜め撃ち』じゃなかったな」
レベル10前後で「溜め撃ち」というスキルを習得するのが普通だという情報であった。
「申し訳ありません」
「いや、悪い事はないけど。むしろ、何か特別な資質があって特殊なスキルを得たわけだろう?」
「どうなのでしょう。特殊なスキルといっても、良い物も悪い物もありますから」
「ふむ。この『遠目』はどうかね」
残念ながら、「スキル説明」の効果は自分のスキルしか選択できない。サーシャのスキルは対象ではないのだ。
字面からすると、遠くを見ることができるのだろう。そのまんまだが。サーシャの証言も、それを裏付けている。
遠くを見ようとすると、勝手にズームしてくれるスキル、かな。
「制御はできそうか?」
「……はい……そうですね。遠くを見ようと凝視しなければ発動しないようです。それに、このところマジックウォールの魔道具で練習していたおかげで、魔力の流れが少しだけ分かります。目に魔力が流れないように気を付ければ、発動しない……です。今のところそう思います」
「なるほどな。練習が必要そうではあるが、聞いた感じ使えそうじゃないか? 偵察にも、狙撃でも使える」
「そうでしょうか」
「ああ、自信を持て」
サーシャには狙撃の素質があったんだろうか。
あるいは、偵察に使えそうだからそちらの素質か? 『弓使い』は斥候系のジョブを獲得しやすい、と誰かが言っていたよな。斥候系の素質が高い者は、『弓使い』が初期ジョブに設定されたりするんだろうか。
なんにせよ新しいスキルを習得したのは喜ばしいし、使い方によっては便利そうではないか。この短時間でMPが2も減っているあたり、燃費は悪そうだが。
む、サーシャがテストしているうちにまたMPが1なくなった。
MP消費量は慣れると節約できるというのは、主に魔法スキルで散々試してきたことなので、今後慣れていけば許容範囲内に収まると思われる。
「今日はいったん撤退しよう。スキルに慣れないまま戦うのも危険だ」
「はい。そうですね」
エネイト基地まで戻り、テントを張る。
周囲のテントは減ったり増えたりとしているが、昨日も今日も、10前後はあるようだ。あまり人気のない狩場のようだが、何狙いなのだろうか?
早目の夕飯を摂って、水を汲んでテントに籠る。
水に手を入れて、ゆっくり攪拌しながら温めるイメージ。水魔法と火魔法の複合だ。火魔法だけでも水を温めることができるが、かなり燃費が悪い気がする。
魔法は、複合魔法を使うことでかなり多様な使い方ができると思う。『土魔法使い』のような特化型は戦力向上に即効性がありそうだが、長い目で見ると『魔法使い』のような総合職でじっくり訓練していく方が楽しそうだ。
まあ、俺は『魔法使い』と特化職の両方を付けるという荒業もできるのだけれど。
サーシャは少し離れてマジックウォールの操作をしている。
はじめはかなり苦労していたのだが、毎日寝る前に練習することで、腕輪から一定距離の任意の場所に、それなりの大きさのウォールを張ることができるようになった。
物理、魔法両方を防御できるようだが、出力は俺の属性魔法よりも数段劣る。
あくまでも緊急回避的な使い方しかできないだろう。
ただ、その練習をしていたおかげで魔力の扱いに慣れ、スキルの使用にも応用できたようだから想定以上の成果である。
さて、寝る前に自分のステータスもチェックしておくかね……。
************人物データ***********
ヨーヨー(人間族)
ジョブ ☆干渉者(18↑)魔法使い(11↑)警戒士(6↑)
MP 32/38(↑)
・補正
攻撃 G+(↑)
防御 G+
俊敏 G+
持久 G+
魔法 E-
魔防 F
・スキル
ステータス閲覧Ⅱ、ステータス操作、ジョブ追加Ⅱ、ステータス表示制限、スキル説明Ⅰ
火魔法、水魔法、土魔法、風魔法、魔弾、身体強化魔法(new)
気配察知Ⅰ
・補足情報
隷属者:サーシャ
隷属獣:ドン
***************************
おっと?まさかの新スキルが入っている。『魔法使い』は「魔弾」スキルを会得したばっかりだったんだけど。
「身体強化魔法」か。どれどれ?
『身体強化魔法:自己身体に対する直接の魔法的介入を解禁』
ふむ。相変わらず、魔法スキルの説明は曖昧だな。
自己の身体に対する魔法ということは分かった。味方にも掛けられるバッファー的なスキルではない、ということだ。
身体強化魔法を発動させながら、ゆっくりと魔力を練って、自分の身体を巡らせてみる。
……うん、水魔法で水に魔力が流れていくように、身体強化魔法では自分の身体に魔力を浸透させることができる。
ただ、そこからが不明だ。
基礎4属性では、魔力を浸透させたら、その物を動かすことができるというのが最も基本的な魔法の効果だ。
火魔法なら火を、水魔法なら水を自由自在に操るというのが、基本にして奥義、かもしれない。
では身体強化魔法ではどうなるか。
自分の身体に魔力を浸透させる。するとその物、すなわち自分の身体を動かすことが……いや、別に最初から動かせるんですけど。
ってなる。
実験してみたが、単に魔力を通してみただけでその部分の破壊力が増すとか、より速く動くことができるようになる、といった便利な効果はない。
一体何の意味があるのか、要検証だな。
もう後書きしたっけな?
2-5に地図追加しています。資料室にも同じものあります。テーバ地方地図見たい方どうぞ。(クォリティは期待せぬように……)





