2-1 攻略本
滑り込みで乗車した乗合馬車は、領主経営ではないが、いちおう正規の商会が運営するものである。
モグリのは止めておいた。安物買いの銭失い、どころか命失いになる危険があるからな。
こちらはどこぞの大手傭兵団と契約して、専任の護衛もいるらしいから安心して乗車していられる。
見た所、大剣を抱えて入口の方で寝ているように見えるのがその護衛のようだ。特に自己紹介などしなかったから分からないが、近くのローブ姿の若者もそうなのかもしれない。
その二人は入り口、馬車後方の出入口あたりで堂々としているが、それ以外の乗客は小さくなって床に座っている。
1人当たり銀貨1枚半が料金だ。途中下車の場合も、同じだけ取られるらしい。
終点はタラレスキンド。テーバ地方の中核都市だ。まあ、それ以外にまともな都市がないともいう。
「兄ちゃん、どこまで行くんだ?」みたいな他の乗客との会話イベントなんかはない。皆小さく縮こまって黙って揺られている。どこか、日本の通勤電車を思い起こさせる光景だ。
馬車は一頭立てで、俺が護衛をしたときの商人のように予備の馬を用意したりしている様子はない。
不測の事態で馬がケガでもしたらどうするんだろう? と思うが、まあ俺の考える事でもない。気楽な旅になりそうだ。
馬車の進む速度は、人が歩くよりは少し早い程度で、ゆっくりとした運行ペースだ。馬も一頭だし、無理はさせないのだろう。
そんな速度でも、自力で歩いていくよりは楽だし、護衛のサービスも必然的に付いてくるので利用する人は多い。
そこへ、快適性は度外視で乗客を詰め込んでいくから、乗り心地はかなり悪い。乗車率90%ってとこか?直に床に着席してカウントしているから、それでも窮屈だ。さすがに200%とか300%とかを叩き出す満員電車に比べると快適だけど。あれはあれがおかしいのであって。
……それにしても、暇すぎる。
密集した空間で魔法の練習は流石にしないし、できない。
サーシャは俺のすぐ後ろでじっとしている。俺よりも落ち着きがあるよな……いや、よく見るとひざの上にドンを乗せてゆっくりなでまわしている。
どうやら、リュックから出して抱えてやっているらしい。ゴトゴトと振動があるので寝にくそうだが、ドンは熟睡しているようだ。サーシャのひざ枕のおかげか。おのれ。
俺も寝てもいいのだが、横になれないので眠りにくい。ステータスでも眺めて過ごすか。
そうだ、じっとしていて出来るスキルを練習してみるか。
魔法は無理だが、1つ心当たりがある。『警戒士』の「気配察知」だ。
いざというときのために『魔法使い』は残しておいて、もう1つのジョブを『警戒士』に設定する。さっそく「気配察知」を有効化。
……んーむ、妙だぞ? 前試したときは動く人の動きが何となく伝わってきたのだが、今は全体的に変なノイズが掛かっているというか。
おかしな事件の前兆とかじゃないだろうな。
まわりに人が居すぎるのが原因か?
小一時間もスキルを連続発動させていると、たまに進行方向の左右に小さな反応が現れては消えることがあった。道の左右は森になっているから、動物でもいたのかもしれない。
謎のノイズはずっと生じたままだ。何故だろう?
魔力が足りないのかと、魔力を練って上乗せできないかと試行錯誤してみたものの、ノイズは途切れることがなかった。
途中、休憩のために馬車は停車し、乗客たちはそれぞれ、硬くなった身体をほぐすために外に出て行った。
俺も、ここまでにするかとスキルを切ろうとしたとき……あれほどしつこく残っていたノイズが晴れていることに気付いた。
「あれ? ……あ、馬車か」
そして気付く。馬車が原因だ。
『気配察知;システムを介し、周囲の動的反応を察知する』
これが「気配察知」の「スキル説明」による解説。動的反応、というのが「動いている物」という意味だと解釈すると、馬車はどうだろうか。まさに動いている物である。
そして、馬車に乗り込んでいたときは四方が動いていることになって、反応し続けていたということか。分かってしまえば何てことのない理由である。
「はー……馬鹿だったわ。動物らしき動きに反応していたから、スキルが働いていないわけではないことは気付いていたんだけども」
そんなことにも思い至らなかったなんて、とんだ間抜けだ、と自分の迂闊さにちょっと落ち込みつつ、小さく笑みがこぼれる。
前向きにいこう。自分の周囲が動き続けているという、本来は相応しくない環境でスキルを使い続ければ、その分鍛錬になるだろう。各種魔法スキルのように、練習によって伸びるスキルとは限らないが、スキルの使い方に慣れるだけでも有益だ。
探知系のスキルは、今これしかないのだから。
その後も、馬車でガタゴトと揺られながら「気配察知」スキルを試す時間が続いた。
途中で窓際の席順となったときに、窓を開けて顔を出した方がノイズがクリアになると気付いて、以後は窓際を譲ってもらったりした。
方法は簡単である。「ちょっと気分が悪くて……うっ」とか言いつつ説得すれば、積極的に応じてくれた。名付けて、車酔い作戦である。何せ俺がリバースすれば乗客全員がダメージを受ける。周囲の人は心配そうにしながら見守ってくれた。
ちょっと申し訳ないことをした。
翌日からも、窓際席で外を眺めながら進むことになった。俺がお願いしたわけではない。「気分が悪くなるといけないから」と、周囲が勝手に気を使ってくれたのだ。まあ、吐かれる心配は少ないほうがいいのだろう。
「かたじけない」
礼を言いつつ、「これを飲みな」と酔い止めらしき薬をくれたおっさんには、聞いた相場よりも多めの金を渡しておいた。
酔うフリ作戦のおかげで、スキルに集中して目を瞑り、無反応になっても自然なのは予期せぬ副産物である。まあ暇なので寝ている人も多く、その必要があったかは謎だが。
スキルの方はと言うと……。どうやら、止まった状態で、集中し、他の五感をできるだけ遮断した形で行使するのが最も効果的な使い方らしい。魔力を練って、魔力消費と引き換えに効果を拡大させようと奮闘した成果なのか、単に慣れた結果なのか、旅が終わるころには最初よりも少しは正確な情報を得ることができるようになった。
といっても、最初は周囲数メートル程度、なんとなく動いている存在がいるのが分かる程度だったのが、十メートル先程度まで、そして方向も大体分かる程度になっただけである。実際に探索に使えるかというと、ちょっと微妙なラインだ。不意打ちはされにくくなるかもしれない。
他にも、朝練で剣を振っていると護衛の男が興味深そうに見ていて、摸擬戦をするハメになったりと、細々としたことがありつつも、平和に一週間の旅程を消化した。
ようやく到着したのは聖地への入口に当たる街、ターストリラである。
ここには、これから聖地に挑もうというルーキーが集まるらしく、初心者向けの装備から、内部の地図までお役立ちグッズが各店舗に並べられている。
とりあえず傭兵組合に顔を出してみるか……と思って剣のマークを探していると、妙な場所を見付けた。
狼人間を簡略化したようなコミカルな生物と、それに対峙する剣。傭兵組合は、キュレス王国内では同じマークを使っていることが多いと聞いたが、ここは違うのだろうか?
「ご主人様、ここは……魔物狩りギルド……?」
サーシャが入り口に書かれた小さな文字を読み上げた。
「傭兵、ではないのか。ちょっと気になるな。入ってみるか……」
ガラン、と音がして扉が開く。
おっ、変わった内装だなぁ。
役所然としていたスラーゲーやオーグリ・キュレス港の傭兵組合などと異なり、空間が広く空いていて、椅子や机がいくつも並べられている。中央に階段があり、それを取り囲むようにカウンターらしきものが設置されている。
職員はあの階段で上に上がって事務処理をしているのだろう。全体的に広々としていて、机が並べられているさまは、強いて言えばフードコートを思い起こさせる。
壁際にもいくつか作業スペースのようなものがあるが、メインのカウンターは中央にある、階段を囲んだ形の丸いあれだろう。何故あんな形状なのか、普通に奥を仕切ってカウンターを設けた方が設計も楽だろうに。
特に案内してくる者などいないようなので、カウンターで番号札を受け取って並んでみる。物理的に並ぶのではなく、受け取った番号が来たら呼ばれる、地球でも大きな病院などでよく見るシステムである。
「ここはどういった場所だ?」
呼ばれて向かったカウンターで、さっそく質問してみる。
「初めてか? ここは魔物狩りギルド、登録を考えているなら説明するよ」
「ふぅん? 頼む」
「簡単に言えば、テーバで魔物を狩って暮らしている者達の互助組織……支援組織の方が近いかな。王家の肝いりで始まった組織で、怪しいもんじゃない。金を払って所属すると、各種サービスが受けられるって寸法だ」
「各種サービスとは?」
「細かいものはいろいろ挙げられるが、目玉は3つ。情報集約と、許認可と、仲間探しってところかな」
「ほう」
説明慣れしている感じがする。
「情報集約ってのは、こうだ。テーバでは色々な情報が上から流されている。活動する魔物狩りはそれを手に入れて役立てたり、あるいは禁止されたことを把握したりする。だがこれがなかなか骨だ。戦士団や大手の傭兵団なんかに所属していればともかく、個人や少数で活動していたらその収集、整理だけで日が暮れちまう。だから、その最新情報を収集して、まとめてくれるギルドを利用すればその苦労がないってわけ」
「いいな」
「だろっ? 2つ目、許認可ってのは単純だ。ここで狩りをするには、色々許可や認可が必要になることがある。だがギルドに所属していれば、基本的な手続きは不要になる。代わりにギルドへの情報提供が必要になったりするがな」
「ふむ」
「3つ目……えーと、後言ってないの何だったっけ? 情報、許認可、ああ仲間探しか。これを目当てに所属するやつもいる。少数で活動している傭兵なんかは、臨時で知り合い以外とパーティを組みたい場合もあるだろ? その斡旋をしている。普通の傭兵組合よりは親切だし、そういうやつらの集まりだから見つけやすいってのもある」
「……聞いていると、どれも魅力的ではあるな。問題は費用だが」
「だな。入会時に銀貨10枚が必要になる。それから、ギルドで何か手続きしたりすると、そのたびに手続き料が請求されることもある。後は月会費で銀貨2枚。払わなければ除名されるが、テーバでの狩りを辞めるときは出来れば事前に報告してくれ。報告があれば、再入会って道もある」
「理解した。銀貨10枚、初月分で2枚払うとして12枚か。結構高いが……悩むな」
「お兄さんたちはそこのお姉さんと二人旅かい? 少数での活動をするなら、是が非でも入っておくべきだと思うね、俺は。セールストークとしてじゃなく、真心からの進言だぜ。別に入会者が増えても俺の給料が増えるわけでもないしな。支援してくれるっていうなら、受けない道理はないだろ」
「……ギルドの構成員は、今のところどれくらいいる?」
「えーっと、ちょっと俺には分かんねぇや。でもかなり増えてきて、テーバ全体なら……かなりの数がいるんじゃないか?」
「うーん、そうか。よし、入ろう。さっそく情報提供ってのを受けたいんだが」
「はいよ、とりあえず会費は今月分だけにしておくか?」
「ん? そうだな……支部は各地にあるのか?」
「あー、主要な拠点にはあるが。まだまだ、発展途上なんでね」
「じゃあ2か月分先に払っておく。……ほら、銀貨14枚だ、確かめてくれ」
「あいよ」
職員は手慣れた感じで金を数えると、紐で縛ってレジのような魔道具にそれをしまった。
「さて、情報だったな。色々あるにはあるが、確認しておくとルーキーだよな? “中”の基本情報について聞いておくか?」
「そうだな、そうしよう」
「じゃあ個室にご案内だ。えーと、地下のB室ってとこに行っておいてくれ。あそこに階段があるだろう?」
「了解した」
地下のB室に向かうと、小さめの会議室くらいの広さの部屋があり、上から光が射しこんでいる。地下であるし陽光ではない……と思うがどういう仕組みなんだろう?
「待たせたな、説明は引き続き俺、ミッチーがすることになった」
「ああ、よろしくミッチー」
「自己紹介もまだだったな。とりあえず入会届ということで、必要事項を記入してくれ」
名前、職業、持ち家の有無など……無難な項目の後ろに、同意事項が並んでいた。
「……このステータス表示の同意ってのは?」
「ステータスと魔力波長測定の同意は、本人確認に使用する。ステータスは専用の魔道具があるんだが、名前くらいしか見えないから警戒すんな」
「そうか。まあいいか」
もしヤバいところまで表示されても、「ステータス表示制限」のスキルがあるから安心なはずだ。
万が一バレたら……どうすっかねぇ。しかしここまで来て拒否というのも怪しいだろう。
「これに手を置いて……そう。よし、確認した、ヨーヨー」
「ああ」
「後ろの彼女は登録しないのか? 忘れてたけどよ」
「従者なんだが、必要か?」
「従者だろうが奴隷だろうが、サービスを受けるためには登録するしかない。それがルールでね。このままだと、彼女だけ別に許可をもらうことになって不便じゃねぇか?」
「……それもそうか。登録するよ」
また銀貨14枚が飛んで行った。残りの銀貨は10枚も残らない。くっそ、またも金欠か。
「登録料に、基本的な許認可の手続き料は含まれてるからな。手間を考えれば黒字だって。“中”で稼げば良いだろ」
「そうだな。で、その“中”の情報が欲しいんだが」
「よし、まず知っておかなきゃいけないことを話すぞ」
ミッチーによれば、“中”は多様な魔物が生息しており、湧き点の数も多い。どんな魔物がどこに出るのか、の情報をきちんと下調べして、行く先を決めるのが基本の基本ということだ。
各地には、先人たちの築いた大小の拠点があり、そこを利用して魔物狩りをすることになる。
ただし、王家が利用している軍事拠点は原則開放されていない。むしろ、近付きすぎると攻撃されたりするから十分に注意すべしとのこと。
知らなかったでは済まないのだ。
それもギルドで確認すればだいたいの場所は知れるので、常に情報を更新しておけということらしい。
王家の軍事施設というが、それを利用している勢力は大きく分けて3つあり、それぞれの勢力争いが……というきな臭い情報もあったが、さしあたって必要な情報ではないので脱線した話を戻させた。
ちなみに、そのうちの1つの勢力、在地の戦士団の拠点は傭兵に開放している場合もあるという。そのため、どの勢力のものなのかは確認しておいて損はないらしいが。今はそこまで覚えられん。
そこまで腕に覚えがあるわけではないルーキーが最初に行く場所としておススメなのは、入って南西にすぐのゴブリンの森、あるいは北に行って草原地帯、らしい。
ゴブリンの森ってスラーゲーにもなかった? と思ったが、どうやら全国至る所にゴブリンの森はあるらしい。スラーゲーと同様、色々と計算があって敢えて繁殖させている地域とのことだ。
スラーゲーと異なるのは、湧き点はすでに消滅していて、単純に繁殖しているゴブリンのみというところだ。危険や能力は特に違いがないが、湧き点産より魔石が小さくなったりするので稼ぎは減るかもしれないとのこと。
北方の草原地帯は、犬系や植物系の魔物が多く、外でも普通に護衛をしていたくらいの経験があれば簡単には死なないという評判である。
ただ種類が多種多様で、運の要素が絡むので、ゴブリンの森よりは難易度は高いかもしれない、と言われた。
「……なるほど、俺もそこまで腕に自信があるわけじゃあない。その2つのどちらかから腕試しをしてみるよ」
「ゴブリンの経験はあるのか?」
「もともとはスラーゲーでゴブリン退治をしていた。猿みたいな顔のゴブリンだな。それだったら自信がある」
「なら、北の草原かなぁ。外のゴブリンに慣れていると微妙って話だぜ、ゴブリンの森は。管理されているから、狩りすぎると怒られたりするしな」
「それは面倒だな。しかし北の草原は色々いるんだろう? あまり危険を冒したくはない」
「まあ、な。しかし“中”で安全に狩れるところなんてほぼねぇぜ。腹括って挑戦するのも手だ」
「それはそうだが」
「魔物の情報はギルドでチェックすればいい。北の草原なら、他の職員が趣味でまとめた“魔物攻略本”も置いてるぞ」
「……趣味なのか」
「趣味だな、ありゃ。もともと魔物の情報については報告を義務付けたり、情報を買ったりしてるんだが、それを利用してかわいいイラストと一緒に冊子にしたやつがいる」
「かわいいイラスト?」
「そう。見てみれば分かるが、かわいいイラストだ。見た目はともかく、書いてある内容は結構為になるってうわさだ。しっかり予習していけば、危険じゃなくなるぜ」
どれだけ予習しても危険は危険だと思うが、その魔物攻略本は有益そうだな。あとで閲覧しておこう。
「なら、この街にいる間に読み込んでいかなくちゃな」
「あ、その必要はねぇ。ギルドの支部があるところなら、だいたい写本があるからな。っていうか、ここにあるのも写本だ」
「おっと、そうなのか」
「作ったのは趣味だが、有用さは誰しも認めていてな。各地の魔物狩りが依頼を出して写本を作製したらしいぜ」
「なんとまあ、ありがたいことだな」
だが、写本ならその「かわいいイラスト」まで一緒にする必要はあったんだろうか。
「だろ。このギルドは、対等、互助ってのが基本理念だ。ヨーヨーも気が向いたら、会員用の依頼でも受けてみてくれ」
「ああ」
「というか、最初の数か月は免除だが、それ以降は何かしらの貢献行為が必要になる」
「おい、その辺聞いてないぞ」
「わりぃわりぃ、まあ大したことないからパッと熟しちゃってくれ。簡単な依頼を受けるとか、魔物情報を提供するとか……多少のことをすればいいってことになってる。失敗しても除名されるわけでもないし、気楽にやればいいよ、気楽に」
「まあ、いいか。で、魔物攻略本ってのを見せてくれるか」
「閲覧室があるから、後でそこに案内しよう。他の地域の情報も説明しておかなくて大丈夫か?」
「あ、可能なら説明してくれ。出来るだけ慎重にいきたいからな」
「殊勝なことで。良いぜ、一通り説明して進ぜよう」
それから、各地の簡単な説明も受けた。単なる知識だけでなく、実感のこもった評価もあったのでもしやと思ったが、ミッチーもかつては“中”で狩りをしていた手合いらしい。道理で。
なかなか参考になる説明であった。
帰る前に閲覧室にも寄って魔物攻略本を開くと、絶句した。
「か、可愛いですね」
普段、こういうときは置物と化すサーシャが思わずといった調子でこぼす。そう、イラストはかなりデフォルメされていて、アニメを通り越して子供向け絵本に出てきそうな絵柄だ。
こちらにそういう文化があるのか分からないが、自分なりの工夫でこのタッチに行き着いたなら1種の才能だ。そのせいでまったく魔物の危険性が伝わってこない。
意識的に絵は視界から除外して、隣のページに箇条書きにしてある注意点などを記憶していく。
メモは可能らしいので、余っている報告用の用紙を使って気になる点を書き写しておく。もちろんイラストは書き写さない。
「この人にドンちゃんの絵を描いてもらいたいですね」とはサーシャの感想である。まあ、うん、可愛くなるのだろうね。
有難くも頂いた感想について、本作のヒロインについての質問が含まれていました。
これは触れておくべきかなーと思う一方で、軽度のネタバレな気もしないでもないので活動報告で触れることにしました。
旅先で出会ったあいつは仲間にならんのか? といったことが知りたい方がいたら、どうぞ。





