6-23 嘘吐き
樹々の生い茂る森の一角、北に流れる川から地下へと流れ落ちる滝がある。規模は大きくはないが、常に水が落ちては滝壺の水面を叩く音が響いている。
その側に、森を伐り拓いて集落が作られている。
周囲には大国の都市に見られるような立派な壁はないが、代わりに木の根を編んだネットや金属の板などが樹々と繋ぎ合わされ、防壁としての役割を担っている。
ただしその一角、他の場所と異なり、石造りの壁に頑丈な金属の扉が設けられている場所がある。里の顔とも言うべき玄関口である。
扉の前は大きく空間が開けており、少し離れた位置にはいくつものテントが並んでいる。
里を攻める傭兵団、ポロード団の拠点である。
それらのテントから南に少し離れた場所には、ポロード団の小さな拠点があった。
木の箱と土壁で作られた簡易的な防御陣地であり、魔物や敵の増援が本隊を後ろから攻撃する事を防ぐとともに、補給ルートを確保する役割を担っている。
槍や弓を構えた団員が7〜8名程度詰めており、周囲を警戒しつつも、やや弛緩した雰囲気になっていた。
「おい」
南の方を警戒していた団員の1人が、東を見ていた隣の団員を小突く。
「なんだ? ……ラキット族じゃねぇか」
目線の先に現れたのは、小さな身体に槍を構えたラキット族。
周囲に別の人影はない。
「お前、何者だ?」
「拙者はアカイトと申す戦士。偵察より戻った!」
「ああん? 一緒の団員はどうした」
「魔物に倒されてしまった!」
話しかけた団員は、隣の団員と顔をつい見合わせた。
厄介ごとの匂いを感じたからだ。
「……魔物の群れがまた来るのか?」
「分からぬ! こちらに向かってはいなかったゆえ。詳しい情報は、後で話したい」
「後でだと? すぐに話せ」
やや苛立った声を出す団員。
アカイトはふん、と胸を張る。
「後で話す! まずは、約束を守って貰いたいのだ」
「約束? おい……」
団員は隣の団員を見た。
今度の視線は意図のあるものだった。
最近入った人間族がラキット族をうまいこと使っていることは知っているが、具体的にどのような「説得」をしたのか、知らなかったからだ。
「約束とは何だ? 俺はその約束を聞いていないから、分からない」
「拙者の仲間を解放してくれると言ったろう!」
「……仲間? 他のラキット族か?」
「そうだ!」
「分かった。後で団長に聞いてみよう」
「ぬう。では、仲間と会わせてくれ」
「そりゃ無理だ。今は他のラキット族も偵察に出ていてな」
「……何?」
「まずは情報の報告を……」
「ふは、ふはははは……やはりな」
アカイトは、掠れた声で笑った。
「なんだ?」
「嘘だった、というわけだな」
「……何の話だ」
「あの人間族の男は言ったぞ。拙者が西の魔物について詳細な情報を探れば、仲間を危険な目に遭わせないと」
「……」
「他のラキット族は貴様らに保護され、美味しいごはんを食べているとな」
「……こいつ」
団員は、手にしていた矢を弓に番えて、アカイトに照準を合わせる。
「ラキット族が、一端のこと言ってんじゃねぇよ。とっとと偵察結果を言え」
「断る!」
アカイトは槍を構える。
拠点では、大声で話している団員とアカイトに気付いた他の団員が、アカイトに注目するが、武器を構えた団員は少ない。
ラキット族を脅威と思っていないのだ。
「子ネズミ風情が、調子に乗ってんじゃねぇぞ!」
弓を構えた団員が怒鳴る。
隣で槍を持った団員が、その声量に顔をしかめながら、首を振った。
「おいおい、マトモに相手してんじゃねぇよ。ラキット族を勝手に殺したら、あいつが怒るんじゃねぇか?」
「うるせえ! クソ弱い人間なんぞにビビッてられっかよ!」
「はあー、だが、ラキット族は高く売れるんだろ?」
「子ネズミどもは、愛嬌があるから売れるんだろうが。口答えするクソなんて値は付かねえよ」
アカイトは、槍を構えたまま地をたしたしと踏んだ。
「貴様らが、ラキット族をどう見ていたのか、ようよう分かったわ!」
「……まあ、こうなったら殺しちまった方が後腐れはねぇかもしれねぇが、まだ魔物の情報を取ってねえんだぞ。なるべく生け捕りにするから、お前は見ておけ」
槍使いの団員が拠点の中から出てきながら、槍を回す。
「ラキット族の戦士アカイト、いざ参る!」
「はいはい」
ちょいちょい、と挑発するように指を曲げる団員。
アカイトは槍を真っすぐ前に構えたまま、突進する。
「はあー!」
「ほい」
すっと身を躱した団員が、槍の石突でアカイトの腹を突く。
「ぐっ……まだまだ!」
「どこ狙ってんだ」
アカイトの突進を軽く躱しながら、石突で小突く。
それを繰り返しただけの、戦闘とも言えないそれは、アカイトの小さな身体を確実に壊していく。
「ぐ……まだ、まだ」
「もうまともに立てもしねぇじゃねぇか。俺だって鬼じゃねぇ。まともに斥候としての役割を果たしてくれりゃ、お仲間の件も団長が考えてくれるかもしれねぇぞ?」
「せ、拙者を馬鹿にするでない……嘘吐きが」
「お前……ホントにラキット族らしくねぇな」
もはや突進すらできずに、ただ起き上がったところを蹴られてすっ飛ぶアカイト。
今度は、起き上がるのを待たずに、首根っこを掴まれ、持ち上げられる。
「分からねぇか? ラキット族の戦士だか何だか知らねぇが、弱すぎるんだよ、お前は。お前からしたら不満なのかも知れねぇが、俺たちは弱っちいお前らを保護してやってるだけだ」
「ふ、ふざけるな……」
「お仲間も、納得して付いてきたんだろ? 何て言って連れてきてんのか、俺は知らねぇけどよ……」
ずい、と顔を近付ける団員。
アカイトはすっかり土汚れた顔を、それでも逸らすことはない。
「気に入らねぇなら、お前の力で変えればいい。だが、お前には力がねぇんだよ。今だって、お情けで生きているだろうが。少しは立場を弁えろ」
「くっく……」
「何が可笑しい?」
「確かに貴様は、あの人間族と違って……話が下手だな」
「……チッ」
団員は力任せにアカイトを地面に叩きつける。
力なく転がるアカイトに向けて、石突ではなく穂先を向ける。
「もういい。情報を言え。言わなけりゃ、本気で殺すぞ」
「……断る!」
アカイトは、地に伏せたまま、顔だけを敵に向けたまま吠える。
「そうか。3つ数える。それまでに言わなきゃ、心臓を貫くぜ」
「ふん、やってみろ!」
「チッ。3……2……1……っ!?」
団員は槍で何かを弾く。
だが続いて飛んできた何かに弾かれ、後ろに倒れる。
後ろで事態を見守っていた弓使いが即座に矢を放ち、放たれた矢はいくつもに分裂して一面を襲った。
「お、お主」
「さすがに古墓にいた連中とは練度が違うな」
ウィンドウォールを張った男がすさまじい速度で飛び出すと、倒れたラキット族を庇うように前に立つ。
「なんだ、てめぇら! 見たことねぇ連中だな」
「通りすがりの……ナイスガイだ」
少しだけ考える素振りを見せた奇妙なヘルメットを着けた男が、結局諦めたように、そう言った。
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ヨーヨーです。
さて、堂々と歩き出したアカイトの後ろから、コソコソと付けてきた俺たちだったが。
里を攻めている連中の拠点らしきところに近付いていってからは、聞き耳を立てながら事態を見守っていた。
アカイトとのやり取りを聞けば、何か情報が入るだろうと思ったからだ。
アカイトが心配だったのも1%くらいはある。
しかしアカイトの奴、何故、ああも真正面から戦うのだろう。
真正面から突進とか、どう考えても、彼の特徴に合っていない。
正直、里を攻めている連中の素性が分かったわけではない。
このまま敵対するつもりかと言われると、今でもちょっと躊躇がある。
なんせこいつら、強い。
弓の才能爆発娘ことサーシャの不意の一撃を弾き飛ばすし、後ろの弓使いが放ってきた矢は分裂とかするし。マジでビビった。
戦線の後方を守っている一般団員がこのレベルとか、どうなってんだ。
ただ、ある意味では想定通りである。
キスティ曰く、こういった辺境では戦士団も傭兵団も「少数精鋭」になりがちなのだという。
魔物が多いから戦闘が多く、また実力のない団員は自然と淘汰される。
「高地の9人」と同じ理屈だ。
辺境に存在する少数精鋭の高レベル集団と、人口密集地帯の数の論理。その相克は時代を越え、この大陸で常に繰り返されてきた歴史である。
キュレス王国なんかは「数の論理」で周囲を圧倒してきた歴史があるが、逆に少数精鋭部隊を柱として周囲を屈服させ、覇権を握って国を興した例もあるのだとか。
「ふざけやがって。モク家の雇われか?」
「いや? 特に誰にも雇われていない」
「だったら、そのラキット族を寄越せ。そいつは俺らが雇ってんだ」
「そうは聞こえなかったが。悪いが、こいつは俺らに借りがあってな」
「……まさか、そいつに付いていった団員はお前らが消したのか?」
「まさか」
否定するが、なんかすごく肯定っぽい否定になってしまった。
いや、マジで違うんですよ。
でも否定すればするほど、怪しく見えるドツボ。助けて。
「どうしても渡せねぇなら、お前らも消えて貰うぞ。ポロード団を舐めんなよ」
「まあまあ。さっきお前も言っていたんじゃないか。気に入らねぇなら、手前の力で変えろってさ」
後ろに手信号で合図を出す。
改造魔石が投げられ、一面に砂をまき散らし始める。
「チッ、逃がすんじゃねぇ!」
アカイトを抱えて、後ろに飛ぶ。
サーシャたちは、相当遠くに待機してもらっている。
気配を消しながら、少し遠回りしてそちらに合流した。
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「何故、助けた」
アカーネに包帯をぐるぐるに巻かれたアカイトが、呟いた。
とりあえず逃げまくって、アカイトが知っていた見つかりにくい洞窟に入ったところだ。
キスティが入り口を見張っているし、ドンも起きて警戒してもらっている。
「お前、忘れたのか。ジグを渡すためには、里までの案内が必要だろうが」
「……嘘だな。それならば、わざわざ拙者を助けずとも良い」
「まあ、それだけではないのは確かだが」
「お主の指摘していた通り、拙者に他種族が使うような金の類は大してござらん。拙者を助けたところで、何の得もないぞ」
「まあな」
アカイトは、意気消沈したのかすっかり元気を失ってしまっている。
これだけ全身を殴られたら、仕方ないのかもしれないが。
「では、では……何故だ? 拙者、お主のような人間族の考えていることが、一番分からん」
「人間族で一括りにすんじゃねぇよ。ラキット族も色々いるだろ」
「……そうだな」
実際、人間族って色んな種族と混血しているせいで、今まで見てきた中では一番バラエティに富んだ種族ではある。
東で人間族が多いのは、種族的に優れているというよりは、色んな種族と子を成してしまう恐るべきエロパワーのせいかもしれない。
「俺がアカイト、お前を助けたのはもっと単純な考えだぞ。ムカついたからだ」
「……ムカつく?」
「お前らの事情も、あいつらの事情も良く知らんけどな。仮にも一方的に約束を破っておいて、言うことを聞けっていうのはな。ブラック顧客を思い出す」
「ブラックとやらは分からんが、そんなことで拙者を助け……奴らを敵に回したと申すか」
「そうだぞ。それにあいつら自身が言ってただろう。気に入らないなら、力づくで変えろってな。なら俺が変えても良いかな? と思ってな」
「それで奴らが納得するわけがなかろう」
「そりゃあそうだな」
「くっく……笑うと痛い!」
「おい。俺は別に笑える話はしてないぞ。自業自得だ」
「くっく……痛い、痛い!」
アカイトは痛みと戦いつつ笑うという器用な芸当をしばらく続けていた。
アカーネが薬草の汁を染みさせた包帯を巻きつけにくくなって、迷惑そうにしている。
「……ふう。おかしな奴だな、ヨーヨーは」
「そうか。良かったな」
にしても、ナイスガイて。
せっかく、ピンチに駆けつけるヒーローみたいな登場をしたのだ。
もうちょっとウィットに富んだ受け答えがあったのではないか。実に悔やまれる。
「ヨーヨー。お主は強いのだろう」
「ん? ……どうだろうな」
「ラキット族では歯の立たぬ魔物も、苦も無く狩っていたではないか」
「あのアリどものことか?」
「ああ。それに、放たれた矢をすべて弾くあの術。逃走する際も、とんでもないスピードで木々の間を飛び回っていた」
「……まあ」
それは身体強化と気配探知のおかげです。
「どうすれば、お主のように強くなれる?」
「なんだ、強くなりたいのか?」
「……当然だ。拙者は力強く、最強の戦士になる。そう心に決め、鍛錬を積んでいるのだ」
「ふむ」
力強い戦士ね。
だから、あの猪突猛進なのだろうか。
「アカイトがなりたいのは、理想の戦士なのか? それとも、勝って生き残る戦士なのか?」
「……当然、理想の戦士で、生き残る戦士だ。拙者の目標は……」
「理想が、正面から突進する戦い方なのか」
「ああ。だが、だが……無理だ。拙者には……この非力なラキット族に生まれた身には、過ぎた野望であった」
「まあ、あの戦い方なら無理だろうな」
「……」
アカイトは口を噤み、目を瞑った。
「だから俺はどっちだ? と訊いたんだ。理想の戦い方、生き方は無理でも、生き残る戦士、ただ強い戦士なら話は別だろう」
「気休めを言うでない」
「いや、気休めではないが」
「……拙者はラキット族だぞ。お主なら、どう強くなるというのだ!」
あの戦い方に拘っているのかと思ったが、単に他に戦い方を知らないだけなのか?
まあ、言うだけならタダか。
「小さくて非力なら、力で勝負しても仕方ない。敵の倒し方なんて決まった型はないんだ。毒を仕込んでも良いし、何かを投げても良い。あるいは軽い剣で敵を翻弄しても良い。蝶のように舞い、蜂のように刺すんだ」
「蝶のように舞い、蜂のように刺す……」
つい引用してしまった。
すまんモハメド・アリ。
それっきり、言葉を発さないアカイト。
静寂が洞窟を包む。アカーネがアカイトの、ルキがジグの世話をしている音だけが響いた。
「か……!」
「ん?」
「かっっっっっっっっこいいではないかぁぁああ!!」
「うおっ!」
急に辺りに響くような大声で叫んだアカイトに、アカーネが顔を顰める。
アカイトを心配そうにチラチラと見ていたシャオは、「ニ゛ャ!」と零すと奥にいるルキのもとに飛んで逃げていった。
「ど、どのようにすればそのような戦士になれるのだ?」
「……知らん」
「お主が言ったのではないか! ケチケチするな!」
「知らん。まあ、そうだな……俺なら、隠密系や探知系を磨いて、敵の不意を突くようにするかな。そういうのと戦士系の複合職があれば良いんだが」
「むぅ。隠れたり探したりするスキルということか? それならあるぞ!」
「あるのか。てっきり戦士系に変えていると思っていたが」
「変えてくれる神官がいなかったのだ! 一族の者も、“そのジョブを変えるなんてとんでもない”と言ってきおってな」
「ほう」
無理にジョブを変えるのは天罰が、みたいな話があったようだが。
変えないように諭すのはありなのか。
「どうやったらその理想のジョブが出るのだ?」
「さてな。まあ、一度戦士系ジョブを育てて、出るかどうか……ってところじゃないか?」
「むう」
「それにしても、何でそんなに強くなりたいんだ?」
「……ラキット族は馬鹿にされるのだ。魔物に襲われにくいから、無理に倒そうとはせん。一族の者は好きだが、拙者は歯痒い」
「ラキット族を変えて、世間に認めさせたいと?」
「むう。それは違う気がするな! 一族には一族の考え方があって良い。だが、拙者はそれでは満足できぬ」
アカイトはそれから、幼いころの思い出を語った。
アカイトは幼いころ、「うそつきアカイト」として仲間内で馬鹿にされていたらしい。
いや、これまで見聞きするラキット族の性質的に、馬鹿にするつもりはなかったのかもしれない。
ただ、アカイトは純朴なラキット族にしては嘘を吐く変わり者だったので、それを指摘されたのがコンプレックスだったようだ。
ある日、彼は「外には食べたことのないような美味しいものがある」という噂をまことしやかに語った。それに対して、アカイトが嘘吐きだと知った仲間は「どうせまた嘘だ」という反応をしたらしい。
だから、彼は「嘘じゃない」ことを証明するために、1人で外の世界に出かけた。
ラキット族は魔物に襲われづらいらしいが、まったく襲われないわけではない。
中にはラキット族をエサとして狙ってくる個体もいるし、他の種族と同じようにラキット族を攻撃する魔物もいくらかいる。
だからこそ、若いラキット族が1人で遠出することは通常ない。
しかし彼は、自分が嘘吐きではないと証明するために、1人で外に出てしまった。
目的地が決まっているわけでもない、あてどない旅だ。
持って出た食糧は減っていくし、魔物から隠れながら進む道のりは遅々として進まない。
ある日、1体の魔物がアカイトを襲ってきた。
巨大なクマのような魔物だったという。
その前まで、別の魔物から逃げていたこともあって、場所の把握が疎かになっていたアカイト。
逃げ場を失い追い詰められた彼は、ただ大声で助けを求めた。
絶体絶命の彼に、救いの手が差し伸べられた。
そのクマの討伐のために出ていた傭兵団の巨人族が、クマの振り下ろした腕を受け止めたのだ。
咆哮を上げながら、一回り以上巨大な魔物に立ち向かっていくその姿。
アカイトは、魔物から隠れて、逃げてばかりのラキット族の世界では知り得なかった世界と出会った。
「それから拙者は考えたのだ。ラキット族でも、逃げるのではなく、魔物を倒す戦士になりたいと」
「他のラキット族で、戦士職の奴はいたのか?」
「ほとんど居らん。どうしても倒さなければならない魔物がいたら、周囲の里に助けを求めて討伐してもらうばかりであった」
「……なるほどな」
「それから拙者は、外の里との交易に積極的に志願し、様々な戦士から鍛錬方法を聞き出したのだ!」
「どんな鍛錬をしてたんだ?」
「まず、毎日100回槍を振るのだ! そして敵を恐れぬ胆力! 一撃で敵を吹き飛ばす力をつけるため、お肉を良く食べるのだ!」
何というか、浅いな。
それであの戦闘能力が出来上がったのか。
「なるほど」
「……だが、拙者は間違っていたのやもしれん。それらはいずれも、巨人族の者に聞いたのだ」
「そりゃ間違ってるだろ」
「むう。痛恨だ」
まあ、アカイトも新たに目標ができて精神的には元気になったようだし、それより現状の整理が優先だな。
いったん警戒はドンを中心にしてもらって、キスティにも警戒しつつ会議に加わってもらう。
ルキ、サーシャも近くに呼んで作戦会議だ。





