6-17 バカ
アリエルとかいう、物語のヒロインにでもいそうな名前の奴から、一騎討ちを申し込まれている。
「断る。お前ら、それが常套手段なのか?」
「なんだと? ……あぁ、もしや頭にも同じことを言われたか」
頭というのは、賊のトップを張っていたラスプのことだろう。
「まあな」
「頭のことだ、どうせデバフでも掛けて罠を仕掛けたろう。だが頭が死に、アンタがここにいるということは、見破ったか」
「いいや。デバフを掛けられた状態で、ぶっ殺しただけだ」
堂々と言い放つ。嘘は言っていない。
さて、どう出て来るか。
「何? それは本当か?」
「本当なら何だ」
「くくく……良い!」
アリエルは腰から剣を抜き、興奮ぎみに一振りした。
こちらも剣を構え、出方を見る。
「良いな、魔人。衛兵隊の腑抜けどもとは違う」
アリエルは、剣を捧げるように掲げ、片膝をついた。何かの儀礼のようなポーズだ。
「改めて、伏してお願いする。一騎討ちを頼みたい」
「お前、戦闘狂ってやつか」
「別に狂っているつもりはない。ただ一端の戦士として、手合わせを願っているのだ」
それが戦闘狂なんじゃねーのか。
「罠はないと言いたいのか?」
「ああ。頭のような興醒めはしない。誓って、卑怯な真似はしない」
「賊に卑怯なことはしない、と言われてもな」
「それは道理だ。信用がないことは承知している。だが、曲げてお願いしたい」
「強者と戦いたいだけなら、乱戦でも良いんじゃないのか? なんで一騎討ちに拘る」
「集中できないからだ」
「集中?」
「正確に言えば、目の前の敵に意識を集中できないからだ。常に周りの動きを把握し、立ち回る必要がある。乱戦において一番に必要なのは状況把握能力であり、戦いのセンスではない」
「そうか、分からんな」
いや、状況把握能力が必要というのは分かるのだが。一騎討ちの方が良い理由としては、よく分からない。
まあこいつを理解する必要もないか。
キスティあたり、分かるのかもしれないが。
そんなことよりだ。
「だとしても、受ける理由がないな。俺が受けて、得することはあるか?」
「得? 魔人は思いの外、俗物か」
「賊に俗物だと言われるとはな……」
「得か。そうだな。ここに集まってきた宝でどうだ」
「集まってきた?」
「そう。魔人が頭を殺して以来、統制が利かなくなってね。アジトから金を盗んで逃げる奴が続出した。この周辺に来た奴からは、それらを奪った」
「ほう」
「それは後ろの小屋の宝箱に入れてある。鍵はこれ、私が持っている」
アリエルは首から下げた紐に結ばれた鍵を、鎧から取り出すようにして見せた。
「良いのか? そんなこと言っちまって」
「構わない。受けてくれないなら、部下に渡して隠してしまうよ。どうだい?」
「それを奪ってみろ、というわけか。お前の部下とやらと追いかけっこしてもいいが……いいだろう。受けてやる」
「ほう!」
前に出つつ、後ろに合図を送る。
様子を見ろ、というハンドサインだ。その意味は、劣勢になったら介入しろということだ。少なくともサーシャには伝わったはずだ。
決闘する2人のうち敵だけを攻撃するというのも難しい注文だが、サーシャの弓なら問題ないだろう。
「そんなに一騎討ちしたいなら、見せてみろ。その自信の根拠をな」
「感謝する。戦の神ズルよ……」
ごにょごにょ、と神への言葉を捧げるアリエルを待つ。
戦の神がズルって名前なのは、皮肉だよなあ。
いや、むしろピッタリなのか?
そんなことを考えつつ、こっそり魔力だけ練って、地面に浸透させる。
「いざ、この血に賭けて勝負」
「……開始の合図はなんだ?」
「そちらの作法があれば、合わせる」
「特にない」
「では」
アリエルが剣を一度戻すと、腰に手を回し、ベルトからナイフを取り出す。
「こいつを投げて、落ちた時で良かろう」
「ああ、構わん」
剣を構える手に力を入れる。
「行くぞ」
ナイフを放り投げるアリエル。
ナイフを投げた後、すぐに腰から直剣を抜き、右手に持っている。
左手には、胸がようやく隠れるくらいの、小さめの盾を構えている。
盾は円の真ん中が盛り上がり、少し尖っている形状。
相手の攻撃を受け止めるより、流すような使い方をしそうだ。
「ふっ!」
視界の端でナイフが地面に刺さるのが見える。
同時にアリエルが動く。
盾を構えたまま、その盾に隠れた死角から振り上げるように、剣が振られる。
俺は動かない。
アリエルの足元が小さく陥没し、アリエルが体勢を崩す。その首筋を狙って魔剣を突く。
しかしギリギリ、盾の端が魔剣を弾き、突きが流れる。
辛うじて踏みとどまったアリエルが、後ろに跳ぶのと合わせて、エアプレッシャーで前に出る。
動きが激しく、狙いも付けられないが構わない。
魔剣を何度も振り回す。
魔剣は盾と剣とで受け止められるが、その先からは魔力が放出され、3度目でアリエルの脇に当たる。
「ぐうっ……!」
アリエルの鎧が破損し、部品が飛ぶ。
アリエルは攻撃された勢いを利用するように転がると、距離を取った。
追撃で魔力を放出するが、器用に盾で弾かれた。
あの盾、魔力を弾く性質があるのか、それとも使い方なのだろうか。
「はあ、はあ……聞きしに優る……」
立ち上がると盾を立てて、防御重視の構えを見せるアリエル。
できればこの一連のやり取りで、倒してしまいたかったのだが。
「そちらもよく凌いだな。突撃隊長だったか? その割には、手堅い戦い方をする」
アリエルは盾をメインに組み立ててきている。
賊の突撃隊長とはイメージがだいぶ違うぞ。
怪しいのは、スキルを使ってきてないことだ。
身体強化系か、防御系の地味なスキルなのかもしれない。
もうコソコソする必要もない。サテライトマジックで、魔法の玉を後ろに浮かべる。
いつもの魔法だが、最近の練習成果も取り入れている。浮かんでいる魔法の種類が、バラバラなのだ。水魔法、土魔法、火魔法に溶岩魔法のボールを浮かべている。
これは簡単なように見えて相当難しい。
今も、威力や効率を重視するなら魔法の種類を統一したほうが絶対にいい。
「それは……!?」
「どうした、来ないのか突撃隊長? ならこっちから行くぞ!」
溶岩魔法の玉を制御し、ラーヴァボールとして飛ばす。
未知の攻撃を盾で受けるのは危険と思ったか、ギリギリで避けようとしたアリエルの方向に少しだけラーヴァボールの進行方向をズラす。
サテライトマジックの制御が残っているので、近距離であれば多少の干渉は可能なのだ。
これも練習の成果だな。
ラーヴァボールはアリエルの肩に当たり、ジュッと焼ける音が響く。
アリエルの顔には脂汗が流れている。
「ぐぅっ……! なんだ、この魔法は?」
「さてな」
一歩前に出る。
アリエルが一歩下がる。
「良いのか? 距離を詰めないと、魔法撃ち放題だぞ」
「ふっ……魔人よ。今確信したぞ」
アリエルは息を大きく吸い、吐いた。
「確かに、頭では勝てないだろう」
「なんだ、疑っていたのか」
「多少」
まだ心は折れていないようだ。
しかし、ラーヴァボール以外にも色んな種類の魔法が準備されているのは見て分かるはず。
警戒せざるを得ないはずだ。
「舐めるな、魔人」
アリエルが再び距離を詰めてくる。
しかしその動きはゆっくりとしたものだ。
何かの誘いだろうか。
斬りかかるのはリスキーだ。
浮かべている各種ボールを攻撃に使う。
いくつかのボールは外れるが、ラーヴァボールとファイアボールが直撃コース……何!?
アリエルの直前で静止した2つのボールが、逆に加速するとこちらを襲ってきた。
ファイアシールドで軌道を逸らし、直撃は免れる。
鎧に掠ったが、痛みはない。
その間に速度を上げたアリエルが、盾を押し出して突撃してくる。エアプレッシャーで一度後ろに逃げると、今度は剣を突き出すように追撃してくる。
それには魔剣で合わせるが、勢いの乗った敵の攻撃に押される。
魔剣は上に撥ね上げられた。
その状態で、再度敵は盾を前に出して突進してくる。
再度エアプレッシャー。
一度やった手だ。読まれるだろう。同じじゃダメだ。
先程とは逆に自分の身体を押し出す。
勢いの乗った体当たりで、敵と正面衝突する。
身体が軋む。
痛い。
だが、この衝撃を「分かっていた」俺の方が立て直しが早い。
怯んだ敵に蹴りを見舞い、攻撃の勢いが削がれた敵に斬撃を浴びせる。
魔力放出を受けて敵の鎧は壊れるが、肝心の急所や胴体は盾でうまく守られてしまう。
まだサーシャの矢は飛んでこない。
俺は必死だが、客観的に見ればまだピンチと言うほどでもないか。
「デタラメだ、魔人……」
盾の後ろに身体を縮こめるようにして、アリエルは防御重視の構えを取る。
敵が消極的になった間にと、ステータスを見る。
魔力が半分くらい消えている。
思っていた以上に、消費が多い。
サテライトマジックの慣れない使い方をしたからか?
「お前もな」
放った魔法を返されたのは、驚いた。
いつだったか、以前にも魔法球の制御を乱されたことがあったな。
似たような技術だろうか。
「ほう? さしもの魔人も、自らの魔法を返されると、驚いたと」
「どんなスキルだ?」
「知りたいか?」
「……教えてくれるのか?」
「いいや。だが、それもファイトマネーに含めるとしようか。後ろで見ている部下たちは、ほかに行き場のない奴らだ」
「うん?」
「頭が死んでから、部下どもも雪崩を打つように離れていった。今でも残ってるのは、他に行き場のない不器用なやつだけだ。だから、私が負けたら、その相手に従うように、そう命じてある」
「勝手なことを」
「別に、配下に入れろというわけでも、保護しろと言うつもりもない。煮るなり焼くなり、好きにするが良い」
「それで納得したのか? 部下は」
「納得する部下しか残らなかった。そういうことだ」
「報われないな」
そいつらの処遇は、まあ。
終わったら考えれば良いか。
「つまり、部下に聞けば、スキルのことも分かるというわけだ」
「スキルのことを、部下に話しているのか?」
「全てではないが、私が前線に立つことも多い。スキルの概要くらいは分かるだろうさ」
「……そうか」
話しているうちに練り上げた魔力で、多数の魔法を同時に展開する。
威力より数を重視した構成。
それらを一斉に放つ。
「ぬっ!! ぐあっ」
それを見たアリエルは、後退しながらいくつかの魔法を跳ね返す仕草をしたが、魔法を止めたところで別の魔法に晒されてこちらに返すには至らなかった。
威力は低いまま放ったから、致命傷には至っていない。
しかし、心理的なダメージは大きいはずだ。
「やはり、そうか。お前のスキルが何だか知らんが。その様子からして、制約があるとは思った。意識的に返すことと、同時に返せるのは数個程度。といったところか?」
「物量攻撃、ってやつか」
アリエルはそこで、突然笑い出した。
心の底から楽しそうな笑い。
「なんだ?」
「いや、すまん。あれだけ魔法を使って、まだ魔法で物量攻撃するほどの余裕があるとは。化け物め」
魔力の消費がヤバいから、威力も控えめにしているし、「盗人の正義」もフル稼働中だ。
それでも底が見え始めているのだから焦る。
ぜんっぜん余裕じゃない。だが、不敵に笑って返しておこう。
「魔力だけには自信があってね」
「……。相性は悪くないと思ったが、見当違いか」
アリエルが真剣な顔になる。
盾を前面に出しつつ、身体を沈みこませる。飛び込んでくるような動作だ。
距離を取った戦いでは消耗するだけと悟ったのだろうか。
こいつの白兵戦は堅実で、こなれている。
あまり敵の土俵で戦うのは危険だ。
ベルトから、1つの改造魔石を手に取る。
アリエルが前に踏み出す瞬間、それを足元に放る。
改造魔石から、砂が吹き出る。
砂塵となって周囲を一瞬にして覆ったそれは、両者の視界を奪う。
エアプレッシャーで乱暴に飛び上がる。
既に敵にも、そして俺にも両者の位置関係は分からない。だが、俺には慣れたアレがある。
気配探知。
そこか。
ジョブを『愚者』から『魔剣士』に付け替え、攻撃スキルを全力開放する。
身体強化魔法、強撃、魔閃、ついでに魔力放出……!!
一瞬で魔力を出しすぎたのか、少しだけクラっとするが、気合で振り切る。
こちらを見失ったアリエルの腹から切り裂くように、魔剣の一筋がまともに入る。
既に脇腹の鎧が壊れていたこともあり、その部分の肉が裂け、瞬く間に血が噴き出す。
数秒後、砂塵が収まるころには、アリエルは地に伏して虫の息であった。
「くくっ、魔人……底が知れん」
「まだ生きていたか。なかなかタフだな」
「ああ……ありが……」
アリエルは言葉の途中で、動かぬ物となった。
その瞳を、閉じてやる。
まあ賊なんだが、結局裏もなく一騎打ちをしたからか、あまり悪感情が湧かない奴だった。
「主、まだ部下がいるぞ!」
キスティの声にはっとして、小屋の方に隠れていた人の気配の方向を見る。
気配が動き、見える場所に出てくる。
……これは。
「何てこと。子供ばかりじゃないの」
ミホが悲痛な声を出した。
5人ほど出てきた「部下」たちは、揃って少年・少女と呼んだ方が良い年齢に見えた。
小鬼族などの年齢の分かりづらい種族もいるから、正確には不明だが。
「お前ら、そこで止まれ」
「……」
少年少女たちは、俺の制止の言葉を聞くと、ピタリと歩みを止めた。
「お前らの隊長はもういない。倒した奴に従えと言われていたというのは、本当の事か?」
「……はい」
一人だけ出てきた少女が無表情のまま頷く。
「とりあえず、武器を捨てろ」
「はい」
少年少女たちは、揃って手にしていた武器を地面に捨てた。
まだ鎧は着ているが、攻撃の意図がないのは本当か。
「……これからどうするつもりだ?」
「それをお決めになるのは、あなたでは?」
リーダー格らしい少女が無表情のまま、呟くように答える。
「もし死ねと言えば死ぬってのか?」
「それがご命令ならば」
「……とりあえず質問に答えろ」
「何なりと」
どうしたものか。
「お前らは、年若く見えるが、間違いないか?」
「はい。部隊の中でも、年若の者が多く残りました」
「何故若い者ばかりが残る?」
「……一概には言えません。私の場合は、命令に従う以外に生き方を知らないからです」
「今までは、ラスプの一味の命令に従っていたわけか」
「違います。隊長の言葉のみに忠実に従っていました」
足元に転がる、亡骸を見る。
こいつの私兵みたいな存在だったのだろうか。
「お前と同じような境遇のやつは……どういう経緯で一味になった?」
「隊長に生かされ、部隊の家族として迎えられた者がこうして残りました」
「隊長に生かされた、とは?」
「……隊長がいなければ、殺されていた者です」
「要領を得んな。つまり……一味に殺されかけた被害者のうち、見込みのある子どもを隊長が攫ってきたというわけか?」
「詳しい経緯は知りません」
いつ、一味に攫われてきたのか分からないが、この様子だと物心つく前から洗脳されて生きてきたのかもしれない。
……はー、どうしよ。
子どもが洗脳されて賊として生きてきたのなら、温かく迎えて何としても救って子どもらしい暮らしを取り戻してあげる……みたいなのが正道なのだろう。
だが、俺にその気はない。
めちゃくちゃ面倒だし、そもそもこいつら、変な意味で純粋すぎる。
仮に暖かく迎えたとして、あんまり信用が置けないのだよな。
親代わりだったっぽい隊長は、目の前で斬殺してしまったし。
「……あの」
頭を悩ましていると、俺の沈黙から悩みを察してか、ミホが控えめに声を上げた。
ミホに押し付けて町に行かせるのもありか。
「その子たちの処遇に困っているのであれば……私に一任しませんこと?」
「どういうことだ?」
「私はしばらく、この周辺に滞在するつもりだし、この子たちは戦えるのでしょう」
「パーティとして迎える、ということか?」
「ええ」
ミホが貧乏くじを引きがち、というのが少し分かった気がする。
この調子で、あちこちで面倒を背負いこんでいるのではなかろうか。
まあ、ミホに一任できるなら、それはそれでいい。
俺は賊が消えて、宝をゲットできれば不満はない。
「……いいだろう。こいつらを町に突き出したところで、大した儲けもないだろうからな」
「ええ、ありがとう」
ミホはほっとしたように微笑んだ。
もしかして、古墓の賊たちのように、問答無用で斬り捨てると思われていたのだろうか。
「聞いてたろ、俺の命令は『ミホのパーティになれ』だ。ただし、『俺に対する敵対行為は禁ずる』。良いか?」
一応、念のため俺への敵対行為を禁じておく。
それを守ってくれる保証もないが、気休め程度に。
ミホの笑顔がひきつり、「そういえば私もまだ疑われているのかしら」と呟いている。
「わかりました。あの」
リーダー格の少女が何かを言いたげだ。
「言ってみろ」
「隊長は、今回の件はラット商会の仕事だって。ミホって人は、嵌められてるって」
「……ラット商会?」
最近聞いたような気がする名前だ。
「ご主人様。パンドラムでこちらの足元を見てきた商会です」
「ああ。あったな」
サーシャペディアに感謝しつつ、思考する。
「……お前らの新しい主が疑われているから、庇ったということか?」
「はい。嘘じゃないです」
こいつら、どんな教育を受けさせられたんだろうな。
こんなにすんなり主を変更されて、もうすんなり受け入れているのか。
相当歪んだ考えになってそうだ。
「ありがとう。ええと、貴女の名前は?」
洗脳ぶりが気持ち悪い。そんな失礼なことを考えていた俺と違って、ミホは慈母のような笑みで少女の手を取って話している。
「アーって言います」
「……アー、ね」
「随分質素な名前だな」
笑顔を保ったミホに対して、思わず突っ込んだ俺の言葉に、場が凍る。
「ご主人様。恐らく、名前というより賊集団が付けた識別記号のようなものかと」
ああ、なるほど。
アルファ、ベータみたいな名前なのか。
アアウィンダとかいう名前もあったし、てっきりあり得る名前なのかと。
「その通りです。こっちから、ベー、イー、バカ、ローです」
「ほう」
いや、法則は分かったが、1人だけストレートに悪口がいなかったか。
「バカは、バカなのでそう呼ばれていました。最初は違う名前だったです」
「……そうか」
強く生きろよ、バカ。
バカにしてくる奴に負けるんじゃないぞ、バカ。





