戦争へいかない人達はなぜ戦争に私たちを連れていくなと声高々に言うのだろうか?
私はここ数年不思議に思っていることがある。
テレビで様々な人たちが総理大臣に向かって「私たちを戦争に連れていくな」、「私たちの子供を戦争にいかせるな」等とまるで自分達が行くかの様に声高々に言っているのが不思議でならない。
また、「自衛隊は違憲だ」、「自衛隊は即刻無くせ」と言っている過激な人達は理解することができない。
まず不思議な点として、声高々に行っている人達は現在の日本の自衛隊制度について知っているのだろうか?
日本の自衛隊制度では自衛官は全員入隊時に誓約書を自分の意思で書きます。
これは自衛隊は志願制であるためです。
その中には、自分の意思で自衛隊に入隊し、自分の意思で国を守ることを約束しています。
また、誓約書のないように納得しなかった場合は、その場で誓約書にサインできませんと言えば、すぐに辞めることができる上に何のお咎めもありません。
この事から、自衛官は全員志願して入隊しており、自衛官を嫌々やっている人はいません。
自衛隊に関して批判をする前に、自衛隊について調べればすぐに分かることを知らずに批判しているのは自分達が無知であることを大々的にさらしていることと変わらないのでないでしょうか?
批判をする前に少しは自衛隊について調べて欲しいものです。
私は、友人に多くの自衛官がいます。
その人達に話を聞いてみると、「テレビで批判している人達は関係ないのに何であんなに大きな声でバカみたいなことを言っているのか訳がわからん。」といってました。
テレビで批判しているような事についてでは、日本は志願制のため、法整備が変わらない限り、急に国民を徴兵すること事態が出来ません。
次に不思議な点として、何故自衛隊を無くせと言っていることです。
自衛官という職業は、緊急時に即座に動き、国民の命を救う仕事です。
それが例え戦争であろうとも、自然災害であろうとも変わりはありません。
自然災害で多くの人たちが今でも救われています。
このエッセイを読んでくれている人の中には自衛官である人や自衛隊に実際に助けられた人もいるのではないでしょうか?
戦争になったとしたら、自分の命をなげうって国民を避難または生きる時間を稼ぐのが仕事です。
自衛隊を無くせと言っている人達は、自衛隊がいなくなることで中国等が攻めてくる可能性というものを考えないのだろうか。
また、攻めてきたときに、自衛隊を無くせといっていた人達はどう責任をとるのだろうか。
自分達が最前線にたって武器も持たずに話し合いをしようと歩み寄って行き、撃たれても笑顔で近づくことができるのだろうか?
そんなことは出来るわけがないと私は思う。
しかし、自衛官は違う。自衛官は銃という武器をもって自分の命をなげうって罵られようがどうだろうと国民を救うために全力で戦うのだ。
それだけの覚悟がある自衛官を無くせというのは甚だおかしい。
また、これは私の偏見かもしれないが、私は自衛隊を無くせと言っている人たちが自然災害などにあったときに「自衛隊はなぜ遅いんだ!」などと自衛隊を頼りにしている人が多いように感じる。
普段自衛隊を批判しているなら自衛隊に頼らずに自分の力で何とかすればいいのではないだろうか。
助けてもらいたいのなら批判するのではなく、自衛隊を感情ではなく、客観的にとらえて理解をして行ってもらいたいものだ。
私は、予備自衛官補という物をやっていた。
その少しの経験ではあるが自衛隊という物を少しは理解したと思う。
自衛隊にほとんど触れたこともなく、訓練なども受けたことがないのにも関わらず批判するのはしない方がいい。
私は「自衛隊は素晴らしい!」や「自衛隊はすごい!」などと伝えたいのではなく、何の理解もしていない若者や自衛隊というもの事態にアレルギーじみた批判をする老人や大人に客観的に自衛隊というものがどの様なもので、普段どのような訓練をしており、緊急時にはどのような行動をしているのかなどを知ってもらいたいのです。
自衛隊によって救われる命があることを忘れないでください。
最後までこの乱雑なエッセイを読んでいただきありがとうございました。