シナリオ
ふと、僕は思った。
●
僕は君のことが大好きで大好きで、君に告白した。
君からの返事待つ間、何も手につかなかった。
君はごめんなさいと言った。
君は好きな人がいると言った。
そうではないかとは思ってはいたが、ショックだった。
○
私には思い出せないことがある。
高校2年生のときにある男子から突然告白された。
突然過ぎて、驚いた。なんでも無い夏の日に。
私は好きな人と彼のことを、頭の中の普段使わない所で、必死に考えた。
やっぱり私はあの人が好きだったから、あの男子にはごめんなさいってしたはず。
あの男子の名前、顔が全く思い出せない。
○
僕は君の事をはっきり覚えている。
名前、顔はもちろん、可愛い声、透き通った目、肩にかかる髪も覚えている。
恋に落ちた瞬間も、
ドキドキしながら話した時間も、
初めて2人きりで歩いて帰った日も、
勇気を振り絞って告白した時も、
フラれた時のショックも、
それからしばらく何もできなかったことも、
それでもまだ君を想い続けていたことも、
僕はまだ覚えている。
●
こんなことがあるんじゃないかって。
僕にとって君は特別。
君は今、僕と喋ったりしてくれているけれど、何年もしたら僕の事はきっと忘れてしまうだろう。だって、
君にとって僕はただの友達なのだから。
親友とかじゃなく、ただの友達、部活仲間。
そんなの、当然だよね。
でも僕は一生君の事を忘れられないだろう。
今も君が好き。
君は好きな人と一緒になるために妥協しなかった。
僕も妥協しなかったらこれからどうなるのだろう?
このシナリオ書き直して。