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日常が好き。4  作者: スマイルさん
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アルバイト内容

どうもみなさんスマイルさんです。

今回も日常が好き。を書かせていただきました。

※この作品は続編です。シリーズを最初から読まないと話が全くわかりません。

日常が好き。4



*サボり*


 僕は学生である。土日以外は基本学校へ行く。もちろん部活には入っていない。僕は毎日暇をつぶすためにバイトである。

 昨日は日曜日で、バイトのみんなでキャンプに行っていた。アユを大量に食べ、一泊して昨日の夕方6時に家に帰った。

「さて、支度も出来たし学校に行ってあげますか」

 親にいってきますと挨拶してから、家の玄関に手をかける。そこで、僕の尻ポケットのスマホがピロンという音とともに震えた。LINEの通知だった。

「ん?」

 スマホを取り出して通知を確認する。店長からだった。まためんどくさいことを押し付けられるのかと思うとちょっと気分が沈む。

 内容はこうだった。

『今日はちょっと早めに来てくれ。少し頼みたいことがある』

 ほらぁ。なんか頼まれる。やだなぁ、サボりたいのに。

 ちなみに、毎日働いていて税金は大変なことになるのでは? と思っているだろうか? 僕は基本サボっているので給料は出るが税金は取られないという周りから見れば相当おかしい体制なのだ。

 まあ、麗華さんは僕のことを気に入っているらしいからいいんじゃないか。普通に利益は出ているんだからいいよね。



*アルバイト内容*


 僕のアルバイトの内容は、店内の掃除と商品棚の整理だ。たまにレジもやる。

 まあ、そんな仕事をほとんどサボりながら真面目に汗水たらして頑張ってお給料をもらって生活している僕は、今日早めにバイトに来るように頼まれた。まあ、いつも学校から帰ってからバイトまでは1時間ほど開けているので問題はないが。

「麗華さーん、早めに来てあげましたよー」

「おぉ、来てくれたか! ちょっとこっちに来てくれ!」

 呼ばれたので、レジの後ろにある椅子に応急的にカバンを置いてから麗華さんがいる休憩室へと向かう。

「僕は何をすればいいんですか?」

 僕は開口一番こう言ったが、嫌な予感がした。休憩室に大量のダンボールがあったからだ。しかも未開封。これはつまり、商品を棚に並べろと言っているようなものだった。

 くそぅ、僕はこの力仕事をせねばならないのか……!

「あぁ、このダンボールの中身を商品棚に並べてくれ」

 予想通りだった。


 こうして僕は、商品棚に大量の商品を並べるという力仕事を任されることになったのだ。

 力仕事というのも、ダンボールを荷台に乗せることだけなのだが、僕にとってこの行為は、もう筋肉を全力でフル活用しないとできない仕事なのだった。だって、中学入ってから運動なんて1秒たりともしてないんだから。

「……っ!」

 うわ重い。今までやってきた中で一番重い。というか、僕より麗華さんがやったほうがいいだろうに。あんな超次元テニス見せたっていうのに。

 そう思って麗華さんをちょっと見に行ってみたら、あろうことかうちの店長はバイトに力仕事を任せておいて自分は店のからあげを勝手に食べているではないか。

「おい店長、あんたなに仕事任せてひとり楽しんでんだ。っていうかそのからあげ店のでしょうがなに食ってんですか今すぐ戻しなさい! いや戻しちゃダメ今すぐ口に放り込んで謝りなさい!」

 ほんっとにもううちの店長はポンコツでアホでもう。


~2時間後~


「は~ぁ、終わった~ぁ」

 まあ、なんやかんや(麗華さんが勝手に商品食べたり麗華さんが勝手に商品食べたり麗華さんが勝手に商品食べたり)ありながら、僕は今日もアルバイトを満喫した。満喫したといっても、まだあと数時間残っているのだが。

「あの、麗華さん、いい加減に勝手に商品を食べるのやめてもらえませんか?」

 麗華さんは目を離すとすぐに店の商品を食べる。困ったものだ。

 なので、僕は堂々と店長である麗華さんに言うが、

「どうしても小腹がすいてしまうんだ。許してくれ」

 許容できない。麗華さん、あなたが食べてるのは店の商品ですよ? あなた、自分で不利益生んでますからね?

 それを理解させるため、僕は今日から一週間、何を頼まれようと何を言われようと仕事をサボる。仕事なんてしない。麗華さんがせっせと働いているのを横目に、僕はサンドウィッチを頬張りながら休憩室でふんぞり返っておきます。ついでに寧ちゃんと夢叶ちゃんを隣に置いておこう。あれ、僕は後輩好きという変な性癖に目覚め始めてはいないか? いや、気のせいだ。気のせいに決まっている。いやでも普通に寧ちゃんと夢叶ちゃん好きだしなぁ。なにいってんだ僕?

「寧ちゃんもなんか言ってあげて、このポンコツ店長に」

 僕は平常心を取り戻してから、横で暇そうにしている寧ちゃんに言う。というか、寧ちゃんのバイト制服姿、よくよく見ると結構可愛らしい。あれ、やっぱり僕って、後輩好きなの?

「そうですね、小腹がすいてしまうのはどうしようもありません」

 その言葉を聞いて、麗華さんはぱぁっと表情を少し明るくしたが、

「でも、処品を勝手に食べる行為は利益を生みません。どころか不利益なのでやめてください。もし何か食べたいのであれば自分のお金で商品を買ってから食べてください」

 正論過ぎて麗華さんは何も言えないようだった。

どうもみなさんスマイルさんです。

今回も日常が好き。を書かせていただきました。

今回のキーワードは『バイト』です。私自身はバイトをしたことがないんですが、想像で書かせていただきました。そのため、現実とは違う点があったりすると思いますが、そこらへんは目を瞑ってあげてください。

というか、私の小説、シリーズを重ねるごとに短くなった来ている気がしますが、気のせいだと信じたいです。まあ、単純にネタが無かったりするんですがね。

それでは、このあたりで読む目を休めてあげてください。

※この作品は続編です。シリースを最初から読まないと話が全くわかりません。

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