表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者・魔王「…え?」  作者: しの
第一章
2/35

その2

勇者「いってぇ…」


僧侶「大丈夫ですか?」


勇者「あぁ…けっこう吹き飛ばされたな」


魔王「う…側近、無事か?」


側近「問題ありません、視界がまだ回復しませんが…」


魔王「うむ…酔いが一瞬で覚めたわ」


勇者「そうだ!宝玉は!?」


魔王「おぉ!?あの光、封印が解けたのか?」


側近(しかし魔王様も勇者さんも、1000年前とは関係無いはず…なぜ…)


僧侶「ん…視界が」


???「ふぅ…ここが1000年後ね…ふふっ、あの二人はちゃんと言付けを守ったようね、褒めてあげないと」


魔王「あっ」


勇者「あれが…」


勇者・魔王「「女神様・大魔王様!!(すんげぇ『足・乳!?』)」」


???「ん?だれあなた達?」


勇者「あなたの封印を解いた勇者です!」


魔王「おい待て!封印を解いたのは私だ!」


僧侶「あの、勇者様いったん落ち付いて…」


側近「魔王様も…まだ女神か大魔王かもわかっておりませんし」


???「あら?あなた達二人は…」


僧侶「そ…僧侶と申します、勇者様のパーティです」


側近「側近です…魔王様の部下でございます」


???「僧侶に側近…?あぁ…なるほどそういう事だったのねぇ」


勇者「あの、女神様…これをご覧下さい!」


魔王「大魔王様!それよりもこちらを!」


???「ん…なになに?」



・・・



???「ふぅ〜ん…(勇者と魔王ね…男が考えそうな安い話だわ…まぁうまくいったならそれでいっか…それにしても、この絵師なかなかやるじゃない♪)」


勇者(た…たまらん!)


魔王(なんという存在感…あんな双子山見たことないわ!)


僧侶・側近(この二人は…)ハァ…


???「さて、大体理解したわ」パタンッ


勇者・魔王「で、では!」


ボワァッ!!


勇者「ええ!?」


魔王「な、なにを!?」


???「うふふっ…ありがとう勇者、そして魔王…悪いけどこの文献は今となっては何の意味もないわ」


???「私は魅惑の魔女、かつて人界と魔界を支配した者…ってとこかしらね」


勇者「魅惑の」


魔王「魔女…」


勇者・魔王(そのボディが魅惑なわけですね!!)


側近「魅惑の魔女…」


僧侶「そんな話…人界では聞いたことも…」


魅惑の魔女「それもそうね、私は二つの世界では違う名前を使ってた訳だし」


僧侶「それが…」


側近「女神と大魔王…」


魅惑の魔女「そう♪察しがいいわね、私に初めて土を舐めさせただけはあるわ」


側近「え?」


魅惑の魔女「まぁ…それはいいわ、予定通り1000年時を遡れた訳だし…お礼をしなくちゃ、ねぇ」


勇者・魔王「お礼…」ゴクリッ


魅惑の魔女「まずはそこの二人から…『上級雷撃魔法』!」バチバチッ


僧侶「あっ!?」


側近「はやいっ!?」


・・・


勇者「シビレるお礼をどうも」アブネッ


魔王「刺激的なのは見た目だけじゃないようだな」フゥ


僧侶「勇者様!」


側近「魔王様!」


魅惑の魔女「う〜ん、ほんのあいさつよ…お楽しみはこれから♪」


魔王「側近、ぼやぼやするな戦闘準備」


勇者「僧侶も、援護頼むぞ」


僧侶「あ、はい!」


側近「魔王様…よろしいので?」


魔王「ある意味では…目的はすでに達した。あとは恩知らずの魔女に誰に手を出したのか思い知ってもらう」


勇者「好戦的な過去の支配者なんて勇者としてはほっとけないよな」


魅惑の魔女「うふっ…良い男ねぇ私のもとにこない?あなた達二人なら、人界と魔界をある程度任してあげてもいいわよ?」


勇者「え、マジで?」


魔王「勇者…」


勇者「じ…冗談だよ…ちょっと王様とかに憧れただけで」


魔王「管理職など退屈なだけだぞ」


勇者「本気じゃねえって、自由の身の方が相にあってるしな」


魅惑の魔女「あらそう、残念…でも私の前では人の意思なんて何の価値もないわ」


魔王「…どういう意味だ?」


魅惑の魔女「大丈夫…意味を知る必要なんて無いわ、ただ受け入れればいいだけ私は主人」スゥ…


魅惑の魔女「あなたはそのイヌ…『魅了の呪』」


魔王「な、なにを」


勇者「え?」


魅惑の魔女「さて、それじゃあお連れの二人のお相手してくださる?勇者に魔王」


僧侶「まさか勇者様?」


側近「すべての生物を魅了する力って…」


魅惑の魔女「そう文献の通りよ、私の呪は魅了…それも絶対のね男はもちろん女も魔物も例外じゃないわ」


僧侶「その力で世界を支配していたという事ですね…」


勇者「えげつねぇな」


側近「くっ…魔王様と戦う事になるなんて…」


魔王「私はごめんだ(側近強いし…)」


魅惑の魔女「…あれ?」


側近「魔王様!?術をかけられたのでは?」


魔王「いや、なんともないな」


僧侶「勇者様もご無事で?」


勇者「ん、問題ない」


魅惑の魔女(おかしいはね…あの二人はまだしもなぜこの二人に『魅了の呪』が効かない?)


魔王「ふっ大袈裟過ぎたな魔女」


勇者「名前負けだな」プッ


『爆発魔法』


勇者「のわっ!」


魔王「魔力はそれなりにあるようだな…」


魅惑の魔女「はぁ…仲間で殺し合うのが見たいのに、まぁいいわ」


魔王「勇者お前剣と魔法は」


勇者「どっちもいける!強いていうなら剣かな」


魔王「よし、トドメはくれてやる私に合わせろ」


勇者「おっ気前がいいなぁさすが魔王」


魔王「側近は後方援護、前にはでるなよ」


側近「かしこまりました」


勇者「僧侶は状況にあわせて補助魔法を」


僧侶「はい!」


魅惑の魔女「まだぁ?女を待たせるのは関心しないわねぇ」


魔王「言われずとも」


勇者「やってやるよ!」


魔王『火炎魔法!』


勇者『旋風魔法!』


魅惑の魔女『水流・雷撃魔法』


魔王「二重魔法だと!」


勇者「げっ!」


側近「くっ『土壁魔法!』(防ぎ切れないっ…)」


僧侶『魔効強化!』


魅惑の魔女「やっる〜♪」


魔王「すまん側近」


勇者「僧侶ナイスアシスト!」


魅惑の魔女「ん〜もう少し楽しませてくれるわよね?」


魔王「あぁ期待していろ、側近!奴の足元に」


側近『爆煙魔法!』


魅惑の魔女「目くらましねぇ」


勇者「この!」シャッ!


魅惑の魔女「勇者のくせに飛び道具?そんなナイフ当たらn」


僧侶『速力増加!』


魅惑の魔女「ッ!相変わらず厄介な女ね…」


側近「こっちだ『地槍連弾』!」


魅惑の魔女『氷壁魔法』


勇者『風刃魔法!』


魅惑の魔女『雷刃魔法』


勇者「おっと!属性はこっちが有利なんだけどなぁ!」


魔王(言うだけはある…この四人でも正攻法ではやや不利、死角からは趣味じゃないが…いってる余裕は無いな!)


魅惑の魔女「さてと…そろそろ大きいのが欲しい?」


魔王(ここだ!もらったぞ!)ダッ


勇者(うまい!こっちに注意をそらして魔王の一撃が入れば…締めは俺が)


勇者「僧侶!」


僧侶「攻撃力増加!」


勇者「魅惑の魔女!これでぇ!」ダッ


魔王(終わりだ!)ヒュンッ


魅惑の魔女『矛盾の法』


魔王「なっ」ガキィン!


魅惑の魔女「それ自動で防御も…攻撃もしてくれるの、便利でしょ?」シュッ


魔王(やられた…すまん側近)


勇者「魔王!」


僧侶「あの矛に防御魔法では…」


側近「魔王様!(間に合わないっ!)」


ザシュッ!


すいませんまだ続きます

ご覧頂きありがとうございます


アドバイスやご感想頂けると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ