表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者・魔王「…え?」  作者: しの
第一章
1/35

その1

初作品ですので、未熟な点が多いと思いますがよかったらご覧ください

本編はセリフのみで成り立っています

色々と想像してもらえれば幸いです

側近「魔王様、もう間も無く」


魔王「わかっている、ようやくこの時が来たか」


勇者「あれは、お前が魔王か!」


僧侶「勇者様!お気をつけ下さい、とてつもない魔力を感じます!」


僧侶「それにその横にいる…横にいる側近と思われる者からも力を…感じます」


側近「勇者と僧侶…どうやらたった二人でここまで来たようですね」


魔王「ほぅ…さすがはといっておこうか」


勇者「やっと、やっと会えたな魔王!」


魔王「それはこちらのセリフだ勇者!」


勇者「今日こそ!」


魔王「貴様を倒し!」


勇者・魔王「『女神・大魔王』様の封印を一緒に解いてもらう!」


勇者・魔王「…え?」


魔王「おい、勇者」


勇者「…なんだ魔王」


魔王「女神とは何の話だ?」


勇者「なっ、なんだと!?」


勇者「お前がこの部屋にある、そこの白い宝玉に1000年前女神様を封印したんだろう!」


魔王「な、なにをいう!貴様がこの宝玉に1000年前大魔王様を封印したのだろう!」


勇者「大魔王なんて俺は知らん!」


魔王「な…なんだと…側近!」


側近「は、はい」


魔王「私の寝室にある文献を」


側近「…少々お待ち下さい」パタパタ


勇者「僧侶…かばんの奥にある書を」


僧侶「あ、はい…」


側近・僧侶「ありました!」


魔王「勇者…それは…」


勇者「俺の王国の宝物庫にあった古代の文献だ…色以外は…同じだな…」



僧侶「よ、読み上げますね」


側近「1000年前、すべての生物を魅了し絶対の力を持った」


僧侶「女神は魔王城の玉座の間にある白い宝玉に」


側近「勇者によって封印された」


僧侶「その封印を解くには魔王と勇者自身の両手を宝玉にあて」


側近「ここに記載した呪文を同時に唱える」


僧侶「この封印を解きし勇者には」


側近「大魔王によってあらゆる願いを

一つ叶えられる権利を得る」


僧侶「願いを叶えしあと女神は人界にその力を持って祝福を与えん」


僧侶・側近「以上です」


勇者・魔王「待て!」


勇者「次のページから」


魔王「大魔王様のポーズ付き自画像が」


勇者・魔王「「あるだろう!」」


勇者・魔王「「あるのか!そっちにも!?」」


僧侶「側近さん…」


側近「…なんでしょう?」


僧侶「苦労されていますね…」


側近「えぇ…あなたも…」


魔王「おい、勇者!貴様のそれを見せろ!」


勇者「いいだろう…だがお前のも見せてもらうぞ!」


魔王「貴様…この魔王に物怖じせぬ態度…

よかろうそれでこそ勇者だ、側近!勇者に渡してやれ」


勇者「懸命な判断ださすがは魔王か、僧侶それを魔王に」


魔王「…」ペラ


勇者「…」ペラ


側近「…」


僧侶「…」


魔王「ふむ…10枚すべて同じか」


勇者「なぁ魔王」


魔王「む?」


勇者「やっぱり3枚目だよな」


魔王「あぁ、生足を組んで座っているやつか」


勇者「それそれ」


魔王「悪くないが…やはり私は8枚目のだなぁ…」


勇者「あー!谷間寄せて上目遣いのやつかぁ」


魔王「そうそう」


勇者「んー、でもやっぱ3枚目だなぁ」


魔王「ほう…勇者…貴様足フェチか?」


勇者「そういうお前は乳フェチのようだな」


魔王「ふっ…どうやら貴様とは一度じっくり、世界の真理について話合わねばならんようだな」


勇者「いいだろう、脚線美とはどういう物か教えてやる!」


魔王「山にロマンを感じぬ小僧が私に勝てるとは思えんな」


側近「魔王様」


魔王「側近、男同士の間に入るな」


僧侶「勇者様」


勇者「僧侶、譲れない物は誰だってある…勇者も例外じゃないんだ」



・・・



側近「では」ニコッ


僧侶「話を戻しましょう」ニコッ


勇者・魔王「す…すいませんでした」


魔王「ゆ…勇者よ、とりあえず大魔王様について本当に知らないんだな?」


勇者「あ…あぁ、悪いけどまったくわからない」


魔王「そうか…私も女神とやらの事は正直身に覚えが無い」


側近「…あの、よろしいでしょうか?」


魔王「なんだ側近?」


側近「こちらの文献によりますと、話は1000年も前です」


魔王「うむ」


側近「失礼ですが、勇者さんが勇者になられたのは人界の大戦終結後では?」


勇者「え、あぁそうだ…勝利国の英雄になった俺は、その後勇者の称号をもらった」


側近「そうでしょうね、その話は魔界にも届いておりますよ」


魔王「えっ?なにそれ?私は初耳だぞ?」


側近「こちらの魔王様も同じく」


魔王「…」シュン


側近「魔界での大戦時…魔王にもっとも近いと言われた者を討ち取り魔王になられました」


僧侶「その最終決戦の話は人界にも…その時の銀髪の魔闘士って…」


側近「えぇ…」


僧侶「やっぱり!」


勇者(魔王って最近決まったのかよ…魔界でも大戦があったのは知ってるが)


側近「…つまりお二人とも過去の勇者、魔王とはなんの所縁もないので」


僧侶「じゃあ…封印を解く事は…」


側近「大魔王にしろ女神にしろ不可能かと」


魔王「…」


勇者「…」


僧侶「あ、あの勇者様…」


勇者「僧侶…何も…何もいわないでくれ」


僧侶「はい…」


魔王「…なぁ勇者」


勇者「…なんだ?」


魔王「もう帰るのか?」


勇者「あぁ、いや…待ってくれ

一つ聞きたい事がある」


魔王「む?」


勇者「世界征服の件だけど、来年から人界に攻め込むって本当か?」


魔王「ウソだ」


勇者「そうかわかった、なら俺がお前を全力で止めt…え?」


魔王「まぁ、もう良いのだ…それより勇者…せっかくだ今日は泊まっていったらどうだ?」


勇者「…いいのか?」


魔王「あぁ、共に同じ夢を見たものだ…ゆっくりしていけ」


勇者「んじゃ、お言葉に甘えて…」



ーーー



「おぉ!勇者、良い飲みっぷりだぞ!」ヒョイパク


「おい魔王!さりげなく俺の肉とってんじゃねぇ!」


「細かい事を一々気にするな、肉ならまだまだあるわ!」コレナニカケタ?


「ならいいけど…おら、お前も飲めよ!」レモンダ


「勇者から酒を注がれる日がこようとはな!」イケルナ…オット


「てかよ魔王、なんでその気もないのに世界征服なんてうちの国に宣告したんだ?」モウイッパイドウダ?


「ん?そうでもせんと勇者が魔界にこれんだろう?」イタダコウ…キサマモノメ


「確かにな!ハッハッハ」オッワルイナ




僧侶「魔王さん変わってませんね」


側近「勇者さんも相変わらずで」


僧侶「二人共気付いてないのかしら?」


側近「あの日はどちらも酔い潰れていましたから」ドウゾコウチャデス


僧侶「ふふっ…側近さんは雰囲気があの時よりだいぶ変わられましたね」アッ…ドウモ


側近「僧侶さんは明るくなられましたよ」イエイエ


僧侶「これも…勇者様のおかげです…」


側近「…お互い、古の伝承には…振り回されましたね…」


僧侶「えぇ…」


側近「銀の髪の乙女、破滅をもたらす災いの子」


僧侶「黒の髪の乙女、不幸をもたらす悪魔の子」


側近「ふふっ…今ではまったく逆の扱いになりましたがね」


僧侶「まったくです…みんな手のひらを返して…まぁ勇者様は」


側近「出会った時から今まで変わらずですか?」


僧侶「はぃ…」テレッ


側近「良い人に巡り会えましたね」


僧侶「側近さんの方こそ?」


側近「そう…ですね…フフッ」



オ〜イソッキン

サケガタランゾ


ソウリョモコッチコイヨ〜

イッショニノモウゼ


側近「すぐに用意致します」


僧侶「はい、あっ手伝いますよ」



ーーー


魔王「では、勇者よ…国王によろしくたのむぞ」アタマイタイッ


勇者「あぁ…任せてくれ」ウプッ


側近「僧侶さん、また遊びにでも来て下さい」


僧侶「はい!今度はお土産もってきますね!」


魔王「あ、この宝玉どうする?記念に持って帰るか勇者?」


勇者「いや…できればもう忘れたいな…」


魔王「そうか…私も…側近、城の宝物庫に戻しといてくれるか」


側近「わかりました」


勇者「お、なぁ魔王」


魔王「ん?」


勇者「せっかくだしさ、あれやっとかないか?」


魔王「むー…意味は無いと思うが」


勇者「記念にだよ、しまっちまうんだし…さ」


魔王「ふっ、そうだな」


勇者「よし!僧侶もこいよ側近さんも、四人でさ」


魔王「粋な事を…さすがは勇者だ、側近ここに」


側近「はい魔王様」


僧侶「ふふっ…白い宝玉…これがきっかけですしね」


勇者「あぁー、国に帰ったらまた暇になるなぁ」ピタッ


魔王「奇遇だな、私もだぞ勇者」ピタッ


僧侶「勇者様、まだ大戦がおわって一年、やることは山程ありますよ」ピタッ


側近「魔王様もです」ピタッ


勇者・魔王「あ…あぁ」ハァ


側近「それでは」


僧侶「みなさん同時に」


魔王「うむ」


勇者「おう」


勇者・魔王・僧侶・側近

「解放の呪文!!」


白い宝玉『シュイーン……カッ‼』


側近「なっ!」


僧侶「これって!?」


勇者・魔王「…え?」


こういうものは初めて書いたので

無駄が多かったかも…

簡潔にするつもりでしたが

まだまだ続きそうです


ご覧頂きありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ