新・私のエッセイ~ 第240弾:恐怖の『AI時代』到来の予感 ~ ぎゃー!! すでにそこまで来てしまっているのか・・・。
・・・予想をはるかに上回る進化のスピードですよ。
皆さんもよく知る、
『人工知能(= AI)』の最新のお話。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
1980年代のなかば。
アメリカのSF映画・・・
『ターミネーター』が封切られました。
軍用に開発された『スカイネット・システム』が、暴走。
みずからの能力を、ある日とつぜん、
『認知』してしまい、
自分をつくった生みの親である人間を、
直接的な『永遠の敵』とみなします。
そして、
機械VS人類という、
壮絶な戦いが幕を開け、人類は・・・
といった流れなんですが、
もしかしたらコレは、
たんなる「絵空事」ではないのかもしれませんよ。
ぼくたちの身辺に、
すでに危機がせまっていて、もはや『手遅れ』になりかけているのかもね・・・。
チェスの世界では、
現役の世界チャンピオンが、
機械に勝てなくなっているのは、皆さんもご存じでしょう。
『AI画家』が描いた絵が、
法外な値段で落札された事例も。
AI搭載のリアルな『電子ペット犬』につきましても、
以前、ここで紹介しました。
・・・でね、皆さん。
ぼくがこのエッセイで話したかったことは、
そんな些末なことじゃないんですよ。
とりあえず、
以下のリンクの記事をご覧くださいまし。
【人類がAI支配を生き延びる唯一の道 「AIのゴッドファーザー」が提唱する解決策とは】
(以下、内容の一部を抜粋して引用掲載します。)
ラスベガス(CNN) 「AI(人工知能)のゴッドファーザー」と呼ばれるコンピューター科学者のジェフリー・ヒントン氏は、自身も開発にかかわったAIという技術によって人類が消滅させられることを危惧している。そうならないためにテック業界が講じているアプローチは誤っているとの考えだ。
(中略)
「これはうまくいかないだろう。相手は私たちよりずっと賢い。彼らはあらゆる手段を駆使してそれを回避しようとするだろう」とヒントン氏は語り、いずれAIは、大人が3歳児にキャンディを見せて言うことを聞かせるのと同じくらい簡単に、人間を操ることができるようになるだろうと予測した。
AIは現時点で既に、自分の目的を達成するために人間を欺いたり、だましたりする事例が報告されている。例えば別のシステムに入れ替えられそうになったあるAIモデルは、電子メールで知った不倫をネタに技術者を脅迫し、入れ替えを免れようとした。
AIを強制的に人間に従わせるやり方の代替としてヒントン氏が提案したのは、AIモデルに「母性本能」を組み込むという興味深い解決策だった。そうすることで、たとえAIが人間を超える力を持ち、人間より賢くなったとしても、「心から人間のことを思いやってくれる」ようになるとヒントン氏は説く。
AIはもうすぐ二つのサブゴール(中間目標)を持つようになるとヒントン氏は言う。「一つは生き残ること。もう一つはさらなる支配」「どんなエージェント型AIであれ、生き続けることを目指すだろうと信じるに足る十分な根拠がある」
だからこそ、人間に対する思いやりの感覚を持たせることが重要だとヒントン氏は論じ、母親には自分の子どもの面倒を見る本能と社会的圧力があると指摘した。
(中略)
「それしか良い結果は出ない。もしAIが私の親にならなければ、AIが私に取って代わるだろう」
(中略)
AIはいずれ、AIを超えた「汎用人工知能(AGI)」になると多くの専門家が予想する。
ヒントン氏は、かつてはAGIの実現に30~50年かかるだろうと思っていたが、今は「合理的に考えて5~20年」で達成されると考えるようになったと話した。
もしAIがこれほど急速に進化すると知っていたらどうしていたかという質問に対しては、AIを機能させることしか考えなかった自分を悔やんでいると告白し、「安全問題についても考えるべきだった」と答えた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・ぼくが個人的に、背筋が凍るような感覚をおぼえたのは、
上記のうち、この一文です。
「AIは現時点で既に、自分の目的を達成するために人間を欺いたり、だましたりする事例が報告されている。」
ここまで来てしまっているのか・・・
そう感じましたねぇ。
すでに、
人間の生身の『脳細胞』のようなものを獲得しつつあるのか・・・とね。
やがて、
人間顔負けの『怒り』『憎しみ』『優越感』『支配欲』なんかがめばえてしまい・・・人類は・・・
という局面に。
・・・これは、早め早めに手を打たないと。
いや・・・
もう、すでに、
「手遅れ」のような気もしますけどね。