第80話: 「仕事の顔と、個人の気配」 (火曜日)
企画部での陸くんとの仕事を軸に、帰り際にリンコさんとの静かなやりとりが添えられる構成にしました。
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企画部の動き
火曜日の朝。 章太は、陸と並んで次回企画の構成案を詰めていた。 イベントの反響を受けて、社内向けの“言葉の余白”をテーマにした連載企画が立ち上がる予定だった。
陸が資料を見ながら言う。
「この間の展示、評判よかったな。 …広報部との並び、あれが効いてたね」
章太は、少しだけ笑って答える。
「並ぶと比較されたりするけど、メリットもあるからね。 隣にあると見えてくる」
陸がうなずく。
「とりあえず次のこと考えよう。 部長が新しい仕事投げてくれるから」
章太は、少しだけ考えてから答える。
「…そうだな」
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仕事の余白
午後。 章太は、陸とともに企画部の会議室で資料をまとめていた。 ふたりのやりとりはスムーズで、言葉は少なくても意図が伝わる。
陸がふとつぶやく。
「章太、最近ちょっと柔らかいんじゃない?前は結構堅物キャラって感じだったけど」 章太は、手を止めて少しだけ笑う。
「…そうか?」 章太は、何も言わずに笑っただけだった。
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広報部の前
夕方。 資料を届けるため、章太は広報部に立ち寄った。 未来が軽く手を振り、遥が資料を受け取る。
リンコが、少しだけ遅れて現れる。
「お疲れさまです。 …先輩、お腹すきました。」
章太は、少しだけ照れたように笑う。
「そっか、じゃ終わったらなんか食べに行くか。終業したら声かけて」
「もちろん私たちもいいですよね、先輩」未来も声をかける。
「いいよ、みんなで行こう」今日はちょっと仕事が楽しかったかもしれない。
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次回は第81話、水曜日編。 広報部と企画部の空気が交差しながら、ふたりの関係性が周囲に自然に馴染んでいく一日。




