表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ショートシーン  作者: 木村ユキムラ
46/101

第46話: 「温度差と、ひとさじの機転」 (水曜日)

部署間の温度差による苦戦と、リンコさんのさりげない機転が光る回を描いてみます。章太が“言葉の橋渡し役”として悩みながらも、少しずつ前進する様子を丁寧に描きます。


水曜。 広報部から戻ってきた章太は、企画部の会議室で資料を開いていた。 藤村部長が静かに言う。


「…広報部、急ぎすぎてるな。 “拡散”ばかりで、“読まれる体験”が抜けてる」


章太はうなずきながら、言葉を探していた。


「…“届く”と“広がる”は、似てるようで違うんですよね。 その違いを、どう説明するか…」



その日の午後。 リンコがふらりと企画部に顔を出す。


「先輩、広報部の資料、ちょっと見せてもらってもいいですか?」


章太が渡すと、リンコは数分見つめてから言った。


「…この“拡散力”って、たぶん“誰が最初に動くか”が鍵ですよね。 だったら、“最初の人”に向けた言葉を、企画部が作ればいいんじゃないですか?」


章太は、はっとする。



章太は広報部に新しい案を持ち込む。


「最初に動く人の“気持ち”に届く言葉。 それが、拡散の“起点”になる。」


佐伯はその案を見て、少し黙ってから言った。


「…それ、いいですね。 “拡散”の前に、“共感”があるってことか」



水曜日は、“部署の温度差に悩む日”だった。 でも、リンコのひとことが、章太の言葉を少しだけ前に進めた。


今回は“苦戦”と“機転”のバランスを意識して描いてみました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ