表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/85

お風呂の後のスキンケア。

「色々話し込んでたら暑くなっちゃったね」



「逆上せる一歩手前だったね、って、さくちゃん何その服!さっきと違う!」



「着てた服って、あれ仕事の時用の服だから(エプロン以外は私服ではあるが、楽な格好ではないし)流石に寝る時とか部屋にいる時は寛げる格好がいいなって思って、これミカンで売ってたやつなの」



パジャマとして売ってる訳でなく、男性用の大きなサイズの白いTシャツを短い丈のワンピースの代わりにしていて、下にはレギンスを履いているだけだということを説明する。


こちらの世界でこの格好は受け入れられるのだろうか?女の人はみんなゆるりとしたワンピースを着ていたし、もらったワンピースも正直向こうの世界で着ていても大丈夫だと思うレベルなので、そこまで酷評されないとは思うのだけど。



「凄い可愛いです、Tシャツに見えないです。本当に短い丈のワンピースに見えます。

こちらの世界でそういった短めの丈のワンピースはほとんどなくて、短いワンピースにレギンス?でしたか?スタイルに沿う黒のズボンを合わせるなんて考えた事なかったですけど、シンプルなのにとても可愛いですわ」



「うんうん、こっちの世界のワンピースはくるぶしまでの長いものか、膝下のものだけで、あんまり短いと肌の露出が恥ずかいから好まれないもんね。私は可愛いと思うけど、そういった理由でこっちではほとんど見ないけど、こうして下にズボンを履くとスタイルもよく見えるし、尚且つ肌の露出もないし、めちゃくちゃ可愛いよさくちゃん天才!」



「お、おお、思ってた以上に好評で嬉しいわ。

まあ、私は生地も含めてパジャマとしてきてるんだけど、ハルカスが復興したらさ、えーっと、なんだっけ?アラカルトだっけ?そことかでさ、2人も同じようなの作ってもらって流行らせてよ」



それはいいとか、刺繍をいれたらもっといいんじゃないかとか、こうしたらどうかとか、盛り上がっていて先程ミカンで買ってあげた髪飾りを見てこれも似たものを作れるじゃないかとか2人は話し込んでしまう。



「まあ、その話は今度ゆっくりね。

とりあえずさ、顔にこれ塗って!2人とも!

化粧水、美容液、乳液、オールインワンって順なんだけど……って、思ったけど、最初は肌に合うかとかもあるし、オールインワンだけにしといた方がいいかな?」



「これが、化粧水?

オイルでなく、乳液と美容液?おーる……?」



シーシャは耳慣れないのか、ビックリした表情でそう聞き返す。


そういえば、化粧水とオイルだけしかないって言ってたもんね。



「私の世界には顔に塗るものがいっぱいあるのよ。これもミカンの商品なんだけど、ちょっと顔は慎重にいったほうがいいから、このオールインワンっていうもので、化粧水とか色々全部がこれ1つで良いってものだからとりあえずこれを塗ってみて」



まあオールインワンはその分ちょっと保湿が足りなかったりするんだけど、ふたりとも何にも塗ってなかった割には綺麗だが、やはりカサカサしている気がするから絶対に塗った方がいいと思うんだよね。



「そんな凄いものがあるんですね」



「あ、凄い、ぷるんぷるん!わっ、凄いなにこれ塗ったとこから、肌が肌が!!!シーシャ!これすごいよ!早く塗ってごらん!!」



オールインワンの蓋をあけてあげて、手にとってあげると早速ナターシャが先につけて驚きの声をあげる。



「そ、そんな???では、私も失礼しますね……

わっ、本当にぷるんぷるんですね……凄い……これは……っ」



ナターシャと顔を合わせて、2人で同じような表情をする。


まあ、化粧水とオイルしかない世界で、オールインワンつけたらビックリするよね。

オールインワンだけじゃ、保湿力足りなかったりするとかいったものの、絶対化粧水とオイルだけよりは、オールインワンの方が保湿力も高いだろうし。




「そして、それおわったら、髪乾かす前に……あ、櫛とかドライヤーってあるのかな?あ、ドライヤーってのは、えっと髪を乾かす機械みたいなのなんだけど」



「櫛はあるけどでも、ドライヤーはこの世界にも風の魔石を使ったものであるんだけど、風の魔石は洗濯機についている大きな物以外は生活必需品ではないからって売っちゃったの」



「あ、全然大丈夫だよ。元々私結構ズボラで、家でもこれ被って終わりだったから」



そう言って、見せるのは先程買っておいた吸水ターバンだ。



「これ何?(なんですの)」



「これは、まずですねー。髪をタオルでちゃんと拭いた後櫛で梳かしたらこの液体1プッシュ……あ、2人は髪が長いから2プッシュ手に取ってから髪に馴染ませます。

そして最後にこの吸水ターバンを被り終わりです」



「ふふ、面白い姿だね、さくちゃんそれ」



「でも理にかなってますね、なるほどタオルをそういった形にすれば髪を覆いかぶせるので楽ですね」



「楽だし、このタオル特別水を吸う生地で出来てるから、すぐ乾くのよ。まあ、2人は髪が長いからちょっと時間かかると思うけど。あ、あと注意点として前髪は自分の分け目にそって、後ろは1本に結時みたいしてクルクルとして入れておくと後で跡がつきにくいからオススメ」




そう私が伝えると二人とも言われた通りに髪の美容液をつけ(勿論これにも凄まじい感動つきで、良い匂いだの、オイルの質感がとても軽いのに伸びが良いとかレポを頂きながら)

器用に髪を吸水ターバンの中にいれた。



「さあ、では、髪が乾くまでもうちょっとおしゃべりしようと思うので、ミカンへGO」



髪が乾くまで多少なりと時間はあるし、個人的に喉が渇いてるので休憩室にある冷えた紅茶が飲みたかったので、有無を言わさずにスキルを展開する。



きっと、言えば何かしら2人が用意すると言いかねないのでね。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ