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100均の店長の私が異世界に召喚されました。

異世界のんびり召喚ものです。楽しんでいただければ光栄です。



高校生になり何気ないバイト選びで選んだ近所の大型100均 ミカン

この辺では1番大きいと言われていて品揃えも豊富で人気店だったそこで働き始めあれよあれよと昇進していき、高校3年間でシフトマネージャーになり、近所の大学に進んだがイマイチパッとせずそのままバイト三昧の日々で大学を卒業の時とうとう店長の話まででてそのまま就職という田舎あるあるなのかそんな感じで10年。


バイト歴7年、店長歴3年目

25歳のある日、突然バイト先の休憩室で夥しい光に包まれて目をあけたら、異世界に召喚されていた。



「は?」


第一声は勿論そんな素っ頓狂な一言だった。


「成功です!成功です!!

これで我が領地も安泰です」


「やっと、やっと…ここまで…これで、暖かいご飯を子供に食べさせてやれる日が…」



目の前には、ボロ布に包まれた怪しい5人がいて、どう見ても床には魔術ですと言わんばかりの五芒星のようなものが血のようなもので描かれてるし。

見たこともない山は見えるし、目の前に建つボロい城みたいなものもどう見ても異世界だった。



これ噂の異世界召喚ってやつ?

え?私が?え?まって、こういうのって若い中学生とか高校生がされて、勇者とか聖女とかなる展開じゃないの??なんで私!?!?


パニックになりかけている私を見てボロ布に包まれた人達が顔をあげて話かけてくる。



「きっと、戸惑いが大きいとは思いますがお話を聞いて頂きたく存じます」


「どうかお話だけでもっ」


「お願い致します!!!お話だけでも!!!」



なんだこれ…

おじさん3人が懇願するように話聞けって、いや聞くけども…。

まじで、私聖女だったりするのかな?



「はぁ…あの…まあ…聞ける人貴方たちしかいないので聞きますけど…これって異世界召喚とかそういうものですよね?」


私がそう言うと、パァァって表情を明るくしておじさんたちはありがとうございます、ありがとうございますなんて言う。



なんだこれ…(2度目)



「まず、ご紹介致します。こちらが我が領地ハルカスの領主様の、アゼリア コナ様でございます」



「このたびは我々のご召還に酷く驚かれたと思いますが、お話を聞いて頂く承諾ありがとうございます。

私がアゼリアコナ、そしてこちらが息子のアゼリア ジンでございます」


え、領主??領主って偉いんじゃないの?

ボロ布に包まれてるのは変わらないし、なんならちらっと見える洋服も高そうには見えない。


ただ、2人ともそこそこイケオジと、イケメンの息子君ではあった。

50代くらいの領主と、息子くんは私より年下だろか?そんなに変わらないくらいな端正な顔立ちの青年だった。



そんな私の表情を読み取ったのか、話を続ける領主様。



「このハルカスはほんの10年前までは、とても豊かな土地でしたが、10年程前に首都であるカタリアの領主から不興をかいまして…色々な妨害を受けるだけでなくハルカスの物品もハルカス独自の物以外は全く買って貰えなくなりどんどんと廃れてしまいこの有様となりました。


そんな中、息子のジンが昨年成人を迎えスキル[呼ぶ者]を得ました」



淡々に進む話を聞き続けること1時間。

簡単に説明すると、このジンくんのスキルが私を召喚したそう。


スキルというものは、成人を迎える日にその人が人生で最も必要としてるものだったり、人生で長い間努力してきたものだったりとするらしいのだが、大抵はとても小さなスキルらしいが稀に凄いものを授かるという神の祝福とこちらでは呼ばれているらしいく、彼のスキルはそれはもう凄いものなのだとか(この辺は息子自慢が入ってるのか熱弁された)


まあ簡単に言うと呼ぶ者とは、ジン君が望む人(知り合いに限る)呼べるもので(まあここまでも凄いらしいがたまにこのスキルはいるらしい)が、ジン君のスキルはここに特別な神の加護と呼ばれているものがついていたそうで、人生に1度だけ望む人を呼ぶ事ができるものだったそう。

まあ、そんなこんなで、この悲惨な領地の助けとなるものを呼ぼうとなったらしいのだけど、具体的にどうしたらいいかと話し合いに話し合いを重ねて、異世界からの召喚でとにかくこのハルカスに豊かにしてくれるスキルの持ち主を呼び出す事に決定したそう(この世界では勇者や聖女など過去に異世界から召喚の歴史があるらしく)



そして、決まってから今いるこの5人は領主が[契約]のスキル、そして他3人は実はハルカスの重鎮達でそこそこ凄いスキルの持ち主で[帰還][守護][増幅]というものを持っていて、今回私を異世界から呼びなんと契約して欲しいとの事だった。





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