設定
設定:バハル自治区編完結時点
【あらすじ】
星聖エステレア皇国には『星詠み』と呼ばれる特殊な力を持つ者たちがいた。彼等は国の未来を詠い繁栄に貢献してきた。
ある時、星詠みが口を揃えて皇国の滅びと第一皇子の死を預言する。回避する手立てを詠えるのは異界より喚び出されるという星詠みただ一人。
異界の星詠みエイコは当初、複数の要因によってその力を扱えないでいた。
しかし人々との交流の中で覚醒、世界の平和の為に動き出す。
【用語】
・星
創造主。
愛し子である星詠みに、自らの記憶(未来)を指針として授ける。基本的に直接対話は不可能なため、謎に包まれた部分が多い。
エイコに何度も記憶を授け危機を逃れさせたり、行き先のヒントを与えた。
現在:エイコへ何かを伝えようとしている?
・星詠み
人より星と繋がりの深い状態で生まれる。
授かった記憶を<詠う>ことで人々に伝え、望む未来を目指す。ただし授かるタイミングも記憶も選べない。
エステレア皇国による保護対象だが、把握前に囲い悪用する者達が後を絶たず、劣悪な環境で利用される者も。
エステレアとエレヅで同時に召喚の儀を行い、エイコとレンを喚んだ。
現在:エレヅ城に囚われる者達がいる。
・異界の星詠み
エステレア皇室と星詠みによって召喚される異界人。
召喚の際に星と一時同化し、通常の星詠みより遥かに強い星との繋がりを持った状態で地上に降りる。
他の星詠みには出来ない『望む記憶』を詠える。
一般的な星術は使えないが、アザーを一網打尽にする属性『星』を使う。
現在:エイコ。訳あって公の場に出られなかったのを悪用され、開戦の理由にされた。
・アザー
世界中に棲まう異形の生物。
様々な姿を持つが、共通しているのは夜色の軀に表情のない白い仮面。人より強力な星術を放ち、人を襲う。
目がないので超音波で世界を捉えており、一定以上の周波数が流れると混乱して暴走する習性を持つ。
エレヅ皇室主導の元、国内の地下研究所で人とのキメラが研究されている。
現在: 各地で暴走が頻発。研究所の失敗作がアザー崇拝教に流れている?
【国、組織】
・星聖エステレア皇国
人類発祥の地と伝わり、世界で最初に生まれた国で最も星への信仰が深い。その影響か、星詠みという独自の星秘的な存在が生まれる。国と星の安寧の為の手掛かりとして預言を扱う。
国を挙げて星詠みの保護に努めるが、国内外から星詠みを悪用しようと企む者達に常に頭を悩まされている。
国の滅びを詠われ、救国の乙女として異界の星詠みを召喚した。
現在:エレヅと戦争中。
・大エレヅ帝国
エステレアに並ぶ大国。
歴史の深さ、星信仰の深さから他国より一目置かれるエステレアを疎ましく思っており、ここ数十年ずっと水面下で探り合う状態。自国こそが世界を統べるべきと考える。星詠みを打倒エステレアに利用しようと国主導で拐う。
元は自然豊かな恵みの多い地だったが、国中で謎の枯渇問題が起きている。
現在:エステレアと戦争中。
・バハル自治区
世界中のどの国にも肩入れしない中立を掲げる地区。エステレアとエレヅ間の島に位置する。
商業が盛んで、ちゃっかりした、したたかな区民性。
エステレアとエレヅの戦争がここへ飛び火した時、世界を巻き込んだ大戦になるとエイコにより詠われた。
・勇壮なる剣
アザー狩り専門の集団。
狩り自体は無償行為だが、存続の為に寄付は受け付けている。
構成員は主にアザーに恨みのある者で成り立っており、誰もがアザーに脅かされるこの世界では英雄扱い。
・アザー崇拝教
世界中から邪教扱いされる集団。
己の損得で行動しないアザーを純粋な存在と考え、アザーこそが王であるべきと各地でアザーの暴走を焚き付ける。その方法はアザーと人のキメラを使い、アザーが狂う周波数を発する。
現在:エステレアとエレヅの戦争のきっかけを工作。
【人物】
・星乃エイコ
またの名を野々咲エイコ。レンと取り違えられ、野々咲家で長女として育てられた。
星詠みとして召喚されるも、本当の自分(星乃エイコ)を受け入れていなかったこと、星詠みとしての自覚が足りなかったことから力を行使出来なかったが、紆余曲折を経て完全に覚醒した。
始めに陰謀に晒された所為で過剰に臆病になってしまったが、徐々に本来の姿を取り戻しつつある。
現在:ウラヌスと婚約中。戦争を止めるため、世界とウラヌスを救うため奔走する。
・野々咲レン
またの名を星乃レン。エイコと取り違えられ、裕福な星乃家の長女として育てられた。
後にその真実を知り、こっそり実家とエイコを見に行くも、今さら戻る気にならず、一人胸にしまっておくことにした。
エイコの紛い物としてエレヅに召喚され、エステレアにて星詠みとして迎えられたが、星詠みとしての役目は果たせないでいる。
現在:自らの出生の引け目から本物の<お姫様>に執着し、エイコを疎ましく思っている。
【人物✴︎エステレア皇国】
・ウラヌス
皇太子。
皇子という役割に対しストイックで、次期皇帝として期待されていたが、死を預言された。
己の死はともかく、国の滅びは何としても避けねばと考えエイコを見つけ出して保護する。そして救世の旅の最中で<安らぎ>を見出し、徐々に執着。
エイコの意思を尊重したい一方で束縛したい思いと、危険から遠ざけ甘やかしてやりたい一方で、救世の為に犠牲を強いなければならない立場に苦しんでいる。
現在:エイコと婚約中。彼女を傍で守れないもどかしさを抱えながらも、城にて戦争の対応に手を取られている。
・オージェ
ウラヌスの乳兄弟にして従者。
公の場以外では気怠げな話し方をする。
穏やかで優しいが、その実ウラヌスが全ての物事の最上位にくるため、彼の望みなら最終的には道徳から外れていても肯定してしまう危うさがある。
ウラヌスと共にエイコを保護。無自覚に乳兄弟を揺さぶるエイコと、拗れていくウラヌスを見守っているが傍観に近い。
現在:エイコと共に戦争を止めるため奔走中。
・シゼル
騎士爵の長女。
バハル自治区出身の母との混血で、母の実家はバハルで一二を争う豪商。
兄二人が武人として成長する過程で一緒に成長してしまい、自らも士官する。
物腰だけは周囲の努力によって令嬢としてたおやかに躾けられたが、言いたい事を言う性格はどうにもならず。おっとりした物言いがかえって鋭く聞こえる要因となってしまった。男に興味がなく、嫁に行く気がない。
保護されたエイコをエレヅまで迎えに行った後、旅に同行。同性故の厳しさで彼女を諌めながらも、同時に姉のようでもある。
現在:エイコと共に戦争を止めるため奔走中。
【人物✴︎バハル自治区】
・ノーヴ
投資家。
どこか人を食ったような本心の読みづらい男。
シゼルの母の実家で購入した星銃を扱う。これは星術の結晶を弾とする高級品。
ルジーにマオ討伐資金を強請られ断ったが、強引に連れ回される中でエイコを投資先に選び同行。エイコがウラヌスと再会して資金が不要になってからも出資はやめず、資金不足時に補填している。
キメラ化しかけた友人をエイコに救われ、恩を感じる。
現在:エイコと共に戦争を止めるため奔走中。
・ナルシス
ババル自治区議長。
お洒落好きで軽妙、どこか掴みどころがない人。ババルの損となりかねない事はしない主義。しかし実はスリル好きで、常に心浮き立つ出来事を探している。
停戦に向けて協力を頼んできたエイコを見極めるため、同行を申し出る。
現在:エイコ一行に同行、観察中。
【人物✴︎エレヅ帝国】
・大ローダー皇帝
エレヅ皇帝。
ローダーの名は代々第一皇子に引き継がれる。
傲慢な野心家。エレヅを世界の中心とするため、エステレアの情勢把握の為に多数の密偵を放つ。
エイコに亡き妻の面影を見て、欲する。
キメラ研究の主導者である上、息子の不在時に戦争準備を進めており、アザー崇拝教の工作を好機と捉え開戦。工作の事実は知らない。
現在:城にて戦争の指揮を執る。
・ローダー皇子
エレヅ皇太子。緋竜アドゥムに乗る。
父に似てやや傲慢、エレヅこそが至高と信じてやまない。しかし自国民からすると頼もしい次期皇帝。
エイコに亡き母の面影を見る。また、エレヅの為となれる誉れを拒み逃げる彼女に焦れ、高圧的な態度で追い続けた。その最中で徐々に己の価値観に疑問が生じたことによってエイコと和解。
現在: 城にて戦争の対応に手を取られている。暴走する父を止めたい。
・ルジー
元気で善良なエレヅ帝国民。
実家の宿屋が経営難のため、一旗挙げたくて剣を手に実家を飛び出した。狙うは高額賞金対象のアザーの王と呼ばれる<マオ>。その旅の資金源としてノーヴに目を付け、出資を乞う。
エステレアの町の外で一人倒れていたエイコを案じ、護衛役を買って出る。その後も同行しながらもマオの探索は諦めていない。
現在: エイコと共に戦争を止めるため奔走中。
・ラグマ
エレヅが密かに研究する人とアザーのキメラ。
常人ならざる星術を使うが、代償に命を削っている。従属性の植え付けに失敗しているので、主の命令を聞かず暴走することも。
ローダーに護衛として付けられたが、その扱いにくさから不要と判断され、研究所に返される。
そもそもが終身刑を喰らった粗暴で残虐な男。
・ヨランダ
エレヅ最高峰の研究機関、その研究員。
国民の生活を楽にする数々の発明により尊敬されている。しかし、裏では人とアザーのキメラを研究するマッドサイエンティスト。
艶美な女で男の視線を鷲掴みにするが、実は同性が好き。
・ワーキュリー
ローダー皇帝の亡き妻。皇子が幼い頃に病死。
エステレア現皇帝の妹(長女)で親善の為に嫁いだが、難病を発症。高度な治療を受けさせる為にエステレアに里帰りする話が浮上するも、皇帝はプライドと妻への執着心から拒否。
病死してしまい、二国の間には禍根が残った。
・ヤイロ
沼地の屋敷に住むノーヴの友人。
アザー崇拝教に実験体として娘を攫われ、教団を嗅ぎ回る中、囚われて半アザー化されたところで逃げ出した。
ほとんど自我を失った状態であったがエイコに救われ、娘の無事を願う。
【人物✴︎勇壮なる剣】
・フブラヴァ
バウシュカの右腕にしてピピンの師。ピピンを助けた張本人で慕われている。
・ベガ
特攻隊長。年若い少年だが強力な星術使い。
・ピピン
エレヅ人。アザーに故郷を襲われた際、勇壮なる剣が助けてくれた経験から入団。まだ幼い少女。
【人物✴︎アザー崇拝教】
・バウシュカ
豪快できっぷの良い男。恵まれた体格で大剣を扱う。
表の顔はアザー狩り傭兵団<勇壮なる剣>の団長。その正体はアザー教教祖。
現在:戦争を止めるため奔走するエイコの前に立ちはだかる。




